令和6年夏に決まっていた訪福の時には「絶対に行く!」と決めていた、赤坂にある元祖ラーメン長浜家(通称:家1)。このお店のルーツである元祖長浜屋(通称:ガンナガ)と、中洲川端にある全く同じ店名の元祖ラーメン長浜家(通称:家2)にはもう訪店済みなので、その間にある家1に未訪店の状態はなんとなく気分が落ち着かなかったというだけなのですが…
そのくだらない動機はさておき、ガンナガ系の他の2店舗にはない家1の大きなウリが「24時間営業」。週に1回だけお店の清掃のために閉店する時間帯がありますが、それ以外いつお店に行ってもラーメンが食べられるって、めっちゃありがたいですよね。そんなわけで、僕はこの家1に「1日の〆」としてのラーメンを食べに行きました。でも実際利用してみると、「噂で聞いていた話とはかなり違うなぁ」という印象を持つようになったんです…
元祖長浜屋や元祖ラーメン長浜家(中洲川端)とはちょっと違う…元祖ラーメン長浜家(赤坂)はこんなお店
僕がこの日赤坂の元祖ラーメン長浜家(家1)に到着したのは夜の10時頃。その時点で店頭には5人の先客が並んで入店待ちをしていました。「まあ、こんなもんかな…」と思って列の最後尾に並んだのですが、僕がラーメンを食べ終えて退店する頃にはパッと見で明らかに20人を超えるくらいの行列に…京都や大阪で深夜に長蛇の行列をつくるお店を僕はほとんど知らないので、この状況にはただただ驚きしかありませんでした。
そこから10分ほど待って店内へ入店。店内は素朴なレイアウトながらすごく清潔感があって明るく、数えたら客席はカウンター6脚を含めて全部で28席ありました。元祖長浜屋と同じく、テーブル席は当たり前のように相席です。
ただ、ラーメンの注文方法は他の2店舗と違います。家1では券売機が配置されていないので、注文は店員さんに直接伝えることになるのですが、僕が席に着いてもアイコンタクトで合図を送っても店員さんは来てくれません。席取りしてから自分で店員さんのところに歩いて行って注文を伝える形になったのですが、店員さんがまだ慣れていない人なのか、注文を通してもらうのにもちょっと苦労しましたね。注文を終えた後も、ちゃんと希望通りに通っているのか、ちょっと不安でした…
ガンナガ系ラーメン店で最後に残ったお店・元祖ラーメン長浜家(赤坂)で、あっさり系の「ナシヤワ」を注文してみたら…
さて、今回僕が元祖ラーメン長浜家(赤坂)で注文したのは、あっさり系の油なし・麺柔らかめのラーメン「ナシヤワ」。過去に家2では「そのまま」のラーメン、本当の長浜ラーメンの元祖であるガンナガでは「ベタナマ」を注文してきて、「今回はベタナマの反対をいってみよう!」という軽いノリで「ナシヤワ」を注文するに至りました。
注文してから待つこと約5分、目の前にラーメン「ナシヤワ」が運ばれてきたのですが…
このラーメンを一目見て、僕はかなりの違和感を感じたんです。もちろん「油なし」なのでスープに油は浮いていないのですが、「それにしてもスープが白すぎるなぁ」と感じていて…
実際にこのスープを一口飲んでみて、僕の違和感は当たっていました。このスープ、多分タレが入っていなかったんだと思います。確かに今回はあっさり系のラーメンを注文したんですが、あまりにもあっさりし過ぎ。「もしかしたらタレを入れるのを忘れてたんじゃないの?」という疑いすら頭の中をよぎりました。一口飲んですかさず…
卓上に置いてある小さなやかんを取って、タレをかなりの量注ぎ入れました。いやぁ、卓上にタレが置いてある店でよかったぁ。それにしても、本当にこの味が「ナシヤワ」のデフォルトなんでしょうか?事前に聞いた話では、「ガンナガ系の3店舗は、屋号は違ってもラーメンの作り方や味にほぼ変わりなし」ということだったと思うんですが…「油なし」で注文するとタレの量も減った状態で出てくるとか?そこに関しては、食べ終えた後もちょっと気になりますね。
一方、「ヤワ」でお願いした麺の方ですが、思っていたよりは柔らかくならなかったですね。もっちりしていて、中心に少しだけコシを感じる茹で加減。過去に元祖ラーメン長浜家(家2)で食べた「そのまま」の茹で加減よりは柔らかくなっていたので、おそらくちゃんと希望の茹で加減を聞いてもらえたんでしょう。個人的な好みに近い茹で加減になっていて、その意味では良かったですね。
トッピングの薄切り肉は、なぜかガンナガや家2の肉と比べてかなり塩分濃度が濃いめでした。そのまま食べると濃いめの塩分が少し辛いので、スープに肉を浸して塩分を洗い流してから食べました。
こんな感じで元祖ラーメン長浜家(赤坂)のラーメンを食べてみて、僕個人的には正直違和感ばかりでしたね。確か、「ガンナガ、家1、家2の3店舗は作り方も味もほぼ一緒」って聞いていたんですけどね…今回たまたま味が大きくブレただけなのかもしれませんが、正直今回のラーメンは他の2店舗とは別物くらいに感じました。「どちらが美味い or まずい」の問題は個人の好みの違いがあるのでここでどうこう言うつもりはないのですが、今後ガンナガ系のお店であっさり系のラーメンを注文する時には少し注意しておくほうがいいかもしれません。
元祖ラーメン長浜家(赤坂)のメニュー一覧(値段は税込)
- ラーメン 550円
- 替玉 100円
- 替肉 100円
- 焼酎 200円
- 酒 350円
- 瓶ビール 500円
店内でお土産用のラーメンを販売してます…元祖ラーメン長浜家(赤坂)へのアクセスは、最寄り駅の福岡市地下鉄空港線・赤坂駅から徒歩9分
そんな元祖ラーメン長浜家(赤坂)では、店内でお土産用のラーメンを販売しています…
3食分の半生麺タイプの箱入りラーメンが1箱税込1500円。今のところ元祖長浜屋や中洲川端の元祖ラーメン長浜家ではこのようなサービスをしていないので、ガンナガ系のラーメンをお土産として買って帰りたければ、行くのはこのお店一択です。僕がお店でラーメンをすすっている間にも、このラーメンをまとめ買いしていく人がいました(僕もこってり系のリクエストをしていれば、きっと期待通りのラーメンをたべられたんでしょうね)。ラーメン好きの人に対しては良いお土産になると思うので、ラーメンを食べた帰りに購入を検討してみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です…
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