豚ゴリラと聞くと漫画「キテレツ大百科」に出てきたキャラクター・ブタゴリラを連想する人もいると思いますが、今回ご紹介するブタゴリラとは京都にあるトンカツ専門店・とんかつ豚ゴリラのこと。2008年4月の創業以来ずっと地域密着の店として営業を始めてもうすぐ15年、今では駅近でもないのに毎日多くのお客さんを集め、京都のとんかつランキングでも上位をキープし続ける人気店となりました。
そのとんかつ専門店・豚ゴリラの数あるメニューの中にある、満足指数120%を謳う「豚ゴリスペシャル」なるメニューがどんなものか試してみたくなって、とある日曜日の夜に丸太町七本松にあるお店を訪問。店名からしてガッツリ系を連想させるとんかつ屋で、さらに満足指数120%を掲げるメニューって、一体どんな感じなんでしょうね…
意外にもお店はカフェ風の雰囲気…とんかつ豚ゴリラ 本店はこんなお店
僕がとんかつ豚ゴリラ 本店に到着したのは、ラストオーダーが差し迫ってきた夜の8:50頃。豚とゴリラのコミカルな看板が目印のお店に入ると、店名から受ける男前なイメージとは違ってレンガ調のポップで明るい空間が待っていました。
店内にはカウンター席、テーブル席、座敷席とさまざまなニーズに応えられる客席が用意されていて、総席数は食べログ情報で32席。閉店時間も見えてきた時間帯にも関わらず、学生風の若者を中心に半分近くの席が埋まっていました。そこで働く店員さんも、この日を見る限り比較的若い人が多い印象。店名にある「ゴリラ」っぽい人はいなかったし、接客も自然な感じでゆっくり寛げました。
とんかつ豚ゴリラのメニュー:一般的なとんかつ屋と比べてもリーズナブルな値段設定…お持ち帰りにも対応していて使い勝手神レベル
そんなとんかつ豚ゴリラのメニューは…
こんな感じで、一般的なとんかつ屋と比較してもリーズナブルなくらいのお値段に設定されています。正直、ヒレカツ240gで辛うじて2000円超えという価格には驚きましたね。しかも単品のお値段じゃなく、ちゃんとご飯や味噌汁、キャベツがついてきます。
そして、これらのメニューの多くはお持ち帰りも可能。テイクアウト用は店内での飲食より若干価格も安く設定されています。テイクアウトなら定食だけじゃなく、おかずだけの単品注文も可能ですし、できるだけ安く済ませたい時は家でご飯を炊いて単品注文にするのも一つの選択肢ではないでしょうか。事前にお店に電話をしておけば希望の時間に用意してくれますし、近くに住む方にとっては使い勝手神レベルのお店のように感じますね。
とんかつ豚ゴリラ 本店のメニュー例(値段は税込)
- 京丹波産 高原豚かつ膳 2000円
- ヒレかつ膳240g 2040円
- ロースかつ膳160g 1490円
- 青しそミンチかつ膳 1050円
- ソースかつ丼DX 1000円
- チキンかつ膳 950円
- お子様膳 630円
豚ゴリスペシャル:とんかつ豚ゴリラが誇る一番人気メニューで本当に満足できるのか?検証してみた
それでは今回のターゲット、とんかつ豚ゴリラの誇る満足指数120%の一番人気メニュー・豚ゴリスペシャルをご紹介しましょう。画像はこちら…
目の前に現れた豚ゴリスペシャルはこんな感じ。大皿には大きなエビフライが1尾に鶏胸肉のチキンカツとメンチカツが1つずつ。ご飯と味噌汁、キャベツ付きで、ご飯は麦飯か、八代目儀兵衛提供のお米を炊いた白ごはんのどちらかを選択できます。ちなみにカツに合わせる調味料は自家製とんかつソースとおろしポン酢の2種類で、一応注文の時にどちらかを選択するのですが、これらはテーブルに備え付けで置いてあるので、最終的にはどちらの味も楽しむことができますのでご安心を。
まずは鶏胸肉のチキンカツから食べてみましょうか…衣はザクッと粗めのパン粉を使っているのですが、全体的に軽やかに揚がっていて、食べづらさを感じずにサクサク食感を楽しめます。中は胸肉なのでさっぱりしているのですが、赤ワインと果物の風味が豊かな甘口とんかつソースをかけることで、フルーティーかつ味わい深くいただけるようになります。
エビフライもそれなりに身がしっかりあって食べ応えがあったのですが、3種類のカツの中で僕が一番気に入ったのがこのメンチカツ。この断面で伝わるかなぁ?中がふわっとしていてエアリーなんですよ。元々一口サイズにカットしてくれているので、断面から肉汁ドバドバ…というわけではないのですが、ミンチ肉も軽いながらしっかり旨味が残っていて、その中から紫蘇の清涼感ある香りがふわりと鼻に漂ってきます。これなら僕、ソースで味付けしなくても食べられますね。この次に訪店することがあれば、次は青しそミンチかつ膳にして、このメンチカツを思う存分味わってみようかなぁ…
さて、ここまでおかずの方を中心にご紹介してきましたが、大事な情報をまだお伝えできてなかったですよね?今まで気になっていたあなた、どうかご安心を。この豚ゴリスペシャルも、他のとんかつメニューと同様ごはんお代わり自由です(味噌汁とキャベツも)。しかも、麦ごはんも白ごはんも、おかわりするごとに任意にどちらかを選べます。「外硬内軟」とまではいかないまでも、しっかり粒が立ってもちもちのお米は、さすが八代目儀兵衛選別のお米。これがおかわり自由なのですから、カツとは別にご飯だけでもガッツリいきたくなっちゃいますよね。
こんな感じのとんかつ豚ゴリラの豚ゴリスペシャル、いわゆる「豚カツ」ではなかったけれど、実際に試してみて僕も満足できました。別に白いトンカツでもなければ、高級食材を使っているわけでもないのですが、一般目線で質・量ともに気になるところがほぼありません。ちょっと豪華なラーメンと同じくらいのお値段でこの内容ですからね…もし僕が近くに住む学生か若手サラリーマンの立場なら、最低でも週に1回ペースで通うのではないでしょうか。
本店の他に新京極六角店や太秦太子道店も…とんかつ豚ゴリラ本店へのアクセスは、最寄り駅のJR山陰本線・二条駅から徒歩12分
そんな京都のとんかつ人気店・豚ゴリラは、丸太町七本松の本店の他に新京極六角店や太秦太子道店も運営しています。どの店舗でも定食価格で、お腹いっぱいになるまでご飯を食べられます。もちろん、ガッツリ男子だけでなく女性や子供連れでも大丈夫。とにかくお腹に詰め込みたい気分になった時、近くに豚ゴリラがあったらぜひチェックしてみてください
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
とんかつ豚ゴリラ 本店 5点満点中
住所:京都府京都市中京区聚楽廻西町181−5 サンマンション丸太町1F
電話番号:075-812-7757
営業時間:11:00-21:00 LO
定休日:無休(年末年始を除く)
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:可(PayPayにも対応)
JR山陰本線・円町駅からも徒歩12分で行けます。
P.S. 京都で美味しいとんかつをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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