日本で抹茶の産地として有名な京都府宇治市。その宇治市で江戸時代から170年以上も続いている老舗の茶商と聞けば、そこで売られている抹茶の品質に文句をつける人はいないんじゃないでしょうか?しかも、ただ長く営業を続けているだけじゃなく、より気軽に抹茶を楽しめるようにカジュアルなカフェを併設したりして…抹茶好きなら、そのお店・中村藤吉 本店で抹茶スイーツを試さない理由はないですよね?というわけで…
平日の昼なのにとんでもない長さの待ち時間が…中村藤吉 本店の気になる混雑具合はどのくらい?
僕が中村藤吉 本店を訪れたのは、とある平日の12:15分ころ。お店の前に到着すると、立派な門構えの建物から数人のお客さんが出てくるところで、行列もないし「ラッキー!」と思って入店したんですよね。でも、この時の僕の考えは甘すぎました。中に入ったところに整理券発行機が置いてあって、なんと画面に記載されていたのは「87組待ち」という恐ろしい数字。87名じゃなくて87組…もちろん、僕のようなぼっち客もいるはずですが、2人組、3人組、4人組とグループで来店しているお客さんが多いわけで、おそらくこの時で200人近いお客さんが入店待ちをしていたものと想像できます。

この数字を見て頭がクラクラしてきましたが、仕方ないので整理券を発行してひたすら待つことにしました。中村藤吉 本店は店内入ってすぐのところに抹茶やスイーツなどを売っている売店があって、樹齢約250年の見事な宝来舟松が聳え立つ中庭を挟んで奥にカフェという構造になっています。で、この宝来舟松を眺められるようにベンチが配置されていて、待ち時間を中庭でゆったり過ごしているお客さんが多かったです。入店待ちのお客さんに対して時々無料のお茶のサービスを届けてくれることもあって、店内で待つのもそれほど苦ではなかったのですが、平日の昼間にも関わらず入店まで2時間20分ととんでもない長さの待ち時間だったのは、はっきり言って想定外だったなぁ…
清涼感が段違い…中村藤吉 本店の名物メニュー・まるとパフェ、実際試してみてどうだった?
それでは、この日の僕が中村藤吉 本店で注文した名物メニューのまるとパフェ【抹茶】(お値段税込2180円)をご紹介しましょう。注文してから待つこと約15分、目の前に運ばれてきたまるとパフェはこんな感じ…

キンキンに冷えた竹筒の中の抹茶スイーツに、「◯と十」が綺麗に描かれています。この「◯と十」で「まると」と読むのですが、これが創業当時から受け継がれてきた中村家の家紋なんだとか。

まあ、そんなウンチクはさておき、実食へとまいりましょうか。このまるとパフェには…
- 抹茶「鮮雲の白」
- 抹茶アイスクリーム
- レモンジャム
- 生茶ゼリィ「抹茶」
- まるとパフェ用特製クリーム
- 抹茶シフォン
- おこし種
- ベリー
- 白玉
- 大納言小豆
- 抹茶ソフトクリーム
の合計11種類の具材が入っていて、最初はクリームとシフォンでふんわりした食感から始まり、奥に進むにつれておこし種のサクサク食感、白玉の弾力、レモンジャムの酸味などがat randomにやってきます。この一口ごとに味が変わる一期一会的な感覚がパフェの醍醐味ではありますが、それにしても抹茶とレモン、そして全体がキンキンに冷えているのもあって、清涼感が段違いです。全体的に甘さ控えめなところも僕は好きですね。あと、この竹の器、見た目以上に容量があるんですよ。なのでこのパフェ、完食すると想像以上にお腹が膨れます。

でも、実はこのまるとパフェよりも好きだったのが、ウェルカムティーとして出してくれた水出し煎茶。これ、透明感がものすごいんです。その中で煎茶の苦味とコクがじんわりと広がっていって、何の抵抗もなく身体にスーッと入っていく感じ。「なんで専門店で淹れるお茶って、自宅で淹れるものとこんなに違うんだろう?」って、いつもながら思います。正直、これを無料で出してくれるなら、追加でドリンクを注文する必要はないですね。
こんな感じで、中村藤吉 本店で30分…いや、待ち時間を含めたら3時間くらい過ごしてお店を退店。いや〜、平日の真っ昼間でこんなに待たされるとは正直思いませんでした。カフェの内容自体に不満はありませんが、ここまで待ってでも利用する価値があるかと言われたら…って感じです。近くに伊藤久右衛門や辻利兵衛といった、同じく老舗の茶店が徒歩圏内にあるので、あまりに混雑している時は別の店で抹茶スイーツを楽しむのも一つの考え方だと思います。
中村藤吉 本店のその他のメニュー例(値段は税込)
- まると氷【抹茶】 2380円
- 手摘みてん茶の夏茶蕎麦 単品1980円
- 宇治きん氷【抹茶】 1980円
- 宇治てん茶を楽しむきつね茶蕎麦【ZARU or KAKE】 単品1880円
- 生茶ゼリイ【抹茶 or ほうじ茶】 1800円
- 宇治きん冷やしぜんざい【抹茶 or ほうじ茶】 1800円
- 宇治てん茶を楽しむ生茶蕎麦【ZARU or KAKE】 単品1880円
挽き茶体験もできます…中村藤吉 本店へのアクセスは、最寄り駅のJR奈良線・宇治駅から徒歩2分
そんな中村藤吉 本店では、茶葉を石臼で細かく挽く「挽き茶体験」ができます。抹茶を飲むだけなら京都ではあらゆる場所で体験できますが、創業170年超の老舗で抹茶を作るところから始めてお茶を点てて飲む一連の流れを体験できるなんて、人生でなかなか訪れないチャンスじゃないでしょうか?日本人なら、日本の文化の1つとして、教養の1つとして体験しておく価値はめっちゃあると僕は思います。こんな滅多にない機会、外国人旅行者だけにやらせておくのはすごくもったいないですよ!
それでは、お店の詳細です…

中村藤吉 本店 5点満点中
総席数:70席(うちテラス席12席あり)
住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治壱番10
電話番号:0774-22-7800
営業時間:10:00-17:30
定休日:元日のみ
駐車場:16台分あり
クレジットカード決済:可(PayPayにも対応)
P.S. 京都で居心地の良いカフェをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…


コメントを残す