鶴武者。
なんともいかつい名前ですが、実はとっても優しい…そんなギャップのある人気ラーメン店が、京都の西院駅近くにあります。佰食屋や食堂 肉左衛門などの注目点と同じエリアに店を構えるこのお店。食べログのベストラーメン2014に選出されたという歴史もあり、京都ラーメンの人気店として多くのラーメンマニアを魅きつけています…
らーめん鶴武者|優しいラーメンを作らせたら天下一品!全メニュー家族全員安心して食べられる、完全無化調の鶏白湯ラーメン
いかつい点滅の由来は「家族全員でつるつるむしゃむしゃ楽しく食べられる安心・安全なラーメンを作りたい」という店主の思いから付けられたとか。らーめん鶴武者は、カウンター席が10席程度の小さなラーメン屋です。入り口の左手に自家製麺の製麺スペースがあり、選び抜かれた国産小麦だけを使って毎日気温と湿度に合わせて製麺した自家製麺をウリにしています。
そんな自家製麺を使った鶴武者のラーメンは、
- 丸鶏、鶏ガラ、豚骨、野菜を煮込んだ鶏白湯スープの「らーめん」
- らーめんと同じ鶏白湯に乾物でとった魚介スープを加えた「和風らーめん」
- もちもちした太い麺を魚介系のつけだれで食す「つけ麺」
の3種類が基本メニュー。もちろんすべて無化調。これらに脂身の少ない自家製レアチャーシューをぎっしりと並べたちゃーしゅーめんが人気で、特に火曜日と土曜日の夜には限定30食、オーブンから出したばかりの出来たて窯出しチャーシューがたっぷりのった「窯出しちゃーしゅー麺(お値段1080円)」もかなりの高評判です。
残念ながら月曜日の夜に店を訪れた僕は窯出しちゃーしゅー麺にはありつけず、ノーマル版のちゃーしゅーめん(1050円)に煮卵のトッピング(+100円)をつけてオーダーすることにしました。
ちゃーしゅーめん:ピンク色の断面が美しいレアチャーシューはやっぱりおすすめ…鶏白湯に魚介の風味を足したスープはあっさりヘルシーな味
注文して約5分、ちゃーしゅーめんが運ばれてきたのですが、一瞬でレアチャーシューの美しさに惚れ惚れしてしまいました…
器の周囲に丁寧に並べられた7枚のレアチャーシュー。外に出ているところは美しいピンク色で、スープに浸かっているところは熱で変色が始まっています。
1枚口にすると、レアのところは柔らかく、少し熱の入ったところはスープの味も吸ってしっとりまろやかな味に変化しています。脂っこさは全然なく、肉の旨味
がギュッと閉じ込められていています。こんな上質なチャーシューが7枚も楽しめるとは…ちゃーしゅーめん、おすすめです。
続いてスープを一口…スープはさらさらあっさり系で、口当たりよく後を引かずに喉元を通り過ぎます。鶏白湯とは言いながら豚骨風味もあり、野菜の甘さもあり、あさりの風味もあり…と、かなり複雑な構成ですが、全然脂っこさや臭みがなくヘルシーな印象を受けます。
これに対する麺は中太の手もみちぢれ麺。しっかりスープを口元まで運んでくれるだけではなく、機械的ではない不規則なちぢれがプリッとした独特の食感を形成しています。ここでしか食べられない、珍しいタイプの麺ですね。スープもチャーシューも総じて、オリジナリティーあふれるレベルの高いラーメンだと感じました。リピート確定です。
ドゥーブル担々麺:特製鶏白湯スープをベースとした、鶴武者らしさを存分に発揮した一杯
鶴武者への2回目の訪問は、夏が終わりに差しかかった9月某日のランチタイム。そろそろ夏の限定メニューが終わりに差し掛かる頃です。ラーメン屋における夏の限定メニューの定番は担々麺。鶴武者でもこの例に漏れず、季節限定の「ドゥーブル担々麺(お値段 900円)」を提供しています。
ドゥーブル担々麺のドゥーブルとは、フランス語で「二倍」の意味。何が二倍かというと、一杯で2種類の味付けが楽しめる、という意味です。
店内の説明文によると、まずは鶴武者独自の鶏白湯スープをベースに豆板醤、練りゴマ、オイスターソースでコクと甘みを効かせた担々麺が出てきます。ある程度食べ進めたところで、韓国産一味唐辛子を使った自家製ラー油を回しがけすることにより、辛さとゴマの風味がさらに引き立った担々麺が楽しめるようです。
そんなドゥーブル担々麺が、注文の約10分後に着丼となりました。目の前に置かれた器から練りゴマの香りが立ちこめています…
まずはスープを一口…わずかに豆板醤の辛味を感じるものの、全体的には鶴武者の鶏白湯をベースにしたマイルドなスープです。ほんのり甘く、後をひかない喉越しの良いスープ。プラス、プリプリした食感の鶴武者オリジナル手もみちぢれ麺。いやいや、マイルドなラーメンを作らせたら、鶴武者は天下一品ですね。
さて、本来なら半分くらい食べたところでラー油を掛け回して、ドゥーブル担々麺のもう1つの味を堪能…となるのですが、この日はそのまま完食してしまいました。周りにラー油が見当たらなかったんですよね。店員さんに尋ねればよかったのですが、この日に限り「まぁ、いいや!」となってしまって…そんなわけで、ちょっと心残りはありますが、マイルドなままでも十分鶴武者らしさが発揮されていたと思います。
鶴武者のらーめんはウーバーイーツ(Uber Eats)にも対応!Uberのアカウントを持っていれば、絶品京都ラーメンが出前で食べられます
ところで話は変わりますが、ウーバーイーツ(Uber Eats)ってご存知ですか?僕も鶴武者のことを調べるまで全く知らなかったのですが…一言で言えばタクシーのUberの料理版で、レストランで作った食事を一般人の配達パートナーがご自宅まで届けてくれるサービスがあるのです。
そして、なんと鶴武者はこのウーバーイーツに登録されています。ということは、配達エリア内ならご自宅や職場で鶴武者のラーメンを食べることができるのです。世の中の変化って、本当に激しいですね。もしチャンスがあるならウーバーイーツでの出前を試してみてはいかがでしょうか。
店名の通り「つるつるむしゃむしゃ」いかがですか?らーめん鶴武者へのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・西院駅から徒歩6分
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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