新鮮な刺身が丼一杯に盛られた海鮮丼…その吸引力は時に超高級ステーキをも凌駕します。今回ご紹介するつじ半は、ぜいたく丼と名付けたオリジナルの海鮮丼で連日長蛇の行列をつくると評判のお店です。そのぜいたく丼、どのくらいの破壊力があるのか気になって、東京まで行ってしまいました…
つじ半 日本橋店|丼から迫り上がる海鮮のタワー…ぜいたく丼一品で長蛇の行列を作る海鮮丼専門店
お店の方に歩いて行くと、何やらそれらしい行列が…20人以上は待っているでしょうか。時間は14時を軽く過ぎて、もうすぐ14時半になろうとしています。昼ごはん時はとっくに過ぎているのに…恐ろしいほどの人気ですね。
この状態から、入店できるまで1時間20分ほどかかりました。正直、お客さんの回転は悪いです。待ち時間中に何か暇つぶしできるものがあればいいかもしれません。並んでいるお客さん用にお店からお茶が用意されているので、それを飲みながら気長に待ちましょう。
入店待ちの間に、つじ半のメニューをご紹介。つじ半は「ぜいたく丼」という名の海鮮丼で有名なお店です。というか、メニューはぜいたく丼しかありません。このぜいたく丼には松・竹・梅プラス特上の4種類のランクがあり、ランクに応じて使われる具材がリッチになっていきます。
ぜいたく丼特上:かに・うに・いくら増量のつじ半最上級メニュー。さて、その破壊力は…
このメニューで僕の目を引いたのがぜいたく丼(特上)。何が?って、お値段が松の2000円から一気1600円upの3600円!メニューには「かに・うに・いくら増量」とありますが、その1600円でどれだけぜいたくになるのか、興味津々…ということで、注文を取りに来た店員さんに迷わず特上をお願いしました。
さて、15:30をまわってしばらくしたところで順番がやって来ました。店内は調理場を囲むようにしてカウンター席が12脚。席に着くとすでに「鯛の刺身のごまだれ和え」が用意されているので、それをつまみながら着丼を待ちます。
ただ、この刺身を全部食べてはいけません。その理由は…
ぜいたく丼を食べ終えた後に、この刺身を使って鯛茶漬けも楽しむことができるから。お腹が空いている時に目の前にニンジンをぶら下げられてある意味過酷な試練ですが、その試練を耐え抜いた人だけが〆の鯛茶漬けにありつけるのです。とは言え、鯛の切り身なしのお茶漬けでもいいのなら、それでもいいんですけどね…僕は1切れだけ口にして、残りをお茶漬け用に残しておきました。
席に着いて5分ほど待ったでしょうか。ぜいたく丼(特上)が着丼。画像はこちら…
正直、想像とは大きく違いました。中央にはマグロやイカなどの具材を混ぜ合わせたタネのタワー。その頂上には大きめのうにが1粒横たわっています。一方、タワーの最下層には一面にいくらが敷き詰められ、うにがもう一粒添えられています。
でも、周りの人の梅や竹と見比べて、正直それらと2000円超の金額差をつけられるほどの大きな違いが感じられないのです。う〜ん、残念…
タワー全体に黄身醤油をかけまわし、タワーをつぶしていただきます。
いくらたっぷりの海鮮丼…味については全く文句ないのですが、梅や竹と比較するとお得感が得られないというか…
丼を空にして、大将に新しくご飯と鯛出汁をお願いします。残しておいた鯛の切り身をトッピングして、鯛茶漬けの出来上がり。
スープが白濁するまで鯛のアラをじっくり煮込んだ鯛出汁は、さすがに濃厚。でも…率直な感想として「梅でいいんじゃないの?」という感じです(というか、梅なら逆にかなりの満足感を得られるのではないでしょうか)。
追記:新型コロナの影響でつじ半もお持ち帰りに対応開始…ぜいたく丼特上との比較のため梅を食べに行くの巻
前回特上を食べた時の僕の疑問を検証すべく、新型コロナの緊急事態宣言が解除になった後のある日、つじ半日本橋店を再訪しました。時刻はお昼ちょっと前の11:30。さすがの人気店ですね。以前ほどの行列ではないものの、お店の前はこんな感じでした…
そして新型コロナの影響で、以前にはなかったはずのこんなサービスが…
ついにつじ半もテイクアウトに対応するようになりました。お持ち帰りなら行列に並ぶ時間を短縮できる?かどうかはわかりませんが、近くで働くビジネスマンにはありがたいかもしれません。
それはさておき、ぜいたく丼の梅はこんな感じ…
そりゃあ、値段が3倍以上もする特上と具材の豪華さで勝負できるわけありません。でも、具材の山を崩せば丼の表面を覆い尽くすくらいのボリュームはあるのです。
いくらにえび、カニなどをミックスした海鮮のタワーに卵黄醤油を回しがけして、山を崩してご飯と一緒に口の中へ…うにが入っていなくたって、これだけで十分幸せを感じられるはずです。
そして、もちろん完食後の鯛だし茶漬けも食べられます。これでお値段がたったの1100円ですから、海鮮丼を食べたくなってつじ半を候補から外すのは、かなりの精神的苦痛を伴うことでしょう。
コスパの高い海鮮丼を食べるなら…つじ半 日本橋店(本店)へのアクセスは、最寄り駅のJR東京駅から徒歩5分
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
日本橋海鮮丼 つじ半 日本橋本店 (海鮮丼 / 日本橋駅、東京駅、京橋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋3丁目1−15 久栄ビル 1F
電話番号:03-6262-0823
営業時間:ランチ 11:00-15:00、ディナー 17:00-21:00(土日は通し営業)
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
P.S. 東京で美味しい和食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
P.P.S. つじ半の近くには、こんなお店もありますよ…
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