台北から花蓮への観光は台北ー羅東のバス利用が圧倒的に便利

By 大堀 僚介

2018年2月の大地震…報道で映し出される、大きく傾いてしまった現地のホテル。日本からも、復興支援のために多くの寄付金が送られました。

台北から花蓮へ1泊2日の観光…地震の影響なく普通に旅行できます

それから半年。花蓮はどうなっているのだろう?ちょうど秋に台北に行く予定のあった僕は、花蓮のことが気になりだしました。

災害発生時は多くの支援が受けられるけど、ほとぼりが冷めてしまうとみんな忘れてしまう。被災地が本当に困るのはそれからだ…

そんな話も聞きます。ならば今度行ってみたらいいんじゃないか。今まで行ったことのない場所だし、そこでお金を使ってくれば花蓮のためにもなるんじゃないか。そう思って、3泊4日の台湾滞在中に花蓮に行くことを決めたのでした。

台北から花蓮市へのアクセスはバス→鉄道への乗り換えが便利

花蓮市は台湾東部随一の観光地。その中で最も有名なのが太魯閣渓谷(タロコ渓谷)です。僕もここに行きたかったのですが、スケジュールを考えるとかなり厳しい感じです。まあ、太魯閣渓谷へは台北から日帰りツアーもやってるし、今回はいいや!と諦めて、普通に花蓮を目指すこととします。

じゃあ、どうやって台北から花蓮に行くか…行き方を調べてみると、飛行機は高いし、台北から花蓮空港までの便が少なすぎて不便。鉄道だと台北ー花蓮は特急列車で2時間ちょっと。特急券は2週間前からオンラインで予約できるそうな。日本語表記もあるので、日本からの予約も安心…とページを開くと、2週間前のその日の朝9時にはすでに満席でsold out!なんでも、中国大陸からの旅行者向けのツアーのために、旅行会社が多くの席を押さえてしまうらしいのです。

台北ー羅東はバスで、羅東ー花蓮は特急電車で

仕方なく、花蓮へはバスを使って移動することにしました。とは言っても台北ー花蓮のバスがあるわけではなく、台北から羅東という街へバスで行き、そこで鉄道に乗り換えて花蓮に向かうというルートです。

台北駅前という絶好のロケーションながら、とっても格安で(1泊1780元→1元4円で計算して1泊約7120円)泊まれるTaipei H Imperial Hotelを朝7時過ぎにチェックアウト。台北駅の北側に向かって歩きます。台北駅のすぐ北側に大きなバスターミナルがあり、ここから羅東行きのバスが約15分おきに出ています(時刻表を見ると、朝5時にはもうバスが出ているようですね)。

台北駅東口から見える台北バスターミナル

台北ー羅東までは、渋滞がなければバスで1時間ちょっと。バス停の目の前が羅東駅なので、道に迷うことはありません。台北発ではチケット確保は困難でしたが、羅東まで行くと特急列車の空席が簡単に取れるようになります。多くのお客さんは羅東の手前の宜蘭あたりで降りてしまうようですね。そんなわけで、羅東ー花蓮への約1時間の移動も快適に過ごせます。

林田神社への行き方:鳳林駅からはタクシーがおすすめ

でも僕は、花蓮で降りる前にちょっと寄り道をしました。花蓮を通り過ぎて30分ほど南へ行ったところにある鳳林へ。はっきり言って何もないド田舎ですが、ここには日本統治時代に建てられ、今は地元の台湾人が管理してくれている林田神社というものがあるのです。

1915年(大正4年)に建てられたという林田神社。戦後日本人が台湾を離れると急速に荒廃し、その後台湾の政権を握った国民党の政策により、日本統治時代の神社遺跡の多くが破壊されてしまいました。

この林田神社も、つい数年前まで破壊されたまま放置されていたのですが、2012年に地元の方々が林田神社修復のために立ち上がり、鳥居などが綺麗に修復されて現在に至ります。台湾の方がここまでしてくださるのですから、日本人としてはお参りしないわけにはいきません。

林田神社鳥居

鳳林駅から林田神社までは、手持ちの地図によると3kmちょっと…気合を入れれば歩けなくもないですが、ちょっとしんどい距離。でも駅にはタクシーが数台とまっているので、荷物を抱えていてもラクラク神社まで行って来れます。タクシー代の目安は往復で200元ちょっと。メーターを見ると215元になっていたのですが、15元おまけしてくれました。

いよいよ花蓮へ…大地震の影響は全くないので是非行ってみて!

鳳林から鉄道で北上して花蓮駅へ。さすがに観光客が多い地域だけあって、駅前にはタクシーの客引きが10人ほど待機しています。とはいえ、インドなんかと違ってそれほど猛烈なアプローチはされません。「いらない」と断れば、すぐに手を引いてくれますのでご安心を。

さてさて、僕も例にもれず数人の客引きから声をかけられます。中国語はほとんど話せないので、身振りで断りながら駅を出る僕。そんな中…

日本の方ですか?

日本語で声をかけられて、思わず声の方向を振り向きます。振り向いた先には熟年の女性が。

私、タクシーの運転手です。

ここでちょっと話はそれますが、海外旅行ではなれなれしく(特に日本語で)声をかけてくる人に絶対に近づいてはいけません!これは海外旅行の鉄則です。こうした人たちは、あなたをダマそうとしている悪い輩である確率が非常に高いからです。

でも僕個人的には、台湾はこの鉄板ルールの例外です。100%とは言えませんが、99.9%の人は親切心から声をかけてくれていると思っています(もちろん、あなたがこのルールを適用してなんらかの被害を被っても、それに対して一切の責任は持てません)。そんなわけで、僕はこの人の話を聞いてみることにしたのですが、やっぱりいい人でした。

タロコ渓谷や七星潭(チーシンタン)ビーチへの日帰りツアーは現地申し込みでも大丈夫

この人は日本人のご主人と2人で、旅行者向けの民宿を運営している郭 雪夙さん。ご主人は日本人ガイドとしてオプショナルツアーの引率、ご本人はタクシーの運転手をしながら、民宿への客引きや現地ツアーの案内をしているのだとか。

ちなみに太魯閣渓谷へは、タクシーチャーターで2000元くらいで連れて行ってくれるみたいです。わざわざ事前にツアーの予約をしなくても、当日の天気をみてからの申し込みでも大丈夫そうです。台北発の日帰りツアーがだいたい4000元ちょっとしますので、労力をいとわなければこちらの方がお得ですね。

もしあなたがゲストハウスのような安宿での宿泊をご希望なら、この民宿はおすすめできるかもしれません。また、もしかしたら何らかのトラブルで郭さんの助けが必要になるかもしれません。いただいた連絡先を載せておきますので、必要な方は直接連絡をとってみてください。

馨憶精緻民宿
住所:花蓮市南京街218號
電話番号:(+886) 03-8358767
FAX:(+886) 03-8357256
携帯電話:(+886) 0933-905747、0933-484226
Eメール:xinyi.kuo@msa.hinet.net

馨憶民宿の連絡先

花蓮空港近くの海沿い高級リゾートホテル「福容大飯店」でのんびり休憩

この日の宿は、市街地から少し離れたところにある高級リゾートホテル「福容大飯店」(朝食付きで1泊3872元)。郭さんにお願いして、ホテルまで運んでもらいます。花蓮駅から車で約20分(タクシー代250元)。花蓮空港からだと車で約10分。ホテルから無料シャトルバスがありますが、運行スケジュールは直接ホテルにお尋ねください。

お部屋はこんな感じ。ベランダの向こうに太平洋が見えますので、天気が良ければ海越しの朝日が拝めます。浴室・洗面所のスペースも広く快適ですが、ホテルの3階に日本の温泉旅館みたいな大(?)浴場があるので、そちらも利用可です。

ベランダから太平洋が見える福容大飯店のお部屋

花蓮には太魯閣渓谷の他にも阿美文化村、七星潭ビーチなど多くの観光スポットがあるのですが、市街地から少し離れている上に天気も良くないので、この日は無理な観光をやめて、夜までホテルで休憩することにしました。

このホテルからは駅や市街地までの無料シャトルバスの他、各観光名所をめぐる半日ツアーにも申し込めます(行き先やスケジュールは直接ホテル側とご相談ください)。ホテルの周りには何もないので散歩には不向きですが、市内観光には全く困ることがなさそうです。ちなみにこのホテル、1Fレストランでの朝食バイキングはなかなかの好評ですよ。

それでは、ホテルの詳細です。

福容大飯店(花蓮) [star rate=”4.5″]
住所:花蓮市民生路51號
電話番号:(+886) 03-823-9988
FAX:(+886) 03-823-0077
Eメール:hl@fullon-hotels.com.tw

花蓮最大の夜市「東大門夜市」でB級グルメを食べ尽くす!

東大門夜市は2015年に開設の、花蓮で最大規模を誇る夜市です。東京ドーム約2個分の広大な敷地に、自強夜市、原住民一條街、各省一條街、福町夜市の4つの夜市が収められています。

花蓮の東大門夜市入り口

この夜市は台北の夜市とは違って、とにかく歩きやすいんです。広大な敷地を生かして歩道が幅広く取られているので、人とのすれ違いに肩がぶつかったりすることがありません。子連れでベビーカー持参でも全く苦になりません。

この夜市には台湾ソーセージや臭豆腐などの名物台湾料理メニューの他、原住民料理やレクリエーションの射的など、全部で400もの屋台が存在するそうです。軽く一通り見て回るだけで、余裕で1時間くらいは使ってしまいます。

屋台でおつまみを買って食べ歩き、あるいはイートスペースでビールを引っ掛けながらゆっくり食事…台湾での非日常をゆっくりとお楽しみください。

以下、東大門夜市の詳細です。

東大門夜市
住所:花蓮市中山路50号
営業時間:18:00ー24:00

最後に、東大門夜市で行列のできていたローカルフード屋台を1つご紹介します。

東大門市場で行列ができていた炸弾葱油餅

小麦粉でできた生地を薄く伸ばして油で揚げ、同じく油で揚げた卵をはさんで食べます。生地全体にチョイ辛の醤油ダレがまんべんなくかかっていて、油っこさは全然ありません。食べ進むと半熟卵に行き当たり、とろ〜っとした黄身が生地に広がってマイルドな味に早変わり!たったの40元でいろいろな味が楽しめます。

炸弾葱油餅 1つ40元

この次に花蓮に来るときには、ぜひとも天気のいいシーズンに来て、太魯閣渓谷や七星潭ビーチに行ってみたいですね。イルカウォッチングも楽しいかも。夏は雨が多いらしいので、次に来るなら冬かなぁ…(そういえば昔、「花蓮の夏」っていう映画もありましたね)

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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