カレー好きが高じてカレーショップまで作ってしまった京都の老舗漬物屋・総本家近清が、2018年8月にオープンしたカレーショップ2店舗目のSOUP CURRY OHMIYA(旧店名:土鍋スープカレー近江屋清右衛門)。1号店である欧風土鍋カレー近江屋清右衛門(現店名:CLAY POT CURRY OHMIYA)で期間限定メニューだったスープカレーが大当たりだったのがきっかけで誕生し、京都では数少ないスープカレーの専門店としてカレー好きの間で重宝されているお店です。
去年丸太町のお店に初めて行ってここのカレーに感激した僕は、「絶対にまずいわけがない」と近い将来に2号店にも行くことを心に決めていました。それから1年以上経ってしまいましたが、ようやく四条河原町でランチするタイミングができて、念願叶ってSOUP CURRY OHMIYAへ行ってきたというわけです。さて…
ポップな喫茶店のような雰囲気で意外に女子率高し…SOUP CURRY OHMIYAはこんなお店
今回のターゲット・SOUP CURRY OHMIYAは、四条河原町の賑やかな交差点とは打って変わってしっぽりした雰囲気のある裏寺エリアにお店を構えます。僕がお店に到着したのは開店時間10分前の11:20頃だったのですが、開店時間までに列に並んでいたお客さんは僕以外全員外国語を喋る若い女性だったのがちょっと意外でした。
開店時間になってお店に入ると、内装がポップな喫茶店みたいなかわいい感じで「そりゃあ女子率高くなるよなぁ…」と思いました。特に女性客で行列ができている時には、男性のぼっち客にとっては少し入りにくさがあるかもしれません。店内に客席はカウンター5脚とテーブル席が4卓12人分。非常にこぢんまりしたお店で、あっという間に満席になってしまう可能性があるので、特にランチタイムはその点も注意が必要かな…
さて、注文はテーブルに置いてあるQRコードを読み取って、スマホで専用ページを開いてから行います。注文できるスープカレーは全部で5種類。カレーを決めたあと、辛さを1(辛みなし)〜5(大辛)の5段階(追加料金を払えばその上の激辛、超激辛も注文可)の中から指定します。最後にライスの量をS・M・L(+50円)・LL(+100円)の4段階から選んで注文終了。ちなみにこの注文システム、福岡の糸島食堂 本店で使っているのと同じシステムのようですね。注文してそのままクレジットカード決済に進めるので、クレカで支払いをする時にはめっちゃ便利です。
『京赤地鶏』の手羽元のスープカレー:SOUP CURRY OHMIYAの一番人気メニューを試してみた
今回僕がSOUP CURRY OHMIYAで注文したのは、お店の一番人気メニューである『京赤地鶏』の手羽元のスープカレー(お値段 税込1480円)。カスタマイズは辛さ3(中辛)、ライスの量をMサイズ(200g)にしています…
注文してから待つこと10分弱、目の前に運ばれてきたスープカレーはこんな感じ。男目線で見れば、全体的にボリュームはかなり少なめです。その一方で、具材はカラフルかつ豊富に土鍋の中に入っていて、お店の雰囲気だけじゃなくスープカレーそのものも女性ウケしそうな感じです。
では早速、スープカレーを一口…程よいトマトの酸味の背後に、削り節系の魚介出汁の風味を感じます。札幌で一番長い行列ができるお店として知られているスープカレーGARAKUのカレーを思い出しました。酸味と出汁感がバランスよく調和していて、まろやかな味わいになっています。その一方で、今回辛さ設定をおとなしめにしたせいか、スパイス感はあまり感じなかったな…最後まで完食してようやく身体が温まってきたくらいの感じ。
このスープカレーをライスに含ませてパクリ。ライスを整形するときに少し力が強かったのか、スープカレーに浸した時のご飯のバラけ具合は今ひとつ。もうちょっと柔らかめで、浸した時にぱらっとほぐれるくらいの柔らかさが欲しかったな…
さて、今回の具材のメインはこの京赤地鶏の手羽元なんですが…
個人的には野菜の素揚げの方が主役に感じられました。このブロッコリーの美味いこと美味いこと。これまた札幌の人気店・Soup Curry Suage+の野菜に匹敵する美味さでした。ブロッコリーの他にもヤングコーン、ジャガイモ、パプリカ、オクラ、水菜、茄子と野菜たっぷり…
こんな感じのSOUP CURRY OHMIYAのスープカレー、なんか札幌のスープカレー人気店をよく研究してきているなぁ…という印象のスープカレーでした。食材は京都や滋賀の地元のものを使っているのですが、味の方はちょっとオリジナリティに欠けるかなぁ。まあ、逆に言えば札幌に行く機会がない人にとっては、このスープカレーはきっとありがたい存在になると思います。あとはやっぱりもうちょっとボリュームが欲しいなぁ…って感じですね。
SOUP CURRY OHMIYAのその他のスープカレーメニュー(値段は税込)
- 『京の肉』の赤ワイン煮込みスープカレー 1760円
- 『京の都もち豚』ハンバーグのスープカレー 1720円
- 豚角煮スープカレー 1500円
- 彩り野菜のスープカレー 1100円
テイクアウトして鴨川でランチもあり…SOUP CURRY OHMIYAへのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・京都河原町駅から徒歩2分
そんなSOUP CURRY OHMIYAでは、スープカレーのお持ち帰りにも対応してます。お店が狭いという事情があるので、食べる場所があればテイクアウトは賢い選択だと思います。お店から鴨川が近いので、晴れた日には鴨川を眺めながらカレーランチにするのも気持ち良さそうです。もしテイクアウトに興味があれば、希望の引き取り時間をお店の人と電話で相談してみてくださいな。
それでは、お店の詳細です…
SOUP CURRY OHMIYA (スープカレー / 京都河原町駅、祇園四条駅、三条駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
住所:〒604-8041 京都府京都市中京区裏寺町607−3 西川ビル 2階
電話番号:075-212-5515
営業時間:平日 11:30-15:00、土日祝 11:30-15:30、17:30-20:30
定休日:不定休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(PayPayや電子マネー、交通系ICにも対応)
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