何気なくネットサーフィンをしていると、ラーメン屋の口コミで「ダイエットの天敵」という書き込みに出くわしました。この書き込みにちょっと興味を覚えて、少し店のことを調べてみると…大阪・日本橋にある「天地人」というお店で、豚骨ラーメンと豚丼が人気のようですね。かなりガッツリこってりな店なのでしょうか。試してみたくなって、近くを通りかかった時に立ち寄ってみました…
らーめん天地人|「ダイエットの天敵」と称されるラーメンと豚丼の二大名物を掲げ、現在大阪・難波エリアで勢力拡大中
ある日の夕方6時頃に行ってみると、カウンター席12脚はほとんど埋まっていて満席に近い状態。その時のお客さんはほとんどが外国人観光客のようで、店内には中国語と韓国語が飛び交っていました。まあ、これは「外国人にも人気」というよりも、旅行客の多い難波の土地柄でしょうな。
入り口を入ると右手に券売機があり、ここで食券を購入します。ぱっと見メニューがかなり豊富で目移りしてしまうのですが、その中の「ミニ豚丼セット」を見つけた瞬間、僕の心は固まりました。これならラーメンと豚丼を一度に楽しむことができます。ちょうど1000円というのもキリが良くて気に入りました。
元味ラーメン:とろみがつくほど濃厚なのに、意外にも味はあっさり…なんとも不思議な、スープの特徴が際立った一杯
ミニ豚丼とセットになって出てくるのは、らーめん天地人を代表する一杯である元味ラーメン。「元味」というのがどんな意味なのかは不明ですが、しばらくして目の前に現れたのは…
真っ白な豚骨スープにマー油がかかった、いかにも濃厚そうな一杯。ストレートな中細麺に、トッピングはチャーシュー1枚に白髪ネギ、焼き海苔の3種類。やや白髪ネギが多めに盛られているところをみると、やはりかなりこってりなのかな?と予想してしまうのですが…
ところが実際食べてみると、見た目の濃厚さに反して味はさっぱり系。特にスープが強く印象に残るラーメンでした。
ポタージュスープに似たようなとろみがついた、とてもクリーミーなスープ。例えるなら豚骨と鶏白湯をミックスしたような感じです。
これだけとろみがついているので、かなりじっくりと煮込んで成分を抽出しているはずですが、その割に獣臭さがまったく感じられません。むしろもう少しクセが欲しいな…と思うくらいです。
僕と同じように味のアクセントを求めるなら、テーブルに備え付けのフライドガーリックをどうぞ。僕はたっぷり入れすぎて、その後の仕事にちょっと支障をきたしてしまいましたが…
これに対する麺はストレートの中細麺。麺そのものの個性は強くありませんが、とろみのついたスープを全身にまとい、スープの個性を損なうことなく喉元を通り過ぎていきます。食感の異なった3種類のトッピングをアクセントにしながら一気に完食。かなり高カロリーのスープなんだろうな…と思いつつも、スープ一滴残さず平らげてしまいました。
ミニ豚丼:ミニサイズでありながら、分厚い豚肉が4枚も…サイドメニューですが意外に重量感あり
そしてもう一つの主役・ミニ豚丼のご紹介。手のひらサイズの丼ですが、分厚い豚肉が4枚も入っていたのは、ちょっと嬉しい驚きでした…
炭火のグリルで焼いた豚ロース肉は香ばしく、かつ火入れが絶妙で柔らかいのが特徴。甘辛のタレを全体にまとった肉片は、そのままかぶりつけば肉の旨味を存分に味わえ、ご飯と一緒に食べればご飯をどんどん胃袋へ収めるつなぎ役として働きます。
この豚丼、ラーメンとは別の独立メニューになっているのですが、なるほどこれは主役を十分に張れる重量感ある一杯ですね。ラーメンではなく豚丼ガッツリ…というのも全然アリな選択です。う〜ん…確かにこのお店、「ダイエットの天敵」かも。
最近道頓堀近くにも支店が…らーめん天地人へのアクセスは、最寄り駅の近鉄日本橋駅から徒歩4分
そんな天地人ですが、つい最近近鉄難波駅近くに支店を出したようですね。お互い近いので有り難みはあまり感じませんが、千日前店の方がちょっとだけ駅に近くて便利かな?南海のなんば駅からであれば、日本橋にあるこちらの店の方が徒歩5分で近いです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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