なにわ麺次郎|エキナカにあるラーメン行列店…入場券を買って食べる価値は?

By 大堀 僚介

最近、駅の改札をくぐった中(通称エキナカ)のエリアにも実力のある店舗が増えてきましたが、どうやらその流れはJR東京駅や大阪駅のような全国的にメジャーな駅だけでなく、僕たちの身近にある普段使いの駅にも広がってきているようです。

今回ご紹介する「なにわ麺次郎」というラーメン屋があるのは、庶民の足・近鉄奈良線の大阪難波駅構内。小さな駅なのに1ヶ所だけ行列ができているので、初めて見たら「これから何かイベントでもあるのか?」と気になってしまうのではないでしょうか…

なにわ麺次郎|エキナカフードコートで営業するニュータイプのラーメン屋…なぜお客さんは入場券を買ってまで行列に並ぶのか?

なにわ麺次郎は大阪難波駅の改札の中、通称Time’s Placeと呼ばれるエキナカ飲食店街の一角にあります。駅構内を東西に伸びるTime’s Placeの一番西側にあるので、西側の改札口から構内に入れば、すぐにお店を見つけられます。

なにわ麺次郎のある駅構内への入り方:ちょっと面倒ですが、こうすれば入場券代が戻ってきます

さて、そんなエキナカの行列店・なにわ麺次郎ですが、大きな問題点は…

改札を通らなければ食べられない

ということでしょう。電車に乗る人でなければ、行列に並ぶことすら叶わない…これはなにわ麺次郎に限らず、エキナカに出店している全国の店舗に共通する大きな問題ですよね。

この問題を、なにわ麺次郎は近鉄側と協力して、次のように解決しています(ちょっと手間ですが…)。まずは改札前の券売機で「サービス券付き入場券」というものを購入します。お値段160円。原稿執筆時点で限られた券売機でしか購入できないので、その点ご注意ください。

近鉄大阪難波駅の券売機
近鉄大阪難波駅のサービス券つき入場券購入画面
この画面で「Time’s Placeサービス券付」入場券を選びます。

入場券を購入したら、チケットが2枚出てきます。そのうちの1枚は正規の入場券。もう1枚が、お店に渡すサービス券。サービス券を店員さんに渡すと、入場券代の160円が返金される仕組みです。なので、ラーメンを食べるために余計なお金を払う必要はありません。正規の入場券は改札の出入りに使うので、最後までしっかり保管しておくようにしましょう。

近鉄大阪難波駅のサービス券つき入場券

なにわ麺次郎の基本メニュー:4種類のラーメンの他にお持ち帰り用もあり

再び話は変わって店内へ。客席は厨房に沿ってL字型のカウンター席が合計10脚ちょっと。比較的新しい店らしく、店内は明るく清潔感があります。それぞれの席にはランチョンプレートが敷かれていて、ちょっとした小料理屋のような雰囲気も演出されています。

なにわ麺次郎店内

注文は食券制で、入り口すぐ左手の券売機で食券を購入します。ラーメンは以下の4種類が基本メニュー。詳しくは調べていませんが、券売機のボタンには「持帰」のボタンが。どうやらお持ち帰り用のメニューもあるようですね。

なにわ麺次郎券売機

なにわ麺次郎のらーめんメニュー(値段は税込)

  • 黄金貝らーめん ノーマル850円から
  • 黄金貝つけめん ノーマル1000円から
  • 地鶏醤油らーめん ノーマル850円から
  • 追い鰹らーめん ノーマル950円から

特製黄金貝らーめん:クリアーで上品な貝の出汁に豪華トッピング群…リッチな気分にさせてくれる至極の一杯

この4つの基本らーめんの中から、今回僕が選んだのが「特製黄金貝らーめん(お値段1150円)」。「特製」というのは、おそらくトッピングの全部のせという位置付けではないでしょうか。

なにわ麺次郎の黄金貝らーめん

実際、このように具材が所狭しと丼状に配置されています。レアチャーシュー2枚に炙りチャーシュー2枚、煮卵1個、分厚いメンマ3本、焼き海苔2枚、三つ葉…さらにフライドオニオンと柚子皮もパラパラと振りかけられています。

なにわ麺次郎の黄金貝らーめんのスープ

まずはスープを一口…透明感がある黄金色のスープは優しく上品な味わいで、はじめに鶏の風味が口の中に広がり、それに続いてしじみ貝の出汁が後を追いかけてきます。ここに柚子皮が加わると、プラスで柑橘系の爽やかな風味が鼻の方に突き抜けていき、そのフレッシュな刺激に脳が一気に活性化されます。これに対する麺は細くかすかに縮れていて、しっかりとした歯ごたえを残して次々と胃袋へ治っていきます。

なにわ麺次郎の黄金貝らーめん実食

他のトッピングもなかなか存在感のある具材が揃っています。太めにカットされたメンマは歯ごたえでアクセントをつけるだけでなく、中から出てくる削り節の風味で口と鼻を急襲し、あっさり系のスープに慣れた味覚を一気にリフレッシュさせてくれます。煮卵はご想像通りのとろとろ半熟卵で、濃厚な卵黄がスープに溶け出し麺をねっとりとコーティング。

なにわ麺次郎の黄金貝らーめんの炙りチャーシュー

そしてチャーシューは、バラ肉を使った炙りチャーシューと、薄くスライスされたレアチャーシューの2種類がトッピング。バラ肉チャーシューでは火で炙った香ばしさと肉本来の食感を楽しむことができ、レアチャーシューでは熱の通り加減による食感の変化と肉の旨味をダイレクトに味わうことができます。

これは「特製」の名にふさわしい、かなり豪華な一杯ですね。ラーメンでちょっとリッチな思いをしたくなったら、きっと選択肢の1つとして僕の頭の中に浮かんでくることでしょう…

追い鰹らーめん:ほんのり鰹風味と柚子の香りがする上品系…時間のない乗り換え前でもスルスルいけます

続いてご紹介するのは、ノーマルバージョンの追い鰹らーめん(お値段 950円)…

なにわ麺次郎の追い鰹らーめん

トッピングは時計回りに花鰹、太めのメンマ3本、大きなレアチャーシューに炙りチャーシューが1枚ずつ、そして中央に三つ葉。シンプルですが、レアチャーシューがかなり大きくて、これだけでも個人的には満足です。

なにわ麺次郎の追い鰹らーめんスープ

早速スープを一口…ご覧の通り、表面に結構な脂が浮いていて、思ったより追い鰹感はありません。かえしも比較的薄めの醤油味で、時折柚子の皮に当たって柑橘系の香りが口の中にふわっと立ち込めます。

なので、鰹節ガツン!というラーメンではなく、どちらかというと上品系。追い鰹感にあまり期待しすぎなければ、このスープは後味もスッキリで個人的には好みです。

なにわ麺次郎の追い鰹らーめん実食

麺は中細のストレート麺。立地柄湯で上がりも早いのですが、その分伸びるのも早そうなやつ。ここは出てきたら一気にすすることをおすすめします。スープが薄味系なので細めのストレート麺はよくマッチしていて、抵抗感なく一気にスルスルいけちゃいます。時間のない乗り換え前なんかには、意外とこういうラーメンが合っているのかもしれません。

炙りチャーシュー丼

なにわ麺次郎の炙りチャーシュー丼

こちらは追加オーダーの炙りチャーシュー丼(お値段 350円)。茶碗1杯の白ご飯に、バーナーで炙った刻みチャーシューと半熟卵をトッピング。

どの部分を食べてもチャーシューが香ばしく、口から鼻へその香ばしさがふわっと抜けていきます。肉にタレの味もしっかりついていて、そぼろご飯を食べる時のように一気に掻き込んで、ちょっとだけ余っていた胃袋のスペースを満たせます。

近鉄線で通勤・通学する人向けの新たなラーメンスポット…なにわ麺次郎は近鉄なんば駅構内にあり

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

なにわ麺次郎

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住所:大阪府大阪市中央区難波4丁目 近鉄なんば駅構内
電話番号:06-6575-7536
営業時間:11:00-23:00
定休日:第3火曜日

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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