牧のうどん加布里本店で有名なごぼう天うどんを食べてきた

福岡県と佐賀県に全18店舗を構え、もはや福岡名物と言っても過言ではない「食べても減らないうどん」牧のうどんの加布里本店。この加布里本店で作ったスープが各支店に運ばれてうどんに使われている（正確には本店から少し南へ離れたところにある製麺所）ようなので、ここが名実ともに牧のうどんの総本山というわけです。

今回僕は牧のうどん 加布里本店に、ちょっと頑張って朝9時の開店直後に訪問しました。博多のホテルを8時前に出て、地下鉄とJR筑肥線を乗り継いで約1時間。さすがに博多バスターミナル店とは違って行列はできてなかったですけどね。それはさておき、どんなお店だったのか、早速ご紹介していきましょう…

広々座敷席で足を伸ばしてゆったり休憩…牧のうどん 加布里本店はこんなお店

牧のうどん 加布里本店はJR筑肥線の加布里駅から徒歩約9分、国道202号線沿いにお店を構えます。実はこの国道202号線は糸島のグルメストリートとしての側面を持っていて、佐賀県民のソウルフードが楽しめるドライブイン鳥 糸島店、めちゃくちゃ優しい味の豚骨ラーメンを提供する安全ラーメン、レア物の海鮮丼で有名な行列店・糸島食堂 本店、ボリューム満点の海鮮丼ランチで人気の塚本鮮魚店などといった福岡の有名飲食店が、徒歩5分程の狭いエリアに密集して営業しています。

そんな数々の有名店の中でも一際大きな敷地を持つ牧のうどん 加布里本店、座敷席メインで80人くらい収容できるドライブイン的なお店になっています。特に座敷席は広々していて、足を伸ばしてゆったり休憩できそうです。

注文は注文用紙制で、うどん・そば合わせて50種類以上のメニューから食べたいものを選んで鉛筆でチェックを入れます。この注文用紙で麺の茹で加減も3段階（軟めん、中めん、硬めん）でお好みの硬さに選べるのですが、僕の訪店時は軟めんが茹で上がっていないとのことで注文不可でした。博多バスターミナル店で肉うどんを食べた時「次は絶対軟めんで！」と心に決めていたのですが…開店時間直後だとこういうこともあるんですね。う〜ん、残念。

博多うどんのド定番！牧のうどん 加布里本店のごぼう天うどん、実際食べてみてどうだった？

今回僕が牧のうどん 加布里本店で注文したのは、博多うどんのド定番メニューであるごぼう天うどん（中めん、お値段 税込460円）。博多バスターミナル店ではこのごぼう天うどんが1杯520円だったので、1割引くらいのお得感がありました…

目の前に運ばれてきたうどんを見ると、前回食べた肉うどんとお出汁の色が全然違いますね。こちらは関西のうどん出汁のように色が薄く、透明感のあるお出汁になっています。そのお出汁の中に浸かったうどんの量はかなり多め。これだけ食べられれば普通にお腹いっぱいになれそうですよね…

では、早速いただきましょう…讃岐うどんほどある太麺ですが、博多うどんらしく歯応えは柔らかめ。一部はある程度出汁を吸っていて、ふわふわマシュマロ状態になっています。一方、今回ちょっと驚いたんですが…うどんの出汁、昆布出汁ですね。大阪のうどんみたいです。何でも、利尻昆布の国内消費量の約7%を牧のうどんで使用しているんだとか。これはすごい…

さて、一旦うどんのことは置いておいて、トッピングのごぼう天に目を向けていきましょう。この一口サイズのごぼう天、感覚的には3/4が衣という感じで、ごぼうのインパクトはそれほどありません。しっかりごぼうを感じたい人が食べたら少しガッカリするかもしれません。でも、このごぼう天をうどんと一緒にお出汁に浸したままにしておくと、周りの衣がお出汁に崩れ溶けていって、たぬきうどんの天かすのようになっていくんです。なので、このごぼう天も焦って口に入れずに、お出汁でふやけるまで待つのが良さそうですね。

というわけで、このやかんに入ったお出汁を丼になみなみと注いて、うどんもごぼう天もそのまま数分間放置。見た目にうどんが膨張してきたところを見計らって再び箸を取ります。いやいや、このマシュマロのようなふわふわ感、やっぱりたまりませんなぁ。で、前回の肉うどんの時は感じられなかったんですが、うどんの中に染み込んだ昆布出汁が口の中でじわってくるんですよね。おそらく讃岐うどんでは味わうことができないこの感覚、特に香川出身の人達に一度試してもらいたいなぁ…

牧のうどん 加布里本店のその他のメニュー例（値段は税込）

• カレー（うどん・そば）　620円
• 肉（うどん・そば）　600円
• ざるそば　470円
• タレつき釜揚げ（うどん）　470円
• きつね（うどん・そば）　460円
• たまご（うどん・そば）　450円
• かけ（うどん・そば）　360円

テイクアウトのかしわ弁当もかなり売れていた…牧のうどん 加布里本店へのアクセスは、最寄り駅のJR筑肥線・加布里駅から徒歩9分

そんな牧のうどん 加布里本店ではテイクアウトにも対応しているのですが…

お客さんの動きを見ていると、どうやらかしわ弁当の人気が高いようです。僕がうどんをすすっている間に何人ものお客さんがやってきて、かしわ弁当をドカッとお持ち帰りしてました。あまりに売れ行きがすごいので、僕も帰りに1つ買って帰ろうかな…と思いました。もし店内でゆっくりする時間がなかったら、牧のうどん 加布里本店のかしわ弁当も選択肢に入れてみてくださいな。

それでは、お店の詳細です…