中国料理 菜格|辛さ控えめの上品な四川料理を提供するミシュラン認定店

By 大堀 僚介

京都御所の南側、いわゆる御所南エリアには、閑静な住宅街の中に人気・実力を伴った料理店が多く営業しています。今回ご紹介する中国料理 菜格も、御所南エリアで営業する実力店の1つ。食べログやRettyなどの口コミサイトの評価も上々で、特に麻婆豆腐の人気が高いようです…

中国料理 菜格|四川料理ベースながら辛さ控えめの上品な味付け…ちょっと贅沢したい人向けのミシュラン・ビブグルマン認定店

河原町方面から二条通りを西へ向かった二条堺町に中国料理 菜格はあります。間口が狭く、ちょっと油断するとあっさり通り過ぎてしまうので、初めていく時にはちょっと注意が必要です。

僕がお店を訪問したのは、開店直後の夕方6時過ぎ。店内奥に厨房があり、店主の大久保政英さんが1人で鍋を振るっています。厨房の手前側が客席で、厨房に接してカウンター席がL字型に4脚、そして入り口側にテーブル席が3卓。一度に入れるお客さんの数は全部で14〜15人くらいでしょうか。キャパシティーとしても小さめで、そのほとんどに「予約席」の札が立っていました(食事を終えて退店する時には、店頭に「本日満席」の表示も)。なので、菜格に訪れる前には予約をしておく方がベターでしょう。

四川料理ベースでちょっと高級感のある菜格のメニュー…ドリンクの注文必須なのでご注意を

さて、開店直後でもあり、運良く僕は入店を許可され、奥のカウンターの一席に腰をかけました。一品料理は軒並み一皿1000円以上とやや高めの値段設定で、店内の落ち着いた内装も合わせてちょっと高級な中華料理といった位置付け。人気店でもあり普段使いとしてはやや不便かもしれませんが、ミシュランのビブグルマン認定店でもあり、ちょっと特別な記念日や友人・知人との会食などでは重宝しそうなお店です。

中国料理 菜格のメニュー例(いずれも値段は税別)

  • 牛肉の四川味煮込み  2200円
  • 海老のチリソース  1600円
  • 鶏肉の山椒唐辛子炒め  1400円
  • 坦々麺  1000円
  • 黒酢の酢豚  1300円
  • フカヒレ姿煮  5500円
  • よだれ鶏  850円

注文の際にひとつだけ注意点。中国料理 菜格ではドリンクのオーダーが必須になっています。ドリンクを注文しない場合は、別に席料として400円チャージされますので、お気をつけください。僕はこの日アルコール禁だったので断念しましたが、菜格にはよそではなかなか飲めない年代物の紹興酒がそろっているようですので、チャンスがあればお試しください。

酢豚|火加減絶妙の豚肉に透明感抜群のソース、シャキシャキの野菜が一体となって、豚肉の旨味を最大限に引き出した一皿

これらのメニューの中から、今回僕が選んだのはノーマルバージョンの酢豚、麻婆豆腐、〆のチャーハンのオーソドックスな3品。注文を終えて約10分、まず最初に運ばれてきたのがこちらの酢豚(お値段 1300円+税)…

角切りの豚肉に玉ねぎとピーマン、そこに黄金色の甘酢ソースがたっぷりとかかっています。程よいとろみと酸味がついたソースは、余計な雑味がなく透明感抜群で、主役の豚肉を引き立たせる控えめで優しい味付けになっています。

一方、主役の豚肉は薄い衣をまとってカラッと揚がっており、旨味を中に閉じ込めつつ表面にサクッという食感を与えています。中の豚肉にはしっかり熱が伝わっていながら、同時に柔らかさも保つ絶妙な火の通し加減。その上甘酢ソースが豚肉の旨味をさらに引き出し、シャキシャキした野菜との食感のコントラストも加わって、すべてが一体となって主役の肉を盛り立てる…そんな感じで、肉の存在感が最大限に引き出された一皿になっています。

麻婆豆腐|山椒やラー油のピリ辛を残しつつ豚肉の旨味でうまく中和…辛いものが苦手な人にもおすすめできるマイルドな味

次に運ばれてきたのが、こちらの麻婆豆腐(お値段 1200円+税)…

大鵬や駱駝のような、山椒やラー油がガッツリ効いたピリ辛麻婆豆腐とはちょっと違います。実際のところ、山椒やラー油も結構入っていると思いますが、全体の半分近くを占める豚ひき肉の旨味で辛さが中和されて、だいぶマイルドになった印象です。

豆豉の味噌味も控えめで、全体的にそのまま食べやすい麻婆豆腐になっています。ライスがなくてもすいすいレンゲが進みますが、やはり後半になると少しずつ山椒で舌が痺れてきます。辛いものが苦手な人にもおすすめできますが、調子に乗ると後でひどい目にあうかもしれません。

XO醬チャーハン:ふわふわしたライスに上品な味付け…そこに加わったレタスのシャキシャキ感がアクセント

そしてこちらが、〆にオーダーしたXO醬チャーハン(お値段 1000円+税)…

XO醬チャーハン

舟形の白い器に盛られたチャーハンは、女性なら2人でシェアできるくらいのボリュームがあります。ライスの隙間に十分な空気を含んでふわふわしているのが見た目だけでわかりますし、具材もレタス以外の中華ハム、ネギは非常に細かく刻んであって、繊細な印象が伝わってきます。

XO醬チャーハン実食

実際口に入れてみると、ライスが舌の上でほろほろと崩れていき、XO醬の独特のコクがほんのりと口の中に広がります。想像通り、味付けもとても上品なチャーハンです。唯一、やや大きめに刻まれたレタスがシャキシャキ感を演出し、味のアクセントとして働いています。後味も残らずさっぱりしているので、最後のシメにも最適なチャーハンだと思います。

人気の麻婆豆腐や週替りメニューなど、4種類から選べるランチもお得

中国料理 菜格は、平日の水曜日〜金曜日のみ、お得な値段のランチを提供しています。土日はランチをやっていませんのでご注意を。メニューは麻婆豆腐や担々麺などで種類も限られますが、時間帯が合うようならミシュラン認定の料理がさらに格安で楽しめます。

ある金曜日のランチでは、メニューはこんな感じでした…

  1. 麻婆豆腐 1000円
  2. (週替りランチ)鶏肉ブラックペッパー炒め 1000円
  3. 担々麺 900円
  4. 汁なし担々麺 900円

このメニューの中からこの日注文したのは、2番目の鶏肉ブラックペッパー炒め。ライスとスープ付きで、さらに前菜で小皿が2品つきます…

菜格のランチ前菜

前菜をつまみながら、待つこと約15分。目の前に運ばれてきた鶏肉ブラックペッパー炒めは…

菜格の鶏肉ブラックペッパー炒め

とろみのついた醤油ベースのタレに、粗挽き黒胡椒が荒々しく浮いています。見た目には結構スパイシーな予感。でも、実際口に入れると胡椒の香りをしっかり感じる反面、辛さはかなり抑えられています。

菜格の鶏肉ブラックペッパー炒め実食

鶏肉は柔らかい弾力を残したちょうど良い熱の通り加減。その鶏肉とシャキシャキの玉ねぎ、にんじん、ピーマンといった野菜類との食感のコントラストが気持ちいいです。醤油ダレの味つけが比較的マイルドで、かぼちゃの自然な甘みもそのまま活かされてほっこり心が安らいで…次々と箸がのびてあっという間に完食。菜格の週替わりランチ…もっといろいろ試してみたくなります。

ランチもディナーも事前予約がベター…中国料理 菜格へのアクセスは、最寄り駅の京都市営地下鉄・烏丸御池駅から徒歩7分

こんな感じで美味しい中華料理がリーズナブルに食べられるので、昼も夜も開店と同時に多くのお客さんがやって来ます。僕のように開店直後を狙うなら入店できる可能性も高まりますが、確実な入店を希望するなら事前予約をしておく方が良いでしょう。

それでは、店舗の詳細です。

中華料理 菜格 [star rate=”4.0″]
住所:京都府京都市中京区観音町76
電話番号:075-744-0435
営業時間:ランチ 11:30-13:30、ディナー 18:00-22:00
定休日:月曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)

P.S. 中華料理 菜格の近くには、こんなお店もあります…

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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