タイ料理で定番といえば、トムヤンクンやタイスキ、ソムタムが有名です。最近はガパオライスの露出度も上がってきたでしょうか。
では「カオソーイ」って聞いたことありますか?正直、日本人にはまだ知名度は低いのですが、これもタイ料理の人気ランキング上位に躍り出るポテンシャルを持った一品なのです…
カオソーイとはどんな料理?ちょっとマイナーなタイ料理…でも多様なレシピが奥の深さを物語る
カオソーイとは、チェンマイを中心とするタイ北部で好まれている麺料理…郷土料理と言ってもいいかもしれません。そもそもはお隣のミャンマー発祥で、一旦ラオスに入ってからタイ北部に広がったようです。
一言で説明するとカレーヌードルで、幅5mmほどの卵麺(バミー)にココナッツミルクでマイルドにしたレッドカレーのスープをかけて、さらに油で揚げてカリカリになったバミーをトッピングします。
これに酢漬けキャベツ、エシャロット、ライムが付け合わせで出てくるのが基本パターン。これらをお好みで加えることで、ココナッツ主体のマイルドな味を引き締める効果があります。
でも日本のラーメンと同じように、店によっていろんなレシピも作り方もバリエーションがあるのがカオソーイの難しいところ。実際口に入れてみて「全然味覚が合わなかった…」ということも、経験上しょっちゅうあるのです。
そんなわけで、今まで個人的にあまり好印象を持っていなかったカオソーイですが、今回初めて「うまい!」と思ったカオソーイに出会ったので、その情報をシェアします。
バンコク都内で注目度急上昇中!のカオソーイ専門店「Ong Tong Khao Soi」
やって来たのは、BTSアーリー駅から徒歩2分のところにあるカオソーイ専門店「Ong Tong Khao Soi」。本場チェンマイの人気店Ong Tong noodleの系列店ということで、バンコク都内でも人気急上昇中なのだそうです。
Ong Tong Khao Soiでは、カオソーイの具を鶏、豚、牛、牛すじの4種類から選ぶことができます。今回は鶏肉のカオソーイ 79THBをオーダー。
まずはスープを一口。口の中に、ココナッツミルクのまろやかな甘さが広がります。スパイスも効いていますが、ほんのちょっと辛いくらいです。子供だとキツいでしょうが、辛いのが苦手な人でも十分食べられそうな感じがします。
揚げ麺の下を探ってみると、鳥の手羽元が1本、器の中央に堂々と横たわっています。箸で簡単にほぐれるほど柔らかく煮込んであり、スープとの相性もバッチリです。
続いて、揚げ麺を箸で押してスープに浸してみます。麺が折れたときのパリッという音が、天ぷらそばのかき揚げを連想させます。
かき揚げのようにスープを吸い込みませんが、油で揚げてちぢれた麺に濃厚なスープはよくからみます。揚げ麺の下には茹でたバミーが控えていて、麺の固さのコントラストも一緒に楽しめます。ライムや唐辛子で味を変えることなく、一気に完食しました!
バンコク・カオソーイのニューウェーブ「Ong Tong Khao Soi」はBTSアーリー駅から徒歩2分!
それでは、お店の詳細です。
住所:17 Phahonyothin Soi 7, Khwaeng Samsen Nai, Khet Phaya Thai, Krung Thep Maha Nakhon 10400
営業時間:10:00-23:00
電話番号:02-003-5254
アーリー駅の3番出口を降りて北に向かい、パホンヨーティン通りのソイ7を左折します。そのまま100mほどまっすぐ進むと、左側にお店が見えてきます。
P.S. 日本にもカオソーイを食べられるお店はありますよ…
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