お笑い芸人の博多華丸が度々メディアで紹介することもあって、今や「芸能人御用達」とまで言えるくらいになった博多豚骨ラーメンの店・博多らーめんShinShin。福岡市内の屋台を数店舗渡り歩いてラーメンの基礎を学んだ店主が2003年10月に天神で1号店をオープン。「食べやすく誰もが飲み干してしまう純情なスープ」をコンセプトに開発された独自の豚骨スープが大当たりし、令和6年4月現在で博多デイトス店や福岡パルコ店など、博多と天神を中心に福岡県内で6店舗運営する人気店になっています。
その「長浜ラーメンとも博多ラーメンともひと味違った豚骨スープ」とはどんな味なのか?ニュータイプの豚骨ラーメンを期待しつつ、とある日の深夜に1号店である天神本店を訪問しました。結構夜遅い時間帯だったのでそんなに並ばないだろうとタカをくくっていたのですが、実際行ってみたら現実は甘くはなかったですね…
ラーメンの他に屋台メニューも楽しめる一石二鳥の便利さ…博多らーめんShinShin天神本店はこんなお店
博多らーめんShinShin 天神本店は、天神駅の北側にある安国寺というお寺の前にお店を構えています。僕がお店を訪れたのがもうすぐ日付が変わる23:30頃だったのですが、路地を挟んでお店の反対側にある安国寺の前に20人近い長蛇の行列ができていました。この時点から僕が入店に至るまでの待ち時間は約30分。ラーメン屋だけあってお客さんの回転はかなり早い方なのですが、この時間帯になっても僕の後に続々とお客さんが行列に加わってくるし、豚骨ラーメンの本場・福岡でもものすごい人気のお店だということがよくわかりました。
店内にはカウンター席を含めて全部で30人分の席数があるようです。店内の壁一面に有名人のサイン色紙が張り巡らされていて、「芸能人御用達」という噂に全く偽りがないことがわかります。あと意外だったのが、結構みんなワイワイガヤガヤやっていたこと。その雰囲気はどちらかと言うとラーメン屋というより居酒屋に近いです。
それもそのはずこのお店、創業前に店主が屋台で修行を積んでいたという歴史もあって、屋台系の居酒屋メニューやお酒も豊富に取り揃えています。つまりこのお店、ラーメン屋と居酒屋の両方の特徴を兼ね備えた一石二鳥の便利なお店なんです。まあ、同様の営業形態をしている近くの長浜屋台やまちゃんと比べると、店内のレイアウトなんかはずっとラーメン屋に近いんですけどね。そんなわけで、20人の行列にも関わらず30分で入店できたのは、かなり奇跡に近いかもしれません…
博多ShinShinらーめん:長浜ラーメンとも博多ラーメンとも一味違う「博多純情らーめん」とはどんなものか?試してみた
さて、今回僕が博多らーめんShinShin 天神本店で注文したのは、お店の看板メニューである博多ShinShinラーメン(お値段 税込820円)。他店と同じく注文時に麺の茹で加減を指定するのですが、今回初めての訪店なので普通でオーダーしました。
注文を終えてから待つこと約5分、目の前に注文したラーメンが着丼となりました。標準形のラーメンなのにチャーシューが2枚付いてきたのは嬉しいサプライズ。ただ、これを運んできた女性店員が丼を投げるように置いていったので、スープが丼からこぼれそうになってかなり焦りましたね…
まあ、それはさておきスープからいってみましょうか…表面に油が結構浮いているように見えるのですが、口に入れるとそれほどオイリーには感じませんでした。豚骨臭も一切なし。ただ、旨味はめちゃくちゃ濃厚です。コーンスープのようなきめ細かいとろみがあって、動物系の旨味がズシリと舌の上にのしかかってくる感じ。それにも関わらず、後味はかなりスッキリしています。なんでもこのスープは豚骨の他に佐賀の銘柄鶏「ありたどり」の鶏ガラ、そして香味野菜なんかも一緒に煮込んで作られるのだとか。なるほど、確かにスープの作り方も一般的な博多豚骨ラーメンとは一味違いますね。
これに対する麺は他の豚骨ラーメン店と比較しても細めのストレート麺で、感覚的には博多一双と同じくらいかなぁ。茹で加減普通にオーダーした麺ですが、それなりに歯応えがあってプツっと麺を噛み切る時の食感が楽しめます。
そしてトッピングのメイン・チャーシューは、2枚入っていただけで嬉しいのに、結構分厚くスライスされていてかなりお得感がありましたね。とろっとろに煮込まれていて柔らかく、噛むと豚骨スープとブレンドされた肉汁がジュワーっと溢れ出てきて、猛烈なほどの旨味を口いっぱいに広げてくれます。
こんな感じの博多らーめんShinShin 天神本店の看板メニュー・博多ShinShinらーめん、確かに福岡にある他の豚骨ラーメンとは少し違った味わいでした。「伝統的な豚骨ラーメンをベースにして、ちょっと型からはみ出してみた」みたいな感じになっています。確かに芸能人をはじめ、福岡の人の間で人気になるのがわかるなぁ…でも、いくら忙しくても丼を投げるように置いていくのは今後やめてもらいたいですけどね。
博多らーめんShinShin 天神本店のその他のメニュー例(値段は税込)
- みそとんらーめん 890円
- 高菜らーめん 930円
- ねぎらーめん 930円
- 煮卵入りらーめん 970円
- チャーシューメン 1020円
- 全部のせらーめん 1110円
- 替玉 150円
通販やふるさと納税でお取り寄せもできます…博多らーめんShinShin天神本店へのアクセスは、最寄り駅の福岡市地下鉄空港線・天神駅から徒歩6分
そんな博多らーめんShinShin天神本店の豚骨ラーメンは、通販でお取り寄せも可能です。半生麺タイプのお土産用ラーメン3食分で税込1490円。基本送料別ですが、4箱以上購入すると送料無料になるので、お店のオンラインストアからまとめ買いするとお得です。さらに、楽天を使えばふるさと納税を使って取り寄せることもできます。条件が整えば実質タダでゲットできるので、下のリンクから商品ページへアクセスしてShinShinの豚骨ラーメンを自宅で試してみてくださいな。
それでは、お店の詳細です…
博多らーめん ShinShin 天神本店 (ラーメン / 天神駅、西鉄福岡駅(天神)、天神南駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3丁目2−19
電話番号:092-732-4006
営業時間:11:00-翌3:00
定休日:水曜日、第3火曜日
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:可(PayPayや電子マネー、交通系ICにも対応)
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