京都市西部の住宅街に京都千丸しゃかりきというラーメン屋があります。つけ麺の名店として名高い一乗寺ブギーを系列店に持ち、ミシュラン獲得店・らぁ麺とうひちを育てたお店といえば、ラーメンに興味がない人にもその業績が少しは伝わるんじゃないかな、と思いますが…
京都千丸しゃかりき本店:5種類の濃度のつけそばで多くの客層を魅了する京都市西部の名店
2004年創業のしゃかりきは京都では比較的歴史が浅い店。にも関わらず、今や京都のつけ麺の先駆者的存在と崇められるお店になっています。ある日の夕方、近くで用事を済ませた帰りにしゃかりきの本店に立ち寄ることができました。
早速ですが、その京都千丸しゃかりきの名物・つけそばの紹介へとまいりましょう。京都千丸しゃかりきでは、つけそばだけで全5種類のスープを用意しています。あっさり淡麗なものから順に和風煮干し、醤油、塩、濃厚魚介、超濃厚魚介。そのスープの濃さに合わせて異なった太さの麺を用意しているところなど、一杯のラーメンに経営を度外視したこだわりの強さを感じます。
一般的につけ麺というと、濃厚魚介出汁のガッツリ系が多くて成人男性向けメニューという雰囲気がありますが、これだけスープにバリエーションがあるとより多くのお客さんに受け入れられそうな気がします。実際、僕が入店した時には男性客ばかりでなく女性も小学生の子供さんもつけそばをすすっていましたから…
濃厚魚介つけそば:意外とあっさりで食べやすい、幅広く受け入れられそうな一杯
それら5種類のつけそばの中でも、今回は特に男性客に人気が高い濃厚魚介つけそば(お値段 税込890円)をオーダー。画像はこちら…
正直なところ、見た目は他店のつけ麺とあまり変わらないようですが、実際食べてみたらどうなのでしょうか…
では、さっそく麺をスープに浸して実食。あれっ、意外とスープが薄い…というか、他店の魚介つけ麺と比較するとかなりあっさり目の味付けです。とは言え、決して薄すぎるわけではありません。風味の主役の煮干しはしっかり香りますし、豚骨のコクも申し分なし。それでいてスッキリしていてマイルドな味わい。なるほど、これなら最後まで味に飽きずスイスイ食べ進められます。
このスープに合わせる麺は、やはり心なしか他店のつけ麺より細めの印象。その分ガツガツ食べ進めるのではなく、スルスルと麺をすする心地よさが残っている気がします。
というわけで、濃厚なはずなのに意外にもスルスルいけちゃうつけそばでした。卓上には割りスープも置いてありますが、スープを薄めなくてもごくごく飲めちゃう感じ。ガッツリ濃厚つけそばを期待している人なら一段上の超濃厚魚介スープをおすすめしますが、こちらの方がより幅広い層にウケそうな味になっています。
つけ麺好きなら一度はトライ…京都千丸しゃかりき本店へのアクセスは、最寄り駅のJR山陰本線・二条駅から徒歩13分
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
京都千丸 しゃかりき 本店 (つけ麺 / 二条駅、二条城前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒604-8404 京都府京都市中京区聚楽廻東町3−9
電話番号:075-813-5198
営業時間:11:00-22:45
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:可
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