2019年8月末、ベッドタウンとして開発が進められている吹田市岸辺に、ラーメン工藤という一軒のラーメン屋がオープンしました。同じ吹田市にある「ラーメン荘 歴史を刻め」という二郎インスパイア系ラーメン店で修行されたという店主が開いた店は、開店後半年経った今、同じ二郎系ラーメンの人気店として行列ができるようになっています。
関西に数多ある二郎インスパイア系ラーメンの中でも「柔麺専門店」を謳う希少なお店。麺が柔らかい二郎インスパイア系ってどんな感じなんでしょうね?行く前からかなり興味津々です…
吹田の新興ベッドタウンにオープンした二郎系ラーメンの新店・ラーメン工藤での行列の並び方やメニュー、注文方法を解説します(注:令和5年11月追記)
ラーメン工藤では行列に並ぶ前に店内で食券を購入し、食べる麺量を店員さんに伝えるシステムになっています…
ラーメン工藤での食券購入時の注意点
僕がこの記事を公開した令和2年春と比べて、ラーメンの値段が150円値上げになっています。ただ、注文する麺の量に関わらずラーメンが同料金なのは一貫していて、これはお店が材料費等を基準に価格設定しているのではなく、「お客様にお腹いっぱいになってもらうための料金」として設定しているからなんだそうな。なので、あまり知られていませんが、実はラーメン工藤では食後でも野菜の追加注文が無料で可能です。麺を食べ終えて物足りなさが残ったら、遠慮なく店員さんに声をかけてみてください。
そんな親切な値段設定にしている一方で、ラーメンのお残しにはかなり厳しいルールを設定しています。もともと開店当時から「麺量350g以上の注文はお残し禁止(スープは残してOK)」のルールがあったのですが、ある時そのルールを承知の上で注文したお客さんがラーメンを残して走って逃げるという事件があり、それ以来…
という新ルールができてしまいました。完食したらその1万円は戻って来ますが、残したら没収となります。ラーメン工藤で初めて大ラーメンを注文する時には、くれぐれも注意しましょう…
ラーメン工藤です。
— ラーメン工藤 (@ramenkudokisibe) April 12, 2022
夜の部は18〜22時まで営業いたします。
昼の部で「お残し禁止」のルールを了承の上注文し残して走って逃げた方がおられました。
今後常連様以外で大ラーメンを注文するお客様には¥10,000お預かりします。完食後返金します。大変心苦しいのですがご理解の程よろしくお願いします。
ラーメン工藤のメニュー例(令和5年11月現在、値段は税込)
- ラーメン(麺300g) 800円 → 950円
- 小ラーメン(麺200g) 800円 → 950円
- 大ラーメン(麺500g) 800円 → 950円
- 豚増し(2枚) 150円 → 250円
- 生卵 50円
- お持ち帰り豚(500g) 1000円 → 1100円
この他、ゆでたまごやチェダーチーズ、鰹節などもトッピングで注文できるようになっています。さらに、券売機下にある洗濯バサミを1つ使うごとに麺量をマイナス50gにできるので、50g単位でお好みの麺量にカスタマイズできるようになっています…
食券を購入したら、お店の脇にある路地に並びます
こうして食券を購入し終えたら、お店の傍にある路地に並んで入店を待ちます。食券や洗濯バサミはそのままキープしておき、席に案内されたらカウンターの上に置けば注文完了です。以前は椅子がなくて立ち食い形式のお店だったのですが、今回お店を再訪したらL字カウンターに沿って12脚のスツールが配置されていました。ただ、通常稼働時の席数は10席で、残りの2つはテイクアウト商品購入客の待機用として使われている感じでした。
「柔麺専門店」を謳うラーメン工藤、実際にそのラーメンがどんなものか?試してみた
さて、今回僕がラーメン工藤で注文したのは普通サイズ(麺300g)のラーメン。注文が通ってから約20分。麺が茹で上がったようです。二郎系ラーメンのお店では、ラーメンが提供される直前にニンニク、背脂、野菜、カラメ(醤油ダレ)の4種類を無し、少なめ、有り、マシ(増し)、マシマシの基本5段階でカスタマイズできるのですが、この日の僕のオーダーはすべて「有り」。これでどのくらいのボリュームかというと…
こんな感じ。豪快なチャーシューの肉々しさと、てんこ盛りの野菜の上にかけられた背脂が二郎系ラーメンのワイルドさを演出しています。
では、実食…元々他店より麺を長めに茹でる柔麺専門店・ラーメン工藤の麺ですが、どうやらこの日はいつもよりちょっと麺の茹で時間が長かったようですね。もっちり食べやすい硬さを狙った麺が、今回はクタクタデロデロになってしまっています。
また、スープもちょっと薄いかな…普通にお椀に出されて飲んでちょうど良いくらいの濃度。ラーメンのスープとしては、ちょっと物足りない感じ…まあ、この時がたまたまそうだっただけでしょう。豪快さがウリの二郎系ラーメン、これを食べる時に細かいことで文句を言っちゃいけませんね。
野菜と麺をワシワシと食べ進めて、10分くらいで完食。僕の場合は麺300gくらいは楽勝なのですが、二郎系ラーメンは麺がスープを結構持ち上げるので、最初の想定より麺の重量はかなり上がることは想定しておく方がいいでしょう。
お持ち帰り用の冷凍ラーメンもあります…ラーメン工藤へのアクセスは、最寄り駅のJR京都線・岸辺駅から徒歩4分
そんなラーメン工藤では、お持ち帰り用の冷凍ラーメンも用意されています。スープは醤油と塩の2種類で、麺とアブラがセットになってお値段 税込1100円。別途チャーシュー(お持ち帰り豚)も200gから購入できます。ちゃんと作り方の説明書をつけてくれるから安心。なんでも、電子レンジだけで調理ができちゃうみたいですよ。あとは野菜だけ自宅で準備すればラーメン工藤のラーメンを自宅で再現可能!保冷剤もお店でつけてくれるので、購入時は保冷バッグ持参がおすすめです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
阪急京都線・正雀駅からだと徒歩5分で行けます。
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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