TARO(Tsukemen Aji Ramen JirO)…ラーメン二郎にそんなメニューがあることを知って、どんなメニューか興味が湧いてきて、そのTAROを提供するお店・ラーメン二郎 栃木街道店を訪問しました。このTAROというメニュー、二郎のどの店舗で始まったものかはわかりませんが、ネットで調べてもTAROが食べられるお店は栃木街道店と札幌店くらいしか引っかかってきません(しかも札幌店では裏メニュー扱いらしいです)。
そんなわけで、TAROが確実に食べられる唯一の二郎である栃木街道店に行くことは僕にとって必然となったわけですが、それにしても東京から遠いなぁ…でも、TAROのために気合いと根性で行ってきましたよ。どんなお店だったのか?そして気になるTAROのお味は?これからゆっくりあなたにお伝えしていくので、どうかこのまま最後まで記事をお読みくださいな…
郊外店の恐ろしさを再認識…ラーメン二郎 栃木街道店はこんなお店
ラーメン二郎 栃木街道店は、栃木県南部の壬生町というところにお店を構えています。実際にお店に行ってみたのですが、はっきり言ってこの辺り、何もありません。「何でこんな所に二郎?」と思ってしまいます。ラーメン二郎 前橋千代田町店よりもずっと立地が悪いわけで、正直あまり多くのお客さんが集まってくるような場所には思えません。
そんなわけで、この日の僕は「開店時間の15分前に着けば大丈夫っしょ」と余裕をかまして、夕方の開店25分前にお店に到着。でも、お店に近づくにつれて、僕の見通しが甘々だったことに気づきます。まず、遠目で見てお店の周りに車がめっちゃ停まっているんです。「何だこれは?」と思った数秒後に、僕の頭の中は「やっちまった…」という絶望の声で一杯に。ラーメン二郎 栃木街道店の敷地内にある駐車スペース約20台分のほとんどがすでに埋まっていて(道路の反対側に第二駐車場もあり)、僕がお店に到着した時点で店頭からずらっと先客が20人以上…その後も続々とお客さんがやってきて、開店時間にはすでにカウント不能なくらいの長蛇の行列になってました。
結局この日は開店時間から50分弱経ってようやく着席。郊外にある人気店の恐ろしさを再認識する結果となりました。ちなみに、ラーメン二郎 栃木街道店の客席はL字カウンター10脚のみ。あと、他の二郎と比べて女性客が多かった(全体の3割くらい?)のが印象的でした。
つけ麺じゃなかったのね…ラーメン二郎 栃木街道店で食したTAROは、むしろあの名店の人気メニューに近かった
それでは今回のターゲット、ラーメン二郎 栃木街道店のTAROをご紹介しましょう。気になるお値段はラーメン代850円にTAROのオプション代金120円で、総額970円なり…
席に着いてから待つこと10分弱、目の前に現れたTAROはこんな感じ。これを見て一瞬僕は「あれ、TAROってつけ麺じゃなかったの?」と困惑してしまうわけですが、少し冷静になって考えてみたら【Tsukemen Aji】であって【つけ麺】ではないんですよね。ちなみにこの日のコールは「そのまま」。つまり、これが正真正銘の【TARO】の姿というわけです。
それでは早速、スープからいってみましょうか…こんな感じでスープの表面に分厚い脂の層ができているのは二郎のお約束。でも、確かにスープの色がちょっと違います。口に入れると強烈な豚風味に代わって、ピリ辛唐辛子の刺激とごま油の香りが…僕のイメージではこのTARO、温かいラー油蕎麦って感じです。このごま油の香りがいい刺激になって、次から次へと麺や野菜を口に放り込みたくなってきます。このラーメン全体がかなり脂っこいはずなんですが、最後まで食べても全然胃もたれしなかったですね。
まあ、麺の方は蕎麦じゃなくて、いつもの二郎の麺なんですけどね。でも、一般的な二郎の麺と比べてちょっと細めかなぁ(麺量は二郎の標準くらいです)…この辺は店主の修行先である八王子野猿街道店2の影響でしょうか。気になる麺の茹で加減は結構柔らかめでした。デロ麺とまではいかず、ふわふわもちもちな食感を楽しめる、ちょうどいい塩梅の茹で具合だと思います。
そしてもう1つの主役・豚は、ノーマルラーメンなのに4枚も入ってました。肉質硬めのウデ肉で、まさに「これぞ二郎の豚!」って感じ。肉マシにしなくても十分に満足できました。
こんな感じのラーメン二郎 栃木街道店で食したTARO、僕の中では「つけ麺」というより「ラー油蕎麦」に近く、港屋2などの名店を思い出しながら、ものの数分でペロリと完食させていただきました。こってり豚風味はないもののすごく食べやすくなっていて、これなら女性客のリピーターがつくのも十分納得です。これを栃木街道店だけに留まらせておくのはすごくもったいないなぁ。このTAROを全国的に広めたら、女性の二郎ファンがドッと増えて…なんてことになるかもしれません。
ラーメン二郎 栃木街道店のその他のメニュー(値段は税込)
- ラーメン豚入り 1050円
- 生卵 80円
- うずら5個 120円
- 国産生姜 100円
- カツオくん 100円
- さまし中華 100円
- 岩下のピリ辛らっきょう 100円
特に夜は車での訪店がおすすめ…ラーメン二郎 栃木街道店へのアクセスは、最寄り駅の東武宇都宮線・壬生駅から徒歩18分
こんな感じのラーメン二郎 栃木街道店へは、特に夜は車での訪店を強くおすすめします。というのは、一応最寄り駅から徒歩18分と歩けない距離ではないんですが、街灯が少ないので周囲が真っ暗になるんです。まあ、物騒なエリアではなさそうなので危なくはないと思いますが、この辺りの夜道はgoogleマップを頼りにしていても結構迷います(実際に歩いてみた経験談)。なので、自家用車などの足がない場合は昼営業中の訪店をお考えください。
それでは、お店の詳細です…
ラーメン二郎 栃木街道店 (ラーメン / 壬生駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
住所:〒321-0225 栃木県下都賀郡壬生町本丸2丁目15−67
電話番号:非公開
営業時間:平日11:30-14:45、18:00-21:00、土曜11:30-16:00
定休日:日曜日、祝日不定休
駐車場:あり
クレジットカード払い:不可(食券制)
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