Nippon Ramen 凛 Kyoto…「日本各地から食材を集め、最高峰のラーメンを作りたい」という平岡 寛視店主の思いのもと、京都の四条烏丸に令和5年4月にオープンした話題のラーメン屋。このお店は札幌の超有名店であるJapanese Ramen Noodle Lab Qの支店でもあり、先に東京でオープンしたNippon Ramen 凛 Tokyoとはコンセプトを異にしながら、日本のラーメンを世界に発信していくために作られたお店です。
そのお店・Nippon Ramen 凛 Kyotoではどんなラーメンが食べられるのか?期待に胸を膨らませながら仕事帰りにお店に立ち寄ってみました。ちょっと仕事が延びて出遅れてしまったので、「もう結構並んでるかもな…」と行列を覚悟しながらお店に向かうと…
お店の雰囲気は「凛」そのもの…Nippon Ramen 凛 Kyotoはこんなお店
令和6年9月27日の夕方6時過ぎにNippon Ramen 凛 Kyotoへ到着。かなりの行列店との噂を聞いていたのですが、この時点で行列どころか店内に空席がちらほらある状態で、待ち時間なくすんなり入店となりました。実はこの日は本家第一旭がすぐ近くに直営店をオープンするとされていた日で、行列回避目的でこの日の訪店を決めていた僕は「してやったり」って気分だったんです。でも食後にその本家第一旭 烏丸店に行ってみたら臨時休業(開店延期?)になっていて、僕の作戦勝ちというわけではなかったんですけどね…
それはさておき、店内に入ると京都らしく奥に長くスペースが伸びていて、総席数はカウンター席のみで16席。シックな和風の雰囲気のお店で職人さん1人と若いバイトさんが2人、静かにお店を切り盛りしていました。ラーメン屋なのにガヤガヤしたところが全然なくて、店名の「凛」そのまんまって感じです。あと、ラーメンを食べ終えてお店を出る時に職人さんが入り口までお見送りをしてくれるところなんかは、ラーメン屋の域を明らかに超えたおもてなしだと思います。
「日本各地から食材を集め、最高峰のラーメンを」目指したNippon Ramen 凛 Kyotoの看板メニュー・醤油らぁ麺、そのお味はいかに?
それでは、この日の僕が注文したNippon Ramen 凛 Kyotoの看板メニュー・醤油らぁ麺(お値段 税込1300円)をご紹介しましょう。食券を店員さんに手渡してから待つこと約10分、目の前に運ばれてきた醤油らぁ麺は…
こんな感じで、シンプルながら見た目に透明感抜群で、店名の「凛」そのまんま。確かに「日本のラーメン」を感じさせるビジュアルだなぁ…と感じました。
では、早速スープをすすってみましょうか…一口入れて驚きました。鶏の旨味がすごいです。でも「ガツン!」って感じではなく、「豊か」って表現が合ってますね。このスープの出汁には日本三大地鶏のうちの2種類、秋田の比内地鶏と愛知の名古屋コーチンが使われているらしいのですが、これほどの旨味はやはり日本を代表するトップ地鶏たちの賜物なんでしょうか?この出汁感は尼崎にあるロックンビリーS1の醤油らぁ麺に似ているのですが(そういえば、ロックンビリーS1も比内地鶏を使ってましたね)、醤油のカエシがまろやかな分、こちらの方がより上品な印象があります。
一方、これに対する麺は高加水系のストレート細麺。この麺にも北海道産「春よ恋」「きたほなみ」など、有名どころの小麦を数種類ブレンドして使っているんだとか。表面がツルッツルですすりやすく、噛めばしなやかなコシを感じる上質な食感。ラーメンの麺ではありますが、どことなく佐藤養助の稲庭うどんにも通じるようものがあるような気がしましたね。
トッピングのメイン・チャーシューは、京都ぽーくのロース肉と低温調理のバラ肉の2枚。どちらもかなりの薄切りで紙のようにペラっとしているのですが、特に低温調理のバラ肉チャーシューがめっちゃジューシーかつ甘味が強くて…ボリューム系のチャーシューとは別の方向で強烈なインパクトがありました。
こんな感じのNippon Ramen 凛 Kyotoの看板メニュー・醤油らぁ麺、確かに「日本のラーメンはこうだ!」と海外の人に強くアピールできる一杯だと感じました。京都には麺屋猪一など外国人観光客で行列ができるお店が他にもいくつかありますが、このお店のラーメンもぜひ食べてみてもらいたいものです。
ただ、日本人目線だと標準ラーメンで税込1300円はちょっと高いな…と感じます。ボリュームも少なめですし、ラーメンだけでは胃袋の空きスペースを埋め切れない人も多くいるんじゃないでしょうか。まあ、全国から高級食材を集めて作った「高級ラーメン」ですから、それを考えればむしろお値打ちという見方もできるんですが…そんなわけで、僕の中では普段使いのラーメン屋ではなく、気分をアゲたい時に行くとっておきのお店って感じかな…
Nippon Ramen 凛 Kyotoのその他のラーメンメニュー(値段は税込)
- 醤油ワンタンメン 1550円
- 醤油チャーシューメン 1650円
- 醤油ワンタンチャーシューメン 2000円
- 塩ラーメン 1250円
- 塩ワンタンメン 1600円
- 塩チャーシューメン 1700円
- 塩ワンタンチャーシューメン 2050円
すぐ近くのNippon Ramen 凛 離れでは味噌と鶏白湯のラーメンを提供中…Nippon Ramen 凛 Kyotoへのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・烏丸駅(京都市営地下鉄烏丸線・四条駅)から徒歩3分
そんなNippon Ramen 凛 Kyotoのすぐ近くでは、系列店のNippon Ramen 凛 離れも営業しています。このお店は大丸京都店の8階にあって、凛 Kyotoとは違って味噌ラーメンと鶏白湯ラーメンを提供しています。こうして系列店同士で違う味のラーメンを食べさせてくれるのっていいですよね?元々札幌から進出してきたお店ですし、寒い冬になったら味噌ラーメンを食べに行ってみようかな…
それでは、お店の詳細です…
Nippon Ramen 凛 Kyoto 5点満点中
住所:〒604-8143 京都府京都市中京区阪東屋町653−1 錦ビル 1F
電話番号:非公開
営業時間:11:00-15:00、18:00-21:30
定休日:火曜日、水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(PayPayには対応)
P.S. 京都で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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