夜の河原町周辺をあてもなくふらふら歩いていたら、見慣れぬ「新潟カツ丼」と書かれた看板が目に留まりました。
ん?何だろう…かつ丼で、なぜ新潟?
と反射的に疑問を持った僕は、そのまま店の中に入っていきました…
新潟カツ丼タレカツ|テレビで話題のローカルB級グルメ…全国展開で丼メニューに新たな1ページを
そのお店の名前は「新潟カツ丼タレカツ」と言います。昭和時代の下町食堂を思わせるような内装に、20人くらいは座れるスペースがあるでしょうか。こぎれいで微妙に現代的ではあるのですが、夜遅くでお客さんが少なかったせいでしょうか、どことなく寂しげな雰囲気を醸し出していました。
厨房前のカウンター席に案内され、席に着くや否やディナーセットの中から「二段盛りヒレカツ丼セット 1220円」を注文します。注文を終えて食事が運ばれてくるまでの間に、スマホで新潟とカツ丼のつながりをググることにしました…
かつ丼と新潟のつながりは醤油ベースの甘辛だれにあり
Google先生によると、新潟では「かつ丼」イコール「タレカツ丼」を指すようですね。一般的な卵とじでも名古屋のソースカツ丼でもない、独自の醤油だれで味付けしたかつ丼をタレカツ丼と言い、新潟県のご当地B級グルメとして「秘密のケンミンSHOW」で紹介されて全国的に注目を集めているらしいです。
そして、このタレカツ丼を新潟以外でも食べられるように全国展開しているのが、この「新潟カツ丼タレカツ」というわけです。京都には河原町にお店があり、その他東京に西神田(本店)、吉祥寺、渋谷、中野、神保町、日比谷、高田馬場の7店舗あります。
揚げたての薄めのとんかつを特製の甘辛醤油だれにくぐらせてご飯に乗せるだけの、シンプルなタレカツ丼。シンプルであるが故に、素材の良し悪しが味を大きく左右します。新潟カツ丼タレカツでは、最高級の有機醤油に安全性の高い「和豚もち豚」、新潟から産地直送の米を使うなど、素材にもかなりのこだわりを持っているようです。
二段盛りヒレカツ丼セット:日々熟成の秘伝タレをくぐらせた甘めの味付け…胃にもたれず何枚でも食べられます
さて、お勉強がひと段落ついた頃に合わせて、注文した「二段盛りヒレカツ丼セット」が運ばれて来ました…
まず目に留まるのは、丼のふたを中から押し上げて立体感を演出するヒレカツ。ふたを開けると最上層に3枚のカツがご飯を覆っています。
さすがに「二段盛り」というだけあって、カツはこれで終わりではありません。表層のご飯をかき分けると、丼の中層にプラス2枚。合計5枚ものヒレカツが楽しめます。
早速カツを実食…薄いので物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、ラードでカラッと揚がったヒレカツは、その分胃にもたれずサクサクと何枚でも食べられそうです。秘伝のタレは甘めの味付けですが、さらっと衣の油を洗い流してくれているかの如く、まったくしつこさを感じません。
この秘伝のタレ、焼き鳥やうなぎのタレと同じく日々注ぎ足しながら熟成させているとのこと。毎日毎日少しずつ旨味を増していっているのでしょう。もし辛味を足したければ、追加でハバネロベースの激辛ソースを頼むこともできます。
一方、カツの下を支えるご飯は新潟産こしいぶきを100%使用。ちょっと硬めに炊いてあるご飯は一粒一粒が立っていて、秘伝のタレがかかってもべちゃっとしません。カツをサクサク食べつつタレを十分にまとったご飯をかき込んで、最後の一粒まで新潟の誇るローカルB級グルメの味をお楽しみください。
また、下に示すようにお持ち帰りメニューも充実しているので、自宅や職場でみんなでワイワイ食べるのもありですね…
- カツ弁当 830円
- 二段盛りカツ弁当 1030円
- ヒレカツ弁当 1030円
- 二段盛りヒレカツ弁当 1340円
- 海老弁当 1030円
- 合いもり弁当 980円
- ヒレカツ合いもり弁当 1080円
- 野菜カツ弁当 830円
- 野菜ヒレカツ弁当 930円
- 全もりカツ弁当 1040円
- 全もりヒレカツ弁当 1140円
- ランチカツ弁当 610円
- タレカツサンド 560円
卵とじ、ソースに続く第三の食べ方を全国に提案…新潟カツ丼タレカツ 京都本店へのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線烏丸・河原町駅からそれぞれ徒歩5分
それでは、店舗の詳細です。
P.S. 京都で美味しいとんかつをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
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