みなと食堂|平目漬丼以外にも豪華食材目白押しの青森が誇る海鮮丼専門店

By 大堀 僚介

全国に数多ある「みなと」の名がつく食堂の中でも、おそらく最も有名なのが青森県八戸市のみなと食堂。元々地元では知らない人はいない海鮮丼の人気店だったらしいですが、数年前にテレビ番組でサンドウィッチマンが大絶賛してから全国的に人気爆発。今では平日・祝日問わず行列ができる店となっているようです…

みなと食堂|平目漬丼だけではない!豪華食材目白押しの青森が全国に誇る海鮮丼専門店

みなと食堂を全国的に一躍有名にしたのが「平目漬丼」というメニュー。見た目にも美しく、第1回全国丼選手権の海鮮丼部門で金賞を受賞したというこの丼を目当てに、青森に行ったついでにみなと食堂へ向かったのですが…

ある平日のお昼過ぎにみなと食堂の最寄り駅・JR八戸線の陸奥湊駅を降りると、駅前のほぼすべての商店がシャッターを下ろしています。「せっかく来たのに、もしかしてみなと食堂も閉店?」と心配になってしまうほど見事なシャッター通りとなっていたのですが…

この辺りは「陸奥湊駅前市場」と言って、月曜から土曜まで朝市が開かれているエリアなんだそうな。朝市は朝の5時から10時までのようなので、単に1日の営業を終えて店を閉めただけなのかもしれません。

さて、駅を出てロータリー前の道を右に曲がって150mくらい歩くと、目的のみなと食堂が道の左側に見えてきます。ランチタイムを過ぎて閉店が見えてきた時間帯だったので店の外までの行列はありませんでしたが、お店が営業しているのが分かってまずは一安心。

ごく普通の街食堂のような内装の店内に、客席はカウンター席8脚と4人がけテーブル席1卓の合計12人分。僕が入ったときには店内で2〜3人先客が待っていて、入口左にある待機スペースで10分ほど待ちました。お店の立地と時間帯を考えると、やはりかなりの人気店だということは言えます。

みなと食堂店内

どれも魅力的なみなと食堂のメニューの数々…仕入れ状況により提供できる数が変わるので、できれば朝早い時間の訪店がおすすめ

みなと食堂のメニューは、平目漬丼の他にも魅力的な海鮮メニューが目白押し。各種海鮮丼の他にも、青森の郷土料理であるいちご煮やせんべい汁も楽しめます。これに加えて、夏のシーズンにはうに丼なんかも提供されるようです。日々の仕入れにより提供できる数が変わるようなので、心に決めている丼があるのなら朝の早い時間の訪店をおすすめします。

みなと食堂のメニュー例(値段は税込)

  • 平目漬丼 1050円
  • 平目漬丼せんべい汁セット 1350円
  • マグロ中落丼(ホタテ入り) 1250円
  • ザ・漬丼(平目、マグロ、甘エビ、ヤリイカ) 1300円
  • 平目の生ハム漬丼 1350円
  • 漁師の漬け丼(1日7食限定) 1850円
  • いちご煮 950円

漁師の漬け丼:9種類の海鮮ネタが一つの丼に…1日7食限定の超お得丼メニュー

この日の僕は、本来平目漬丼をターゲットにみなと食堂にやって来ました。でも、カウンター席上に張り出されているメニューを眺めて心変わり。1日7食限定の「漁師の漬け丼」がまだ残っているというのです。

関西からはるばるやって来て、人気の平目漬丼を諦めるのも非常に惜しい。でも、僕の胃袋はたった1つ。しばし悩んだ挙句…

また来ればいいじゃん!

と近い将来の再訪を心に決めて、まずは限定メニューの漁師の漬け丼を(いちご煮とセットで)注文することに決めました。

注文してから約10分、目の前に運ばれてきた漁師の漬け丼(+いちご煮)はこちら…

みなと食堂の漁師の漬丼

中央に鎮座した卵黄とわさび、そしてその周囲を囲む9種類の海鮮ネタ(時計回りにカニ、カジキマグロ、マグロの赤身、イカ、いくら、ホタテ、甘海老、タコ、サーモン)が一体となってそのぜいたくさをアピールしてきます。これ、都会で同じものを頼んだら軽く2000円は超えますよね。わざわざ八戸まで来た甲斐があったというものです。

では、実食!すでにこの状態で全体に醤油ダレがかかっていて、どこから食べても新鮮な魚介の旨味とガーリック風味の醤油ダレの味が口から脳へ強烈な刺激を送ります。このタレが1つ1つの海鮮ネタにものすごくマッチしているのです。

9つの異なった海鮮ネタと特製の醤油ダレ、そして卵黄が混ざって奏でるハーモニー…もう箸が止まりません。あっという間に完食です。まだまだ昼過ぎの時間でしたが、「もうこの一杯で幸せな気分のまま1日を終えたい…」と本気で思いました。

いちご煮:名前からは想像もつかない、高級食材で猛烈な海の香りを出したお吸い物…八戸に来たらこれは必食!というレベル

そして忘れてはならない、一緒に頼んでおいた「いちご煮」。読んで字の如くイチゴを出汁で煮たもの…ではありません。ウニの卵巣の塊が野イチゴのように見えることから名付けられたこの郷土料理は、実は八戸近辺で水揚げされたウニとアワビのお吸い物…なんともぜいたくなお吸い物です。

みなと食堂のいちご汁実食

ウニとアワビの薄切りを水で煮立て、ちょっとだけ塩や醤油で味付けしただけのシンプルな料理。これこそまさに「素材の味を活かす」料理の典型です。

みなと食堂が提供するいちご煮にもウニがたっぷり…やや白濁したお出汁の中に、黄金色の物体がたくさん入っているのがよくわかります。お吸い物を一口含むと、ウニとアワビの持つ強烈な海の風味と青じその香りがお互いを引き立てあって…いや〜、もう、あとはご想像ください。普通の感覚だと汁物に950円は「高い!」となりますが、わざわざ八戸に来ていちご煮を食べずに帰るのは本当にもったいないですよ!

平目漬丼:ヒラメの甘味と濃厚卵黄、ニンニク風味の醤油だれの三位一体攻撃…寝起きに一杯食べて出勤なんて最高!

そして、やっぱり来ちゃいました。前回食べ逃した平目漬丼を食べに、はるばる八戸まで二度目の訪店。そして今度こそは、と席について迷わず平目漬丼(お値段 1050円)を注文しました…

みなと食堂の平目漬丼

注文して5分ほどで運ばれた平目漬丼はこんな感じ。せんべい汁をつけなくても、単品の値段で味噌汁が普通についてきます。

2列に整然と並べられたヒラメの切り身、その中央にトッピングされた卵黄とわさび…ネット画像でもその美しさに心惹かれますが、実際目の前にするとヒラメも卵黄もつやつや光っていて本当に感激ものです。

この美しい見栄えを崩してしまうのももったいないですが…卵黄を潰して実食。ヒラメはキュッと身がしまってますし、濃厚な卵黄とニンニク風味の醤油ダレがヒラメの旨さを最大限に引き立てます。漬けになっているとは言えヒラメはさっぱりとしていて、ヒラメの身が持つほんのりした甘味が卵黄や醤油ダレと三位一体となって、舌の上から同心円状に美味さを全身に広げていく感覚です。

みなと食堂は朝の6時から営業しているのですが、これなら朝食べても重くない…というか、丸水の宇和島鯛めしと同じように究極の卵かけご飯ですな。朝起きて、平目漬丼をかっ喰らって出勤、とか一度でいいからやってみたいなぁ…

正直、関西からでも通いたい…みなと食堂へのアクセスは、最寄り駅のJR八戸線の陸奥湊駅から徒歩3分

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

みなと食堂

みなと食堂 [star rate=”5.0″]
住所:青森県八戸市大字湊町字久保45-1
電話番号:0178-35-2295
営業時間:6:00-15:00
定休日:日曜日、年末年始
駐車場:3台分あり
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)

This entry was posted in フード, 日本, 青森
大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です