早起亭|上質な地下水がもちもちの秘訣…製麺所直結で早朝から営業のうどん店

By 大堀 僚介

朝日の光と出汁の香りで目を覚まし、顔を洗ったタイミングで目の前に朝ごはん…こんな1日の始まりを理想としている人は、きっと僕だけじゃないでしょう。しかし残念ながら、毎日早起きする人ほど、この理想から程遠い朝を迎える世の中の常…結局通勤途中でコンビニに立ち寄って、手早く腹を満たすことになってしまいます。

でも、あなたの職場が京都なら、このような朝のお決まりパターンに一石を投じることができます。なんと京都には、早朝4時から営業しているうどん屋さんがあるのです…

早起亭|京都・東山から流れる上質な地下水が秘訣…製麺所直結で毎日早朝から食べられるもちもちうどん

早起亭うどんは、冷泉通沿いにあるマンション1階に店を構える…というより、駐車スペースにテーブルや椅子を並べて営業しています。本来は谷口製麺所という製麺工場で、近隣のうどん屋さんに麺を卸す傍ら、朝早くからその麺を使ったうどんを提供してくれています。特に毎朝の釜揚げが終了する朝7時以降は、小麦の中心部のみを使い特別な製法で作られた、早起亭ならではの「吟醸うどん」が楽しめます。

この早起亭のうどんと出汁には、地下70mから汲み上げた清冽な地下水を使っているとのこと。この地下水がうどん作りに適しているとの事ですが…確かにそう言われてみれば、近くに山元麺蔵さんや岡北さん、仁王門うね乃さんといった、京都を代表するうどんの名店が多いですね。その秘密の1つは、この地下水だったのですね…

それはさておき、メニューの紹介に移りましょう。早起亭うどんの基本メニューは、溶き卵をうどんに加えた「おかあちゃんのうどん(卵とじ)」。ご主人が中学受験の時に、仕事で忙しいお母様が作ってくれた思い出の食べ物。早起亭でも一番人気で、お値段は驚きの1杯400円!他のメニューも周辺の店と比較してかなりリーズナブルで、製麺所直営の強みを十分に活かした価格設定になっています。これこそ「早起きは三文の得」ですね。

早起亭うどんのメニュー例(一部冷やしメニューあり)

  • きつねうどん 500円
  • 天ぷらうどん 500円
  • しっぽくうどん 500円
  • 中華そば 500円
  • カレーうどん(小ごはん付き) 600円
  • おけうどん(3玉まで可) 700円
  • にしんそば 700円

おかあちゃんのうどん(卵とじ):甘みのある出汁に出来立てならではの小麦の香り…冬の寒い時期に食べたくなる一品

まずは基本メニューの「おかあちゃんのうどん」をオーダー。基本フロアに店員さんはいないので、店の奥の小さな配膳口で声をかけて注文します。そして、料理の受け取りも会計も、この配膳口を通じて行うシステムです…

そして、うどんが出来上がったら、こんな感じで配膳されます…

見た目に優しい味がしそうな、早起亭の卵とじうどん。画像からも十分伝わるように、ほんのり甘みのあるとても優しい出汁の味がしました。朝の眠気をゆっくりと覚ましてくれるような、上品かつ暖かいうどん出汁…これに溶き卵が加わることで、出汁の優しさが倍増します。

一方の麺は讃岐うどんのようなコシのあるうどんではなく、柔らかくもちっとした食感。細麺ながら小麦の香りも強く、出来立てならではの風味を堪能できます。

このうどん、外がまだ暗い冬の朝に食べてみたいな…と思いました。お店のセッティングも相まってきっと屋台でほっこり心温まるうどんを食べるような気分に浸れることでしょう。

冷やしカレーうどん|侮るなかれ…はじめはマイルド、後からじんわり辛さが追いかける

この早起亭では、すべてのメニューではありませんが冷たいうどんも注文できます。前回卵とじうどんを食べた時に「冷やしカレーうどん(500円)」の立て看板が出ていたのですが、これが気になって1週間後に早起亭を再訪問。夏の暑い朝に朝カレーならぬ「朝カレーうどん」をいただくことにしました…

配膳口にうどんを取りに行くとき、ちょっと意表を突かれました。器一面に敷かれたトマトやレタス、チャーシュー、そしてチューブ入りのマヨネーズ(辛子マヨネーズです)…画像をご覧の通り「カレーうどん」ではなく「サラダうどん」と言った方が近いです。もちろん、この下にちゃんとカレーうどんが控えているのですが…

これらの具材をかき分けて、まずはうどんの出汁を一口すすります。見た目は若干白っぽく、スパイシーと言うよりはマイルドな味付け。優しく食べられるカレーうどんかな…と思いきや、後からじわじわ辛さが追いかけてきました。油断なりません。結構スパイシーな出汁です。辛いのが苦手な人は特にご注意を。

そして、カレーの出汁を十分にまとった吟醸うどん。冷製にすることで、麺のもちもち度が数段upしています。讃岐うどんとはひと味違ったもっちりとした食感…京うどんの魅力を十分に堪能できる一品です。

冷やしおけうどん|吟醸うどんをガッツリ食べて朝を始めたいあなたへ…

早起亭への3回目の訪問は、冷やしカレーうどんを食してから約10日後にやって来ました。冷やしカレーうどんを食べて刺激的な朝を迎えよう!と意気込んでお店に向かいましたが、残念ながら冷やしカレーうどんはもうスープがないとのことでした。季節限定メニューだったのでしょうか…

そこで代わりにオーダーしたのが、うどん3玉まで同じ値段で食べられる「冷やしおけうどん」。かなりお腹が空いていたのもあり、しっかり食べて仕事を始めようと思ったのでした…

高くそびえる桶の中に入った3玉のうどんに、海老天やかまぼこ、油揚げ、椎茸などの付け合わせがセットでお値段700円。コスパ的にはかなりのお得です。

出汁は濃いめの甘口醤油だし。桶の中の水分で薄まってちょうど良い濃さになります。出汁の一部は凍らせてあって、いつまでも冷たくうどんを食べられるように配慮がされています。

吟醸うどんのもちもち度は相変わらずで、朝から3玉食べれば確実にお腹も心も満たされることでしょう。とにかく朝からガッツリいきたい人にはオススメのメニューです。

どんなに朝早く起きても好きな時に食べられる…早起亭うどんへのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・神宮丸太町駅から徒歩9分

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

早起亭うどん [star rate=”4″]
住所:京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町9
電話番号|050-5593-6848
営業時間:4:00-13:00
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金のみ)

朝早くから開店する分、ランチタイムには閉店してしまいます。早起亭に来店する時にはご注意を…

This entry was posted in フード, 京都, 日本
大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です