麺屋極鶏|京都の激戦区・一乗寺で今最も熱い超濃厚鶏スープのラーメン屋

By 大堀 僚介

京都市左京区一乗寺は、全国的にも名の知れたラーメン激戦区。天天有本店中華そば高安、珍遊などの伝統ある老舗が営業を続ける中、次々と新鋭店が勝負をかけに乗り込んできます。

今回ご紹介するお店は、2011年創業の比較的新しいラーメン屋。現在では一乗寺で濃厚ラーメンと言えばここ!」というくらい有名になり、東京や大阪など大都市でもその名が轟くようになっています…

麺屋極鶏|全国的な激戦区・一乗寺で一際存在感を放つ、超濃厚鶏スープのラーメン屋

一乗寺駅から西へ向かい、通称ラーメンストリートを右折、北に向かってちょっと歩いたところに麺屋極鶏(読み方:めんや・ごっけい)はあります。店主の今江公一さんが京都市北区の老舗ラーメン店「タンポポ」で12年間の修行を積んで一乗寺に出店。最近では東洋水産とのタイアップでカップラーメン化にもチャレンジするなど、新たな分野にも積極的にチャレンジしています。。

僕が初めて極鶏を訪れたのは、やや日が陰った平日の夕方。店外の並ぶスペースには数人のお客さんが待っていましたが、回転は早く待ち時間は数分で済みました。

かつてはテレビで取材されたのをきっかけにものすごい行列となり、整理券が配布されたこともあったようですが、今はもうブームが過ぎて一段落した感じがします。通し営業なので、お昼時を過ぎた午後3時頃は、比較的空いてる時間になりそうです。

店内に入ると、すぐ右側に厨房とカウンター5席、奥に4人がけのテーブル席が2つあります。何となくですが、極鶏さんの前に営業していたお店のレイアウトとそのまま使っている感じがします。壁はコンクリート打ちっ放し状態で、厨房が狭いせいか客席側に置いてある大きな冷蔵庫…非常にシンプルというか、無頓着という印象さえ受けます。余計なところにお金をかけず、とにかく味で勝負!ということでしょうか。

登録商標の鶏だくをベースとした4つの個性的なメニュー…あなたはどれがお好みですか?

そんな極鶏さんのメニューは、超濃厚な鶏スープの鶏だく(登録商標)が基本。ここに

  • 赤唐辛子を加えた赤だく
  • 黒いマー油をかけた黒だく
  • 魚粉をまぶした魚だく

の3種類がバリエーションとしてあり(大盛りは各+100円)、追加料金で煮卵追加やチャーシュー、メンマ、ネギの増量ができるシステムです。サイドメニューとしておかわり無料のライスや、玉子かけご飯の追加も可能です。

鶏だく|レンゲが立つ!と評判になるほど濃厚な鶏スープに浮かぶ特製の太麺…ラーメンというよりパスタを食べているような感覚

今回オーダーしたのは、極鶏の基本メニューである鶏だく。カウンターについてから、わりとすぐにラーメンが運ばれてきました。画像はこちら…

麺屋極鶏の鶏だく

見ただけでドロドロだとわかるスープに黄色の中麺、分厚いチャーシューとメンマ、白髪ねぎのトッピング。これを天下一品インスパイア系と呼ぶ人もいますが、スープのドロドロ度は明らかに天下一品のスープを超えますね。さらに麺を見ると、スープがまったくからんでません。まるでスープの海に黄色の島が浮かんでいるかのような見た目です。

麺屋極鶏の鶏だくメンマ

ご覧のように、メンマの厚さが一般的な厚さの3倍くらいあります。これくらいの厚さがないと、スープのインパクトに負けてしまうのでしょうね。ちなみにチャーシューも分厚いです。

さて、これをどうやって食べるかというと…まぜそばを食べる時のように、まずはレンゲと箸を使ってスープと麺をしっかり絡ませなければなりません。何か、ラーメンというよりパスタを食べるような感覚です。

ところがスープがドロドロなので、なかなか思うように絡まってくれません。まんべんなくスープを麺に絡ませるために、1-2分は使ったでしょうか…

麺屋極鶏の鶏だく実食

こんな感じになって、ようやく実食。かき混ぜる過程でチャーシューやメンマが丼の中に埋もれてしまいました。

すでに食べログやぐるなびなどの口コミサイトに書かれているように、スープはねっとり濃厚な見た目に反して、意外とスッキリした味をしています。マイルドな鶏の旨味がドロッと口に入ってくる感じでしょうか。しかし、やっぱりカロリーは相当高そうな気がします。

一方、京都では有名な製麺所「麺屋棣鄂」で作られた麺は、硬めに茹であげられて、しっかりした歯ごたえでスープの存在感に対抗しています。

口の中で鶏の旨味と麺の歯ごたえをじっくり感じながら、一歩一歩完食に向かって真っしぐら。麺を食べ切って余ったスープはレンゲですくって口の中へ…本当に、このスープは飲み物ではなく食べ物ですね。あまりにもドロドロなので、普通に丼に口をつけて飲もうとすると、きっと失敗しますよ。

赤だく:マルちゃんのカップ麺にもなった麺屋極鶏のもう1つの看板メニュー

さて、上にご紹介した鶏だくですが、以前マルちゃん(東洋水産)からカップ麺化されたのご存知ですか?Amazonで確認する限り現在はもう流通していないようですが(楽天など他の通販サイトでも売っていませんでした)、このカップ麺化で麺屋極鶏の名前が京都だけでなく全国に知れ渡ったことは間違いないでしょう。

そして鶏だくと同じくカップ麺化された、麺屋極鶏の赤だく。鶏だくとともに麺屋極鶏を代表する、もう1つの看板メニューと言えます。2回目の訪店となった10月某日は、この赤だく(お値段 800円)をいただくことにしました…

麺屋極鶏の赤だく

このように、スープが隠れるほど粗挽きの赤唐辛子が敷き詰められています。その中央から細切りネギとともに麺が顔を出していますが、相変わらずスープとまったく絡まっていません…

麺屋極鶏の赤だく実食

まずはこれらをしっかり混ぜて、スープを麺に馴染ませます。しっかり混ぜ切ると唐辛子の辛さは鶏だくスープでかなり希釈されるので、想像していたほど辛くなく食べやすく感じました。というか、唐辛子の刺激が良いアクセントになって、鶏だくスープの旨味が一段階upするように思います。

この赤だくを「まずい」と感じる人もいるようですが、個人的には鶏だくよりも赤だくの方が好みですね。きっと黒だくや魚だくも、同じ理由で美味さがupするような気がします。

それでは、残りの2種類のラーメンについてもご紹介していきましょう。

黒だく:ひとかけのマー油でほんのり香るニンニク風味…ニンニク好きならすりおろしニンニク追加もおすすめ

まずは、鶏だくに黒いマー油をひとかけした「黒だく」。器からニンニクの香りが漂ってきます…

極鶏の黒だく

相変わらずのドロドロ鶏スープに、黒いマー油がかかった姿は美しい…でも、このままでは食べることができないので、泣く泣くすべてを混ぜ合わせることにします。

極鶏の黒だく実食

混ぜてしまうと、見た目にはもう鶏だくとほとんど変わりませんね…(泣)実際食べてみても、ほんのりニンニクの風味は感じますが、せっかくならもっとニンニクを効かせてもいいかな…と個人的には思います。今回僕はその存在に気づきませんでしたが、一応すりおろしニンニクもお店に用意してあるみたいですね。ニンニク好きで臭いの心配をしなくていい人なら、追加ですりおろしニンニクを加えることをおすすめします。

魚だく:魚粉の追加で鶏一辺倒の味に奥行きが…バランスがよく最後まで飽きのこない味

そして最後にご紹介するのが、鶏だくに魚粉をトッピングした魚だく…

麺屋極鶏の魚だく

他の3種類と同じく、まずは麺とスープをしっかりと馴染ませます。この過程で魚粉を丼の隅々に行き渡らせるようにして…

麺屋極鶏の魚だく近影

3分ほど混ぜて、ようやく実食。うん、魚粉が良い感じに効いて、鶏一辺倒の味に奥行きが生まれています。黒だくの時はマー油が足りない印象がありましたが、魚だくの魚粉の量はちょうど良いくらいです。

これは鶏だくの濃厚な鶏の味に飽きが来たときに、ちょうど良い変化球です。鶏と魚の味のバランスが良く、最後まで飽きを感じずに食べることができます。

玉子かけご飯:崩しチャーシューと特製出汁醤油でさらさらと…濃厚ラーメンに囲まれたあっさり癒し系の存在

こちらは、ラーメンとセットで頼むとちょっと安くなる玉子かけご飯(ラーメンに+200円)。下の画像のように、中央にくぼみのある一杯の白ごはんに生卵と崩しチャーシューが出てきます…

極鶏の卵かけ御飯

中央のくぼみに卵黄が鎮座するように生卵を割って、周囲に崩しチャーシューを散らして…

極鶏の卵かけ御飯実食

テーブルに備えつけの玉子かけご飯専用の出汁醤油をかけてかき混ぜます…

極鶏の卵かけ御飯用醤油

正直言って、卵やご飯も特別ブランド物を使っているというわけでもなく、いたって普通の玉子かけごはんけご飯のように思います。ただ、この玉子かけごはんが極鶏の人気メニューの1つであることも事実。おそらくこってり濃厚な鶏だくの箸休め的存在として、玉子かけご飯のさらさら感が求められているんじゃないかなぁ…と個人的には思います。

京都一の超濃厚な鶏ラーメン…極鶏へのアクセスは、最寄り駅の叡山電鉄・一乗寺駅から徒歩5分

それでは、店舗の詳細です。

麺屋極鶏

麺屋極鶏(店舗ブログあり) [star rate=”4″]
住所:京都府京都市左京区一乗寺西閉川原町29-7
電話番号:075-711-3133
営業時間:11:30-22:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:月曜日
駐車場:なし(周辺駐車場を利用)
クレジットカード払い:不可(食券制)

お店には自転車やバイクなどの駐輪場がないので、バスなどの公共交通機関の利用をおすすめします。四条河原町からなら、神宮丸太町や岡崎を経由して一乗寺方面へ向かうバスがいくつかあります。

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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