ボタニカリー|大阪一のスパイスカレーはたっぷり野菜でとってもヘルシー

By 大堀 僚介

大阪で始まり、そのブームが全国的に広がりつつあるスパイスカレー。そのスパイスカレーで大阪一とも称されるほどの名店が、大阪のビジネス街・本町にあります。2013年6月のオープン以降、カレー好きの間であっという間に評判となり、すでに開店前から整理券をもらわないと入店できないような超人気店になってしまいました…

ボタニカリー|野菜たっぷりでヘルシーなランチ…大阪でNo.1とも称されるスパイスカレーの人気店

そのお店「ボタニカリー」があるのは、本町にあるとある雑居ビルの中。ビルの前に立て看板が出てはいるのですが、それ以外にビルの外に目印はありません。注意して歩かないと簡単に素通りしてしまいますので、特に最初に訪店する際にはご注意を…

僕が初めてボタニカリーを訪れたのは平日の朝10時過ぎ。ここは開店前の朝10時から整理券が配られることで知られているのですが、さすがに平日なのでちょっとくらい遅れても大丈夫だろうとタカを括っていたのですが…

ボタニカリーの整理券

僕がもらった整理券は1回転後の11:30から(時間指定はできません)。なんと!みんな平日なのに整理券のために仕事抜け出して来ているんでしょうな。さらに、整理券に書かれた番号「6」。11:30の整理券の中で6番目…11:30の整理券を持った人の中で、6番目に案内されるという意味です。これは、毎回覚悟して早めに来店しなければなりませんな…

改めて11:30頃に再訪。入り口の前には、同じ時間帯の整理券を持った人が数人並んでいました。この列に並びながら入店の案内を待つのですが、整理券に書かれた番号順に案内されるので、店内に空席があっても入店できるとは限りませんのであしからず。お店の中から漂ってくるスパイスの香りが食欲をそそります…

ボタニカリーの基本メニューは3種類…時間帯により合いがけや数量限定メニューもあり

客席はカウンター席が4脚にテーブル席が3卓。喫茶店のような雰囲気の店内には、カレーに使われているであろう各種スパイスの瓶がずらりと並びます。何種類のスパイスが使われているのかわかりませんが、展示されているものだけを見ても軽く30種類は超えるのではないでしょうか。その完成形となるカレーの味を想像すると、待ち時間も心が踊ります。

ボタニカリースパイス

そんなボタニカリーのメニューは基本的には下に紹介する3種類。混雑の時間を避ければ、一度に2種類のルーを楽しめる合いがけや、数量限定のビーフカレーも注文できます。辛さはノーマルからスーパーまでの4段階あり、1段階上がるごとに50円プラスとなります。

ボタニカリーのメニュー

  • ボタニカリー(チキン、12:00から数量限定でビーフもあり) 980円
  • シュリンプカリー(エビ) 900円
  • ポージョカリー(チキン) 880円
  • 魚介ベースのスープカリー・仕上げにココナッツミルク
  • 合いがけ(12:00-13:30は注文不可)
  • ボタニカリー×シュリンプ 1150円
  • ボタニカリー×ポージョ 1100
  • 大盛り 150円(ライスのみ大盛りは80円)

カレーの辛さ選択:1段階上がるごとに50円up

  • ノーマル(×0)
  • 1辛(×3)
  • 激辛(×6)
  • スーパー(×10)

カレートッピング

  • 自家製クリームチーズ豆腐 100円
  • 玉子ピクルス 100円
  • ピクルス(大根・人参)大盛り 80円

ボタニカリー:店名にもなったフラッグシップメニュー…スパイスをやや控えめに抑えることで、付け合わせとの組み合わせで自由自在に味変を楽しめます

それでは、カレーのご紹介へとまいりましょう。最初の訪店で僕が注文したのは、店名にもなっているフラッグシップメニューのボタニカリー(チキン)…

ボタニカリー近影1

見てください、この美しさ。カレーに似つかわしくないというか(失礼!)、今までのカレーの常識を覆すような盛り付けです。シャバシャバ感のあるカレールーから、小島のようにせり立つライスの小山。そして周りを彩るカラフルな野菜たち。

これほどフォロジェニックなビジュアルをもったカレーが、今まで存在していたでしょうか…きっと今まで多くのカレーファンがボタニカリーにやって来て、インスタに画像をupしていったことでしょう。これをスプーンで崩すのがもったいなく感じるくらいです。

ボタニカリー実食

でも、そうも言っていられないので、実食へ…わずかにとろみのついたシャバシャバのカレールーは、思ったほどスパイシーではありません。ガツンとスパイスを効かせたインパクト勝負ではなく、このままスープカレーになりそうなくらいの控えめかつ深みのある味のカレールーです。

この点、スパイスを思う存分効かせた目の覚めるようなカレーを期待している人にとっては、ちょっと物足りないと感じるかもしれません。でも、僕自身はこのままでいいと思いますし、必要なら追加料金を払って辛さupすればいいでしょう。

なぜ僕が「このままでいい」と感じるのか…それは、カレーのまわりを彩る野菜たちにあります。このエリアに並べられた野菜たちは、ただ彩りよく並べられただけの野菜ではありません。シャキシャキ感を楽しむための生野菜もあれば、酸味の効いたピクルスもあり、鰹節をまぶされた野菜もあり、自然な甘味を活かしたマッシュドポテトもあり…

感の良い人なら、もうおわかりでしょう。これら味付けの異なった野菜たちを、カレールーとブレンドするのです。スパイスの強さが抑えられているからこそ、野菜との組み合わせによる味の変化が楽しめます。オリジナルのカレールーの味を楽しんだあとは、ピクルスで酸味を足してみたり、鰹節の風味を加えてみたり…こうして一枚のプレートで様々な味を楽しみながら食べ進めるのが、このボタニカリーの最大のウリだと僕は感じました。

結果的にこの一皿で野菜もたくさん摂れますし、とってもヘルシーなボタニカリー。昼食時に本町の近くへ来られたら、ランチの選択肢の1つとしてボタニカリーを加えてみてはいかがでしょうか。

シュリンプカリー:魚介出汁がしっかり感じられるスープカレー…ボタニカリー同様、様々なトッピングとのコンビネーションを楽しんで

2つ目にご紹介するのが、魚介ベースのスープカレー・シュリンプカリー(お値段 900円)…

ボタニカリーのシュリンプカリー近影

最初にご紹介したボタニカリーと比べると、かすかにではありますが、ルーが白く濁っています。これは仕上げにココナッツミルクを加えているため。スープカレーというだけあってルーにとろみがほとんどなく、シャバシャバを通り越してサラサラといった感じです。

ボタニカリーのシュリンプカリー実食

実際食べてみると、ボタニカリー同様スパイスは控えめですが、その分魚介の出汁がしっかりと感じられます。一方で、ココナッツミルクの風味は抑えてあり、グリーンカレーを食べた時のようなココナッツミルクのインパクトはありません。

そして、スパイスが強くないからこそ、他の具材との味のミックスが大いに楽しめます。これこそがボタニカリーでスパイスカレーを食べる最大の理由。酸味のあるピクルスだったり、甘い味付けのポテトだったり、プリッとした小海老だったり…その味の組み合わせはまさに無限大!きっとあなたにも、食べていて「おっ!これは…」と感じる瞬間があるのではないでしょうか。


あいがけ:ボタニカリーの圧倒的1番人気メニュー、2つのカレールーのブレンドで味わいが無限に変化

最後にご紹介するのが、ボタニカリーとポージョカリー(チキン)のあいがけ。ボタニカリーでは、時間帯によってボタニカリー+シュリンプ or ポージョのあいがけができるのですが、僕が見ている限りほとんどのお客さんがこの「あいがけ」を注文しているようです。その圧倒的な人気の秘密はどこにあるのかというと…

ボタニカりーのあいがけ with ポージョカリー近影

このように、大皿の中央にライスをのせ、そこからピクルスと野菜を皿の端まで敷き詰めて堤防をつくり、両側にそれぞれのカレールーを流し込みます。こうして直接比較すると、2つのカレールーの違いがよくわかります。皿から立ち込める香りもスパイスの香りと鰹節の香りがミックスされ、何とも言えない気持ちの良い香りです。

このカレーを、まずはお互いのルーが混ざらないように注意しながら、堤防を崩して食べ進めます。お互いを直接比較すると、以前それほどスパイシーに感じなかったボタニカリーがよりスパイシーに、一方のポージョカリーはより魚介の旨味がはっきりと感じられます。

このコントラストがとても心地よく、途中で水をはさみながらボタニ、ポージョ、ボタニ、ポージョ…とスプーンが皿の上をフル回転。この時間がずっと続けばいいなぁ…でも、食べ進めていくにつれて、いつかは堤防を壊さなければならなくなります。

残念ながら、これであいがけの楽しみは終わり…ではありませんでした。というか、ここからが本番と言っても過言ではないくらい。でもこの時の僕は、これから起こる嬉しい驚きを全く予想していませんでした。

堤防を崩して、ボタニカリーとポージョカリーが自然に混ざるのを見届けます。ちょっと残念な気持ちになりながら、混ざったカレーとライスを口に運ぶと…衝撃でした。ボタニカリーのスパイスとポージョカリーの魚介の旨味がミックスしたルーの美味さ。口から脳に向けて、竹を割ったようなスカッとした刺激が突き抜けたような感覚です。

今までなんでこの食べ方に気がつかなかったんだろう…自分でも不思議でした。でも、目の前には確実に新しい美味さを携えたカレーが存在しています。ピクルスをはじめとしたトッピング類とのマリアージュも一気にバリエーションが増えますし、そりゃほとんどの人があいがけを頼むはずだわぁ…このあいがけ、超おすすめです。

特に週末のランチタイムは行列必至…ボタニカリーへのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ・本町駅から徒歩4分

平日でもこんな感じのお店なので、特に週末に来店する場合は相当早めの準備が必要でしょう。通常のランチタイムにボタニカリーを楽しみたければ、最低限10時前には並んでおくことをおすすめします。

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

ボタニカリー

ボタニカリー [star rate=”4.5″]
住所:大阪府大阪市中央区瓦町4-5-3 日宝西本町ビル1階
電話番号:非公開
営業時間:11:00-16:00(10:00から整理券配布、売り切れ次第終了)
定休日:日曜・祝日(臨時休業あり)
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
公式Twitterあり

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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