薄暗い部屋の壁一面に光る黄金色の瓶の数々…その手前に敷かれた長いテーブルが夢の世界と現実世界を隔てていて、その境界で互いの住人が現実世界について語り合う…僕にとってのバーってこんなイメージなのですが、自分もそんな大人の世界の登場人物になりたいと思ったことがありませんか?
今回ご紹介するBar芦屋日記というバーは、そんな僕のイメージにすごく近いお店。お店が住宅街にあるのでぼったくりの心配がないのに加えて、女性バーテンダーがスタッフにいるので女性1人でも気軽に入りやすい、今時とっても貴重なお店です…
イチローズモルトをはじめ国産ウイスキーの品揃えが充実!一般には出回っていない極上ウイスキーも…
Bar芦屋日記ではウイスキーからカクテル、ビール、ノンアルコールドリンクなど様々なドリンクが楽しめるのですが、特にお店が力を入れているのがイチローズモルトという埼玉県秩父産の国産ウイスキー。イギリスの権威あるコンテストで最高得点を叩き出し、世界中で大注目されるようになったこのウイスキーが、蒸留所とマスターとの良好な関係のおかげで日本でも有数の品揃えを保てているのだとか。
そのイチローズモルトは僕も初体験だったのですが、マスターのアドバイスをもとに僕が選んだのが、ストレートで飲むならこれがおすすめ!というワールドブレンデッド・リミテッドエディションというウイスキー…
この一杯(シングル 約30ml)で、お値段 税込1800円なり。高い!と思いました?思いますよね、普通。でもこのボトル、後でAmazonや楽天で値段を調べたら、プレミアがついて平気で1本2万円以上の値をつけていました。そんなお酒がこのお値段でいただけるのであれば、とってもリーズナブルだと僕は心の底から思います。
で、肝心のお味ですが…ホントに驚きました。ガラスの蓋を開けるとウッディーな香ばしさが漂い、口に含むと口当たりが良くまったりとしていて、穀物のコクが深く濃厚で、フルーティーでほんのり甘く、喉が焼けるような刺激がほとんどない優しいウイスキー…こりゃ、プレミアつくのわかりますよ。海外のウイスキー好き相手なら、1本2万円どころか10万円提示してもあっさり売れちゃうんじゃないでしょうか?
このワールドブレンデッド・リミテッドの他にも、シングル1200円で飲めるものから5000円近くするものまで…市場に出回っていない限定品を含めてイチローズモルト銘柄のウイスキーがほぼ全て揃っているのがBar芦屋日記の圧倒的な強み。おそらく関西エリアではイチローズモルトの品揃えNo.1でしょうね。もしあなたがウイスキー好きなら、大阪や神戸からでもわざわざ芦屋まで足を運ぶ価値は断然あると僕は思います。
芦屋日記カレー:あの名店のカレーをオマージュしたビーフカレーの完成度に驚いた
そしてBar芦屋日記のもう一つの名物をご紹介。それは、この日の〆に注文した芦屋日記カレー(お値段 税込950円〜)。実はこのカレー…
大阪甘辛カレーの元祖・インデアンカレーをオマージュして作られたカレーなんです。楕円形の大きな平皿に薄く広げられたライス、そのライス全体を覆うようにまんべんなくかけられたカレールー…見る人が見ればわかる、もはや大阪甘辛カレーの系譜とも言える盛り付けスタイルですね。
で、実際食べてみると…フルーティーな甘さに一瞬遅れてやってくる鮮烈な辛さは、元祖甘辛カレーと比較しても遜色ないレベル。マドラスカレーや白銀亭、上等カレーといった甘辛カレーの各人気店と比較しても、芦屋日記カレーの方が元祖の味に近いように思います。
それでいて牛肉の旨味がしっかりルーに溶け込んで、欧風カレーテイストが強いのも芦屋日記カレーの特徴の1つ。バーの雰囲気も影響してか、かなり高級なカレーを食べているような気にさせてくれます。
そしてご飯の炊き上がりも見事。ご飯粒がベチャッとくっつかず、1粒1粒がもっちりしています。ここが家庭用炊飯器では再現が難しいんですよね。こうしてふっくら炊き上がったご飯粒の間に甘辛カレールーがしみ込んでいくことによって、カレーの美味さが最大限に発揮されるというわけです。
カレー専門店でもないのに、ここまで完成度の高いカレーを毎日作るってすごく大変なことだと思います。もしあなたが大阪の甘辛カレーを好きなら、Bar芦屋日記のビーフカレーも一度は試してみてもらいたいですね。
その芦屋日記カレーですが、2年間に及ぶマスターの試行錯誤の結果、Amazonや楽天の通販でビーフカレーのレトルト版が購入できるようになりました。24種類もの試作を経て完成したレトルト版芦屋日記カレー、スパイシーなカレーが好きな人ならきっとハマること請け合いです。
ランチタイムにも芦屋日記カレーが食べられます!Bar芦屋日記へのアクセスは、最寄り駅の阪神電鉄・芦屋駅から徒歩2分
そんなBar芦屋日記ですが、バーなのになんとお昼の12時から営業しています。つまり、今回ご紹介した芦屋日記カレーをランチとして食べられるということです。
もしあなたがカレー好きなら、近くを通りかかった時に一度お店に立ち寄ってみるのをおすすめします。この一皿でカレーに対するマスターの情熱がひしひしと伝わってきますよ。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
クレジットカード払い:可JR芦屋駅からなら徒歩11分、阪急芦屋川駅からも徒歩14分で行けます。
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