宮島名物・あなごめしのおすすめランキングをネットで探すと、必ずと言っていいほどヒットするのが宮島内にあるあなごめしふじたやというお店。こちらは宮島内で唯一ミシュランの一つ星を獲得した店としても知られていて、特に週末には島外から観光客がわんさかと押しかけてきます。
そんな人気店で食べられるあなごめしがどれだけ美味いのか?宮島訪問前からずっと気になっていて、今回の宮島観光中の最後の食事をふじたやのあなごめしにすることに決定。午前中に厳島神社、弥山…と主な観光名所をざっと回って、牡蠣屋などで他の宮島グルメも堪能して、お腹も心も十分に満ち足りた状態でお店に向かったのですが…
こちらも1902年創業の老舗中の老舗…あなごめしふじたやはこんなお店
宮島内のあなごめし人気店・あなごめしふじたやの創業は1902年。あなごめしの元祖として知られる宮島口のあなごめしうえのに並ぶほどの歴史と伝統を持つ老舗中の老舗ですが、元々は割烹として営業していて、穴子の美味さが評判となって40年ほど前に穴子飯専門店へ業態転換したのだとか。
そんなあなごめしふじたや、お店の場所は厳島神社から徒歩1〜2分、宝物館の脇の道を大聖院方面に向かって歩いて右側にあります。この日僕がお店を訪れたのが午後の1時頃だったのですが…
店頭にある記名帳を見ると、すでに20組を超える先客が…さすがミシュラン1つ星獲得歴がある有名店、お店の混雑ぶりも半端じゃありません。
このようにあなごめしふじたやは記名式なので、一旦記名帳に名前を書いたらお店を離れても構いません。ただ、名前を呼ばれたときに不在だとキャンセル扱いになるのでご注意を。今回たまたまなのか、記名を済ませてそのまま戻ってこない人がすごく多かったんですよね。おかげで僕は予想より早く、来店してから40分ほどで入店できましたが…
こんな感じで、もしかしたら予想よりずっと早く名前を呼ばれることがあるかもしれません。心配なら、やはりお店のそばで待機しておく方がいいですね。でも、長蛇の行列に並ぶ必要はありません。お店の隣に屋根付きの待機スペースがあって、順番が来たら店員さんが呼びに来てくれますので…
店内に入ると、外から見て想像するよりも大きなお店であることがわかります。食べログ情報では総席数が25席とありますが、おそらくそれは本館のみの客席数。実は中庭を挟んで奥にある離れにも座敷席があるので、一度に40人くらいの収容力はあるんじゃないでしょうか。店内は割烹らしさを残しながらも明るく清潔感のある雰囲気で、大きな荷物の持ち込みは厳しいものの、窮屈さを感じずに食事できるくらいのスペースは保たれています。お母さん方の接客も感じがいいですし、かなり居心地はいいですね。
地元産の天然物にこだわるあなごめしふじたやの穴子飯、実際食べてみて…
さて、あなごめしふじたやのメニューはこんな感じで…
食事用のメニューはあなごめし一択(大盛り設定なし、お値段 税込3000円)。他は各種ドリンクと、お酒のつまみとしての小鉢が数種類あるだけです。そんなわけで、ランチタイムに来店した人はほぼ100%あなごめしを注文するわけですが、あなごめしふじたやでは注文を受けてから穴子にタレを塗って焼き始めるので、出来上がりまで少し時間がかかります。僕の時も注文してから20分くらいはかかりましたね。
で、出来上がったあなごめしはこんな感じ…
今回の旅で食べてきたあなごめしうえの、そしてあなごめし和田それぞれのあなごめしと比べると、ふじたやのあなごめしが一番さっぱり系の見た目でしょうか。あと、あなごめしが冷めないように、丼を熱々にしてくれています。とっても嬉しい心遣いですが、ホントに熱いのでくれぐれも火傷に注意しましょう。
では、実食…両面を軽く炙ってその上から醤油ダレをサッと潜らせた感じの穴子の身は、香ばしさという点では弱いのですが、身のふっくら感は他の2店とは段違い。また、身の中に脂がしっかり残っていて、ふっくらした身の中から脂の旨味がじんわり舌に広がっていきます。タレも見た目通りあっさり目で、その分穴子そのものの味がしっかり味わえますし、率直に言って僕はこのふじたやのあなごめしが一番好みですね。
さらに言うと、あなごめしについてくるのがお吸い物っていうのもいいんですよ。上品なお出汁で口の中に残った穴子とタレの味をサッと洗い流してくれるような感じで…お値段は他の2店舗より500円ほど高いんですが、使っているアナゴも地元産の天然物のみにこだわっているとのことだし、僕的にはこの価格差は全然問題になりません。待ち時間を合わせて滞在時間が長くなることだけがネックですが、そこさえクリアできれば、僕は他の2店よりもあなごめしふじたやを推しますね。
売り切れ閉店に注意!あなごめしふじたやへのアクセスは、JR西日本フェリー(宮島松大汽船)・宮島桟橋から徒歩15分
こんな感じのあなごめしふじたや、公式情報では夕方の17:00まで開店していて、比較的訪問する時間を選びやすいお店のように思えます。しかし、実際にはものすごい人気のため、だいたい午後2〜3時頃には売り切れ閉店となるらしいです。せっかくの宮島観光で残念な思いをしないためにも、ふじたやのあなごめしを狙うならランチタイムにきっちりと時間を空けて訪問するようにしましょう。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
あなごめしふじたや 5点満点中
住所:広島県廿日市市宮島町125−2
電話番号:0829-44-0151(予約不可)
営業時間:11:00-17:00(穴子がなくなり次第閉店)
定休日:不定休
駐車場:3台分あり
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
P.S. これから宮島への観光を考えているあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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