神戸で味噌ダレ餃子を食べたいな…という気分になった時に、よくおすすめされるお店の1つにぎょうざ専門店赤萬(あかまん)があります。創業1960年の老舗で、現在は元町店と三宮店の2店舗で営業中なのですが、2021年には食べログ餃子百名店を同時受賞するという快挙を成し遂げました。
ひょうたん餃子と並んで「神戸餃子の二大巨頭」と言われたり、「1日に1000人前を売り上げる店」としてメディアに紹介されたり…と、とにかく神戸でも有名な餃子専門店。今回はそんな赤萬の元町店で、伝統の味噌ダレ餃子を食べてみることにしました。二大巨頭の一角に数え上げられる名店の餃子、どんな味がするんでしょうね?ひょうたん餃子と比較してみようかな…
ひょうたん餃子と同じくフードメニューは餃子のみ!ぎょうざ専門店赤萬 元町店はこんなお店
ぎょうざ専門店赤萬 元町店があるのは元町穴門商店街という名の細い路地沿いなのですが、場所的にもちょうどぎょうざの店ひょうたん 元町店の真裏にあるのは非常に興味深いですね。一目見て中華料理店を思い起こさせるような赤いテント看板のお店…そうそう、僕、以前平日の16:30頃に訪店して売り切れ撃沈の目に遭ったことがあるので、確実に赤萬餃子を食べたいならランチタイムに利用するのがいいと思います。
店内に入ると、ひょうたん元町店の敷地の倍くらいのスペースはありそうですね。食べログによると、赤萬 元町店の客席数はカウンター7脚を含む19席。まさに昭和から続く老舗中華料理店って感じのシンプルかつレトロな雰囲気があります。
そんなぎょうざ専門店赤萬 元町店のメニューですが…
こちらもフードメニューは餃子のみ。お値段は1人前7個で350円なので、ひょうたん餃子よりリーズナブルに味噌ダレ餃子をいただけます。ただ、赤萬餃子では追加注文ができないんですよね。大阪の人気餃子専門店・丸正餃子店のように、最初の注文で欲しい量をバシッと決めなきゃいけません。売り切れ早期閉店のリスクと注文の難しさ…この2点を考えると、餃子専門店に慣れていない人はひょうたん餃子の方が利用しやすいんじゃないでしょうか。
ぎょうざの店赤萬 元町店で餃子2人前…裏手にお店を構えるひょうたん餃子との味の違いは?
今回僕はぎょうざの店赤萬 元町店で餃子2人前を注文。スマホでネットサーフィンをしながら待つこと約10分、目の前にこんがり焼き上がった餃子が運ばれてきました…
軽く羽根がついた状態の餃子が2列。1個の大きさはひょうたん餃子と大きく変わらないかなぁ。でも、こっちの方が1人前で50円安く食べられるので、コスパ的には赤萬餃子の方に軍配が上がります。
皮を開いて中の餡を見てみると、豚肉よりもキャベツが多い印象です。これはひょうたん餃子とは対照的ですね。実際食べてみても、ひょうたん餃子と比べてかなりあっさり目。ニンニクなど香味野菜の香りもほとんどしないので、人前に出る時でも安心して食べられそうです。
一方、皮はかなり薄皮なんですけど、結構しっかりしていて簡単に破れることはありません。餃子を列のくっついた状態から1つ取り出す時に皮が破れてしまってガッカリ…って経験、ありませんか?すぐ近くにある餃子屋 満園の餃子の皮はそんな感じだったのですが、赤萬餃子の皮は乱暴に剥がそうとしなければ大丈夫。細かいところかもしれませんけど、そんなところが僕は大好きです。
蒸し焼きで水分をたっぷり含んだ餃子の皮はもっちり食感で、でも焦げ目の部分ぱパリパリで香ばしく、皮の旨味は思う存分堪能できますね。どちらかというと、中の餡よりも皮の香ばしさにインパクトを感じる餃子。もちろんビールのおつまみとしても最高です。
さて、ここらで話を味噌ダレの方に移しましょう。赤萬 元町店には卓上に味噌ダレ、ラー油、酢、醤油の4種類の調味料が置いてあります。これらの調味料を調合してお好みのタレを作っていくわけですが…
その土台となる味噌ダレは、ひょうたん餃子が赤味噌ベースなのに対して、赤萬餃子では合わせ味噌ベース。合わせ味噌をお酒で引き延ばして、そこに少量の唐辛子を加えたような感じの、割とシンプルな味噌ダレでした。ここからラー油→酢→醤油と段階的に加えていって味の変化をみたのですが、今回は僕はラー油までの時が一番好みに合いました。ラー油とは言っても、そんなに辛くないんですよね。味噌ダレに香ばしさをアドオンする感じ。まあ、味の好みは人それぞれだし、ネット上にはおすすめのタレの配合なんかも紹介されているので、それらを参考にしながらあなた好みの味を見つけてみてくださいな。
こんな感じの赤萬 元町店の餃子、あらゆる部分でひょうたん餃子と甲乙つけ難く、両者が「二大巨頭」として比較対象にされているのがよくわかる気がしました。強いて言うならば、豚肉の旨味を感じたいならひょうたん餃子、あっさり食べたい気分なら赤萬餃子…という感じでしょうか。でも僕個人的には、ここに元祖ぎょうざ苑の味噌ダレ餃子が入って来ないのが悲しいなぁ。まぁ、こちらの焼き餃子は神戸ビーフ入りのリッチなやつなので、路線が違うということなのかもしれませんが…
もちろん、お持ち帰りにも対応…ぎょうざ専門店赤萬 元町店へのアクセスは、最寄り駅のJR神戸線・元町駅から徒歩1分
そんなぎょうざ専門店赤萬 元町店では、もちろん餃子のお持ち帰りにも対応しています。お値段は味噌ダレ付きで1人前350円。テイクアウトには別途箱代(1つ50円)がかかります。
店員さんとお客さんとのやりとりを聞いていると、どうやらお持ち帰り用餃子にはニンニク入りとニンニク抜きの2つのバージョンがあるようですね。ニンニクが苦手な人も大丈夫。機会があれば一度赤萬の餃子を試してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ぎょうざ専門店 赤萬 元町店 (餃子 / 元町駅(阪神)、旧居留地・大丸前駅、元町駅(JR))
昼総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通1丁目11−10
電話番号:078-331-8756(予約不可)
営業時間:12:00-19:00(餃子がなくなり次第閉店)
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
JR神戸線・三ノ宮駅からだと徒歩10分で行けます。
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