京都には観光客におすすめできる食べ物がたくさんありますが、その中から今回は湯葉料理のお店をご紹介します。ヴィーガンの人とも一緒にランチができるゆば料理専門店、しかもあの清水寺のすぐ近くにあると知ったら、きっとあなたも外国の友達を連れていきたくなるに違いありません…
ゆば泉|清水寺観光に便利!自家製湯葉をたっぷり使った精進料理の人気店
五条坂から清水寺へ向かう参道の中腹にお店を構えるゆば泉は、店内の工房で作成した新鮮な湯葉を使った湯葉づくしのランチが楽しめる人気のお店。開店と同時に予約済みのお客さんがドッとお店にやって来ます。僕は運よく予約なしでもすんなり入れましたが、待ち時間が気になるなら事前予約をおすすめします。
店内に入るとまずお土産用の湯葉の販売スペースがあり(通販も可)、その奥に客席が30席ほどのレストランという構造。2階は湯葉工房になっていて、3日前までに予約をすれば湯葉のくみ上げも体験できるようです。
京ゆば膳:調理法で変わる湯葉の食感が楽しめる、観光客に人気のランチメニュー
その工房で作った出来立ての湯葉を楽しめるゆば泉のランチメニューは、ゆば三種盛りなどの小鉢がついた「京ゆば膳(お値段 税別2000円)と、おかずを最小限にした京ゆばご飯(お値段 税別1300円)の2種類。ただ見ていると、お客さんほぼ全員京ゆば膳を頼んでいるようで、僕もそれに倣って京ゆば膳をオーダーすることにしました…
画像手前からくみあげゆば三種盛り(左から胡麻ドレッシング、割醤油、柴漬けドレッシング)、中段左から昆布山椒煮、小巻ゆば炊き合わせ、赤出汁、上段左からゆばご飯、包み湯葉揚げ出し、そして豆乳プリンといったラインナップ。見ての通りボリューム的には完全に女性客向けですが、精進料理だし無理に腹いっぱい食べなくても…ね。
ただ、ほぼ湯葉オンリーとは言っても侮るなかれ。同じ湯葉を使っていても、調理法によって食感は全然変わってきます。
例えば前菜のゆば三種盛り。湯葉とは言いながらかなり木綿豆腐に近い食感で、お浸しや豆腐サラダを食べているような感じなのに対して…
この小巻ゆば炊き合わせや…
包み湯葉揚げ出しは豆腐よりもぎゅっと中身が詰まった歯応えある食感。ややもすると物足りなくなりがちな湯葉料理にずっしりとした質感が加わっています。
そしてメインのゆばご飯。とろっとしたあんかけ出汁の下で、ツルンとした湯葉がご飯を覆うように横たわっています。あんかけと一体化した湯葉は半熟溶き卵のような食感で、上品な出汁の風味と一体化してスルリと喉元を通っていきます。
ご飯も一粒一粒がしっかり立って、隙間にあんかけが浸透していくので、全身にあんかけをまとったご飯粒の旨味を思う存分味わえます。これ、男性向けに大盛りがあったら嬉しいのになぁ…と率直に思いました。
宝ヶ池にフレンチスタイルの姉妹店あり…ゆば泉へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・清水五条駅から徒歩14分
さて、そんなゆば泉ですが、同じ京都市内の宝ヶ池にフレンチスタイルで湯葉料理を提供する姉妹店(宝ヶ池 ゆば泉)も運営しています。こちらで提供されるのはヴィーガン料理ではありませんが、ディナーもあって個室利用も可と、本店より使い勝手の良いお店になっています。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ゆば泉 清水五条坂店 (豆腐料理、湯葉料理 / 清水五条駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒605-0846 京都府京都市東山区五条橋東6丁目583−113
電話番号:075-541-8000(電話予約可)
営業時間:11:00-15:00 LO(湯葉の販売は9:00-17:00)
定休日:無休
駐車場:なし(近くにコインパーキングあり)
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
電車を利用する場合、京阪線だと最寄り駅の清水五条駅からやや距離があるのと、道中ほぼずっと上り坂になります。代わりに、JR京都駅から206番系統バスで五条坂バス停下車が便利(バス停から徒歩約5分)です。
P.S. ゆば泉の近くには、こんな精進料理のお店もあります…
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