南禅寺と言えば春の桜や秋の紅葉が有名ですが、実は湯豆腐も有名なのを知っていますか?京都では禅寺の精進料理に使う食材として豆腐の文化が発達。そこに京都の出汁文化が合わさって湯豆腐が名物になったのだとか。というわけで、南禅寺近くに豆腐懐石の名店があったとしても、全く不思議なことではありません…
南禅寺順正|湯豆腐で有名な京都の豆腐料理専門店…実は隠れた紅葉鑑賞スポット
1962年創業の南禅寺順正は、江戸時代末期に開学した医学校・順正書院(国の登録有形文化財に指定)をそのまま利用して営業している湯豆腐の人気店。事前に予約をすればその書院の個室で京料理もいただけるようですが、予約なしのお一人様でも大丈夫。敷地内にある凉庭閣や丹後屋・草々庵で、よりカジュアルに名物・ゆどうふを楽しむこともできます。
ゆどうふ(雪):絶妙な柔らかさの湯豆腐を中心に全10品!南禅寺観光とセットで湯豆腐ランチはいかが?
南禅寺順正には単品メニューもありますが、お値段 3000円(税込)からのゆどうふ(又はゆば)のコース料理が中心。今回は湯豆腐のコースの中から「雪(お値段 5000円(税込)」をご紹介します。
まず運ばれてきたのは冷たい豆乳。めちゃくちゃ豆腐の味が濃厚で良い香りがします。
続いて前菜とお造り。次々と料理が運ばれてきて、テーブルの空きスペースがどんどんなくなっていきます…
前菜に手をつけた頃に野菜の天ぷら。野菜そのものが美味しいので、味付けなしでそのままいけちゃいます…
京生麩田楽。甘めの八丁味噌と辛子を効かせた2種類の味が楽しめます…
そして本命の湯豆腐。柚子が香る土鍋の中には、自家製豆腐が全部で6切れ…
シャキシャキの九条ネギを添えて、鰹出汁でいただきます。型崩れしないギリギリの柔らかさで、舌の上でスーッと溶けていくような食感があります。
まだまだ終わりではありません。ゆばの陶板焼きは甘めの醤油ダレでちょっと中華寄りの味付け…
そしてご飯と香の物。柴漬けが美味!
最後にデザートの豆乳プリン。栗で出した甘さが食後の満足感をさらに高めてくれます。
こんな感じで、成人男性でも十分な量の料理が出てきます。値段もリーズナブルですし、南禅寺観光と合わせて湯豆腐ランチなんか超おすすめです。
夜は庭園がライトアップ…南禅寺順正へのアクセスは、最寄り駅の京都市営地下鉄・蹴上駅から徒歩10分
南禅寺順正のもう一つのウリが敷地内の庭園。食事が済んだ後に自由に散歩できるのですが、紅葉シーズンには庭が赤く染まってとっても綺麗…人混みを避けてじっくり紅葉鑑賞できる超穴場スポットでもあるんです。チャンスがあれば、ぜひ一度お試しを!
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
JR京都駅からであれば、市バス5番系統岩倉操車場前行きに乗り、岡崎法勝寺町バス停下車が便利です。
P.S. 京都で美味しい湯豆腐をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
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