侘家古暦堂|石焼き親子丼で行列を作る京都・祇園花見小路の鶏料理専門店

By 大堀 僚介

石焼き親子丼…その名を初めて聞いた僕は怪訝に思いました…

ふわとろ卵の親子丼を、なんでわざわざ石焼に?

でも、実際に食べてみると…

侘家古暦堂|名物・石焼き親子丼でランチタイムに行列をつくる、祇園花見小路の鶏料理専門店

このまま食レポに行く前に、まずはお店の紹介を少ししておきましょう。侘家古暦堂(わびやこれきどう)は、京都の祇園花見小路に本店を構える鶏料理の専門店。「茶の菓」で有名な北山のマールブランシュと同じ経営母体を持ち、祇園花見小路本店の他にも大阪高島屋のなんばダイニングメゾン店、先斗町の串カツ専門店・侘家洛中亭、鉄板焼きをメインにした京都駅構内の侘家三昧といった、個性の異なった支店もかかえています。

また、お店のwebサイトによると、消費税が上がる前の9月まではオンラインショップで通販もやっていたようですね(来年4月に再開予定とのこと)。楽天ショップにも「かしわ汁そば」を出品していたり、古風な店名ながら新しいことに果敢にチャレンジしていく気概がうかがい知れます。そんなお店なので、石焼き親子丼というアイデアにも「なるほどなぁ…」と思えてしまいます。

食べログの口コミでも評価上々の石焼き親子丼はランチタイムのみの限定メニュー…予約不可なので行列覚悟で早めの来店がおすすめ

侘家古暦堂の提供する石焼き親子丼は、ランチタイムのみに提供される侘家の名物メニュー。食べログの口コミも上々、テレビ番組のヒルナンデスにも取り上げられた石焼き親子丼を目当てに、店頭には開店前からお客さんの行列が…続々とお客さんがやって来て行列が長くなっていくので、並ぶ覚悟で早めの訪店をおすすめします(予約不可です)。

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店内は調理場に沿ってL字型のカウンター席が合計15脚。2階には個室席もありますが、夜のみ解放されランチタイムでは使用されません。雰囲気は店名からのイメージに反して洋風で、祇園の店らしく壁には舞妓さんや芸妓さんの源氏名が書かれた団扇が飾られています。

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侘家古暦堂の名物メニュー「石焼親子丼」:上質な卵かけご飯からおこげのついたチャーハンまで、あらゆる卵料理が楽しめるお得な一品

さて、席に着いてメニューを眺めますと、どうやらランチタイムは石焼親子丼しか提供していないようですね。ドリンクのついた親子丼セットの注文はできますが、基本的には親子丼一択です。お値段は親子丼単品で1500円、セットにすると1750円(いずれも税別)。

入店した順番に、次々と石焼き鍋が運ばれてきます。鍋の底に敷かれた白ごはんに鶏肉、玉ねぎ、三つ葉がトッピング。さらにその上に落とし卵が2つ。この状態で目の前に置かれ、続いて店員さんが最終調理をしてくれます。

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実際の調理の様子はこちら…

京都・丹波産の赤卵を合計3つ使用した贅沢な親子丼。まず中央のとろとろの部分から口にすると…濃厚な卵を使った上質な卵かけご飯ですね。卵が濃厚なだけでなく、若干でも熱が加わったことにより卵の旨味が活性化されていて、普通には食べられない独特な風味が引き出されています。

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続いて鶏肉をパクリ。事前に炭火で火を通しているだけあって、口の中で香ばしさがふわ〜っと広がっていきます。タレで下味がついていて、バーベキューを食べているような錯覚すら覚えます。

そして時間が経つとともに、ご飯をコーティングした卵にも徐々に熱が加わっていきます。半熟状態になったところが、通常の親子丼タイム。ふわとろの半熟卵が楽しめる他、最後の生卵を使って石焼き鍋の余熱で新しく半熟卵をつくったり、スクランブルエッグにして食べることもできます。

中央部分を食べ終わったら、石焼き鍋の表面についた卵ご飯をこそげてみてください。鍋の余熱で水気が飛んだ卵ご飯は、チャーハンのような食感があり新たな楽しみを僕たちに与えてくれます。さらにじっくり待てばパリパリのおこげがついたり…この一品でいろいろな卵料理の味が楽しめるようになっています。

さらにもう一つ。下の画像で漬物や粉山椒、黒七味などの味変アイテムと一緒に写っている白濁した液体…

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実はこれ、お茶漬け1杯分の鶏スープなんです。もちろん、そのままスープとして飲んでも構いませんが、卵ご飯を少しとっておいて、刻み海苔と一緒にスープを回しかければ、最後は鶏茶漬けまで楽しめてしまう…何と興味深い親子丼でしょうか。ふわとろ半熟卵を閉じ込めた伝統的な親子丼もいいですが、こうしたアイデア系の親子丼もランチの選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

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侘家古暦堂は京都駅と伊勢丹限定でお弁当も販売…京都グルメを十分楽しめなかったら駅弁で鶏カツ弁当はいかが?

時間がなくて思う存分京都グルメを楽しめなかった…という人に1つ朗報を。侘家古暦堂は「ふわふわ卵の鶏カツ弁当(税込1134円)」という名の駅弁の販売もしています。今のところ京都駅の新幹線構内にある売店か、駅直結の伊勢丹地下2階の弁当売り場でしか買えません。けっこう早い時間に売り切れになることもあるそうなので、見つけたら早めにおさえておくことをおすすめします。

2階のお弁当売り場
2階で売っている侘家古暦堂の鶏カツ弁当

新幹線の車内で実食…

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具材は一口サイズの鶏カツが8個と卵そぼろ、カレー風味のキャベツ、甘い煮付けの玉ねぎ、漬物2種類。駅弁なので揚げたてサクサクのカツを期待するのは酷ですが、冷蔵庫で保冷されていても美味しく食べられるようなしっとりした鶏カツもいいものです。侘家古暦堂らしくキャベツはカレー風味と個性が感じられ、なかなか興味深い組み合わせに感じました。このカレー風味に否定的な口コミもあるようですが、付属の甘い醤油ダレをかければ、カレー風味はほぼ気にならなくなりますよ。

ディナータイムはコース料理も…侘家古暦堂へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・祇園四条駅から徒歩6分

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

侘家古暦堂 [star rate=”4.5″]
住所:京都府京都市東山区四条花見小路下ル 祇園町南側 歌舞練場北側
電話番号:075-532-3355
営業時間:ランチ 11:30-14:30(昼は予約不可)、ディナー 17:00-23:00閉店
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可

P.S. こちらのお店の親子丼も、ちょっと変わり種系…

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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