うまい麺には福来たる…う〜ん、なんて素晴らしい店名!確かに、美味いラーメンを食べた日は1日幸せな気分で過ごせますしね。贅沢できなくてもいいから、そんなふうに毎日を過ごせたらいいなぁ…と願っているのは、きっと僕だけじゃないはずですよね。
さて、その素晴らしい店名のラーメン屋は、大阪でも屈指のラーメン激戦区である西中島南方に2016年からお店を構えています。ここでどんなラーメンを食べさせてくれるのか、すごく楽しみにお店に向かったのですが…
雰囲気は良いが不定休多し!うまい麺には福来たるへの訪店前には公式インスタグラムのチェックが必須
ある日の夕方の開店時間直後にうまい麺には福来たる 西中島店に到着。行列というほどの先客なく、待ち時間なしですんなり入店となりました。
店内は木目調の明るい内装で、客席は厨房に沿ってカウンター席が10脚にテーブル席が14人分。スペースが広めにとってあってゆったり過ごせるのに加え、店員さん2名がいずれも女性なので、女性1人客でも気軽に入れそうな雰囲気があるお店です。
ただ、実は僕、このお店に3回くらい嫌われていたんですよね。新型コロナによる政策の影響もあってのことなのですが、営業時間内にやって来てもお店が閉まっていた、ということが相次いで…結構不定休が多いお店だということは知っておく必要がありそうです。
もしあなたがにうまい麺には福来たる 西中島店行くつもりなら、事前にお店のインスタグラムで臨時休業の情報をチェックしてから訪店することを強くおすすめします。まあ、仮にお店が閉まっていたにしても、近くにはつけ麺専門店 時屋や人類みな麺類など強力なお店がたくさんあるので、それほどガッカリする必要もないんですけどね…
うまい麺には福来たるのメニュー紹介:全国的にはまだ珍しい鯛出汁のラーメンが2種類…さて、どちらを選ぼうか?
この辺りでうまい麺には福来たる 西中島店のメニュー紹介へと参りましょう。お店のサイトによると、ラーメンのレギュラーメニューとして…
- 鯛香る醤油らーめん 並820円
- 潮仕立て鯛塩らーめん 並840円
- 煮干し醤油らーめん 並820円
- 煮干し醤油チャーシュー麺 並1020円
- 濃厚魚介鶏白湯らーめん 並850円
- 濃厚魚介鶏白湯チャーシュー麺 並1050円
の6種類が用意されています(値段は税込)。この他にも店内のメニューには限定メニュー等が数品載っていたので、ラーメンだけでも全部で8〜10種類くらいの選択肢はありそうです。
さて、問題は何を注文するか…個人的には、全国的にはまだ珍しい部類の鯛ラーメンに強く惹かれているのですが、その鯛ラーメンが醤油と塩の2種類あるわけです。しかも、両方とも高級養殖真鯛として知られる愛媛県宇和島産「鯛一郎クン」をふんだんに使用とのこと。メニューを眺めながら2〜3分固まりました。
素直に考えたら、鯛をしっかり味わうには塩のほうが良さそうだ。でも、メニューで先に来ている醤油の方が、お店側の自信がありそうだ…
そんな考えが僕の頭の中を2周、3周とぐるぐる回った結果、この日の僕が選んだのは…
鯛香る醤油らーめん:高級養殖真鯛を使ったうまい麺には福来たるの看板メニュー、そのお味はいかに?
メニューで先にあった鯛香る醤油らーめん(並)。ホントに塩も捨て難かったのですが、まずはお店の看板メニューから試してみることにしたのです。
注文してから待つこと約10分、目の前に現れた丼は…
こんな感じ。チャーシューが3種類に半熟煮卵、岩のりに鯛皮の揚げ煎餅と、お値段の割にはトッピングがかなり豪華な印象があります。
では、早速スープからいただきます…うん、確かに鯛の香りはします。でも鯛がメインじゃなくて、煮干し醤油スープがベースになっていて、そこに背脂を加えてコクを出し、最後に鯛の香りを後付けしたような感じ。なので、スープを二口目、三口目…と進めていくに従って鯛の風味は感じなくなっていきます。
あと1つ気になったのが煮干し醤油系のスープ。いくつかのネットの口コミでは「煮干し不使用」って書いてあったんですよね。最近味を変えたのかなぁ?それとも…
一方、これに対する麺は全粒粉入りの中太麺。全粒粉入りですが独特のパツパツ感は控えめで、しっかりしたコシと、ツルツルとした喉越しの良さが特徴的です。
そしてやはり、各種トッピングの中で存在感が際立っていたのが、この鯛皮揚げせんべい。パリパリ食感が心地よく、口の中に独特な香ばしさが力強く広がります。チャーシューなど他のトッピング抜きにしても鯛皮揚げ煎餅を追加で欲しいところですが、やっぱりそこまで鯛皮取れないですよね…
こんな感じのうまい麺には福来たるの看板メニュー・鯛香る醤油らーめん、最初に迷った通り、鯛をフルに感じるならやっぱりこれじゃなかったですね…でも、鯛を頭の中から外してしまえば、スープとしてはとても完成度の高い醤油ラーメンだとは思います。そこまで鯛にこだわりがないなら、この一杯できっと満足できるのではないかと思います。
鯛塩スペシャル:潮仕立て鯛塩らーめんのトッピング最強バージョン。見た目は豪華ですが、実際のお味はいかに?
こうして鯛香る醤油らーめんを食べた後も、何だかんだでやっぱり鯛塩らーめんが気になったので、時間を空けずに後日うまい麺には福来たる 西中島店を再訪し、塩味の鯛出汁ラーメンも試してみました。
注文したのは潮仕立て鯛塩らーめんのトッピング最強バージョン・鯛塩スペシャル(お値段 税込1040円)。スペシャルにすると、トッピングの鯛ソテーや鶏・豚のレアチャーシューがそれぞれ倍の2枚ずつになるんですよ…
目の前に着丼した鯛塩スペシャルはこんな感じ。丼から岩のりの香りがプンプン鼻に漂ってきます。丼の中は透き通ったスープに、鯛ソテーや豚と鶏のレアチャーシューなど豪華なトッピング…ちなみに、この時は前回の訪店でいただいたサービス券を使って、豚チャーシューを2枚無料で増量しています。
では、早速スープからいただきましょう…やはり、醤油らーめんよりしっかり鯛出汁が感じられますね。塩はあっさり上品で、おそらくあなたも想像しているような和風の味。時折スープに入った柚子皮に当たって、柑橘系の爽やかな香りがふわ〜っと口から鼻に広がっていきます。
これに対する麺は、香る醤油らーめんの時と同じ全粒粉入りの中太麺。コシが強くて鯛塩スープの中では存在感抜群ですが、スープもしっかり吸い上げてくれるのでスープの旨味とのバランスも取れています。
そしてやっぱりこの鯛ソテー。スープとは逆に塩味が強めに味付けされていて、口に入れると皮の焦げ目からの香ばしさが口から鼻に広がり、熱が通っているようでレア感を残した身の部分がしっとり感を舌に伝え…これは秀逸です。この鯛ソテーのためだけにでも、この鯛塩らーめんを注文する価値があるとすら思えました。
改めて醤油と比較しても、鯛の風味を思い切り感じたいならやっぱり塩ですね。もしあなたにうまい麺には福来たる 西中島店を訪れるチャンスが一度しかないというなら、僕は迷わずこの潮香る鯛塩らーめんをおすすめしますね。
本店の西大橋店も営業中!うまい麺には福来たる 西中島店へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ御堂筋線・西中島南方駅(阪急京都線・南方駅)から徒歩5分
そんなうまい麺には福来たる、今回ご紹介した西中島店の他に、大阪メトロ鶴見緑地線の西大橋駅近くでも営業しています(西大橋店が本店)。こちらでも2種類の鯛出汁ラーメンを食べられるので、近くに立ち寄った際には一度試してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
うまい麺には福来たる 西中島店 5点満点中
住所:大阪府大阪市淀川区西中島5丁目9−2 新大阪サンアールビル東館
電話番号:06-6309-0141
営業時間:11:30-15:00、18:00-21:00(金土日は22:00閉店)
定休日:不定休
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:不可(PayPayには対応)
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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