阪急京都線・西院駅の南西側は、狭い路地に大衆居酒屋が軒を連ね、レトロなお好み焼き屋で肉体労働者がビールをひっかけるような、ちょっと下町的な雰囲気を残したエリア。この辺りにも興味深いお店がいくつもありますが、今日はそれよりちょっと奥へ足を伸ばします。飲屋街のその先は、最近肉好きにとってはスルーして通れない場所になりつつあるのです…
食堂 肉左衛門|ライバル店の斜め向かいでデカ盛りステーキ丼を提供する京都・西院の肉料理専門店
今回向かったエリアには、ステーキ丼をウリにしている食堂が2店舗、斜め向かい同士で店を構えてしのぎを削っています。そのうちの1つが、最近テレビや雑誌で露出度の高い「佰食屋」。そしてもう1つが、今回ご紹介する「食堂 肉左衛門」です。
肉左衛門の店内は、カフェのようなスッキリした内装に、ところどころ観葉植物を飾って緑をあしらったレイアウト。席のほとんどがカウンター席なので、1人でふらっとやって来ても居心地が悪くなったりしません。
肉左衛門のガッツリ飯二大メニュー:トンテキ or ステーキをベースに、カレーや丼、ライス増量などお好みのアレンジを
肉左衛門のメニューは牛肉ステーキとトンテキが2つの軸になっています。まずは牛肉にするか豚肉にするか…そこを決めてからカレー、丼、ライスや肉の増量など、お好みのアレンジを加えていくといいでしょう。
肉左衛門のメニュー例(値段はすべて税込)
- 俺のカレー(肉なし) 700円
- 名物トンテキカレー 1000円(200g) / 1300円(400g)
- 至福のトンテキ 1000円(200g) / 1300円(400g)
- 至高のトンタル 1000円(200g) / 1300円(400g)
- 俺のステーキ丼 1200円(200g) / 1800円(400g)
- 伝説のステーキカレー 1200円
- 最強のビフテキ 1400円(200g) / 2000円(400g)
ライスの量は小(150g)、中(200g)、大(300g)から選べて値段は一緒です。ちなみにカレーとステーキ丼はお持ち帰りもできますので、ランチタイムの混雑時などには助かりますね。
俺のステーキ丼:見えないところまで牛肉ギッシリ!これ一杯で確実に満足感が得られます
今回注文したのはデカ盛りメニューの「俺のステーキ丼 400g(ライス大)」。オーダーして待つこと約5分。目の前に運ばれた「俺のステーキ丼」400g ライス大はこんな感じです…
丼を一面に覆うステーキ肉と、その上にトッピングされた揚げ玉ねぎと刻み海苔、ネギ、揚げニンニク、わさび…これにスープとお新香がついてきます。
上からの写真だとボリュームがわかりにくいので、横からの画像もお見せします…
丼の縁の高さからこんもり山積みになったステーキ肉。実は、上方向に積まれただけでなく、この下にもぎっしり牛肉が敷き詰められているのです…
ステーキ肉400gに対してライスが300gなので当然なのですが、この丼の半分以上はお肉なので、逆に肉をある程度消費しないとなかなかご飯にたどり着けません。食べても食べても下からどんどん肉が出てくる、こんな状況は肉好きにとって天国以外の何物でもありません。
決して上質の肉ではありませんが、レアに焼かれた牛肉は柔らかく筋もないので、非常に食べやすくなっています。ひたすら肉をワシワシと食べ進めると、ある時ステーキ肉の下のライスに行き当たるのですが、肉から流れ落ちた肉汁を吸いこみ、さらに特製ステーキソースが絡まったライスは牛肉とはまた別の意味で旨味を存分に味あわせてくれます。
これでお値段1800円…肉をガッツリたべたいときには、かなり満足度の高いメニューであることに間違いありません。
至福のトンテキ:分厚い豚肉で重量感満点!焦げ目が香ばしく食欲をそそる
食堂 肉座右衛門には、ステーキのほかにもう1つ看板メニューがあります。「至福のトンテキ」と名付けられたトンテキも、200g単位で肉の増量ができますし、お持ち帰りも可能です。
2回目の訪店時は、その至福のトンテキ(肉400g、ライス、スープ、サラダ付きでお値段1300円)をオーダー。こちらは下に示すように鉄板で熱せられた状態で運ばれてきます…
厚さがゆうに1cmあろうか…というほど分厚いトンテキが二層になっていて重量感満点です。その上からステーキソースがかかり、フライドガーリックがトッピングされています。
ご覧のように、豚肉には最後まで熱が通りきっていません。ステーキでいうミディアムレアの状態です。そのため歯ごたえに弾力が残っていて、程よい抵抗感と柔らかさが両立しています。
ちょっと意外だったのは、肉にわずかな焦げ目がつけてあって、口の中でその焦げ目の香ばしさが口から鼻へ抜けていくんです。ただ焦げたのとは違う、香りのついた焦げ目です。これは嬉しいおまけですね。正直「いいから四の五の言わずに食え!」的なガッツリメニューかと思っていましたが、いい意味で予想を覆すサプライズでした。
濃いめのステーキソースの影響もあり、ご飯がどんどん進みます。正直、茶碗一杯のご飯では全然足りません。ご飯おかわり無料サービスとかあったらいいのになぁ…あなたも学生時代のようにガッツリいきたくなること請け合いです。
佰食屋はすぐに閉店するけど、こちらは夜まで大丈夫!食堂 肉左衛門へは、阪急京都線(京福電鉄)の西院駅から徒歩5分
それでは、店舗の紹介です。
P.S. 食堂 肉左衛門のすぐ近くに、ラーメンの人気店もあります…
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