かつての東海道の西の起点であり、現在も京都市内の交通要所となっている三条大橋。この近くに、ちょっと変わったメニューを出すことで有名な老舗食堂があります。そのお店は…
篠田屋|創業120年弱の老舗定食屋…その伝統だけでなく不思議なメニューにも要注目
明治37年創業、今年で創業117年にもなる篠田屋は、地下鉄の駅やバスターミナルで現代的な雰囲気のある場所にポツンと古風な佇まいで営業している定食屋さん。居酒屋などでよくある演出とは違う、本物のレトロを肌で感じながら食事をとれる文化的にも非常に貴重な(と僕が勝手に思っている)お店です。
店内には、このように小さな4人がけテーブル席が所狭しと並んでいます。全部で30席ちょっとでしょうか。画像奥には小上がりになった座敷席もありますね。店内の雰囲気を一言で表現するならば、まさに落語に出てくるような世界。お店から感じられる風情が半端ではありません。
正体不明のメニューの存在で有名な篠田屋。数あるメニューの中で人気なのは…
そんな篠田屋さん、数ある定食メニューの他に正体不明なメニューがあることで有名です。具体的にどんな謎メニューがあるかというと…
皿盛:かなり異質な和風カツカレー。イメージに反して結構スパイシー
ブログなどでまず真っ先に紹介される有名メニューが、この皿盛(お値段 750円)…
何となくカツカレーに見えますが、カレーのルーが妙にテカっていて違和感を感じます。カツカレーと言って当たらずとも遠からず…といった感じの皿盛。ライスとカツの上にかかっているのは、和風出汁の効いたカレー風味のあんかけです。
実際食べてみると、このあんかけは予想に反して結構スパイシー。クミンがしっかり効いていて、そんじょそこらのカレーショップよりも刺激的です。ねっとりとした餡がライスにしっかり絡んで、スパイスだけでなく出汁の香りも口の中でふわっと漂って、単なる思いつきだけでは作れない記憶に残る味つけです。
カツも厚すぎず薄すぎず、あんかけとのバランスが取れていて食べやすいです。あんかけがカツに染み込むことなくいつまでもサクサク食べられますし、全体としてボリュームもあるので、カツカレーを食べる以上に満足感を得られる一皿だと思います。
他にも不思議なメニューを揃えるお店…篠田屋へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・三条駅から徒歩1分
今回ご紹介した皿盛以外にも不思議なメニューを揃えている篠田屋さん。機会があれば是非今後も少しずつレポートしていきたいと思います。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 京都で美味しい定食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
P.P.S. 篠田屋さんの皿盛が好きなら、こちらの一風変わったカレーも気にいるかもしれません…
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