餃子消費量ランキングで毎年全国上位に入る京都市。それは裏を返せば、美味しい餃子屋さんが多く存在することを示しているとも言えます。
実際、京都市内には食べログ餃子百名店2019に選出された餃子専門店が4店舗もあります。その4店舗の中で、今回は最後に残った祇園の泉門天をランチタイムに訪問。ここは他の3店舗(下記)とは違った独自スタイルの餃子を提供していて、普通の餃子屋さんとは全く異なったタイプのお客さんをターゲットにしているようでした…
街場のスナックを改装したような造りの餃子専門店:フードメニューよりもお酒のメニューの方が充実
ある日のランチタイムに泉門天を訪問。ランチタイムのど真ん中だったので多少の待ち時間を覚悟していましたが、行列も待ち時間もなくすんなり入店となりました。人気店のはずなのにあっさり入店できたことに若干の違和感を感じる僕。でも、そもそもお店の周囲はスナックなど夜のお店が多いエリアで、日中はそれほど賑やかな場所ではありません。きっと夜に訪店する方が、本来の人気ぶりを体感できるのかもしれません。
入り口を入ると右手に奥まで続くカウンターがあり、客席はカウンター沿いに9脚と、左手にテーブル席が2卓あります。昔のスナックを最小限改装したようなお店で、餃子定食を食べるというよりお酒を飲みながら餃子をつまむ方が雰囲気的には合っていそうです。
それを裏付けるように、メニューを眺めるとフードメニューは最小限で、どちらかというとお酒の方がバリエーション多いです(お酒もそれほど多いわけではありませんが)。普通に餃子ランチを楽しみにやって来たこの日の僕は、いくつか心に違和感を抱えたままランチを迎えることになりました…
泉門天のフードメニュー(値段は税込)
- 餃子(ノーマル) 10個540円
- しそ餃子 10個540円
- 胡瓜の浅漬け 300円
- ごはん 小180円、中230円、大330円
ノーマル餃子としそ餃子、泉門天が提供する2種類の餃子のお味はいかに?
今回僕は、ノーマル餃子としそ餃子をそれぞれ10個ずつ、ご飯と一緒に注文することにしました。画像はこちら…
画像奥の左側がノーマルの餃子で、右側がしそ餃子です。見ての通り、餃子のサイズはかなり小さいです。ここの餃子2つ分で普通の餃子くらい?いや、もっと小さいかなぁ…祇園エリアあるあるの芸妓さん仕様といいますか、大口を開けなくても食べられるのがこの餃子のウリの1つなので、特に女性向けの餃子と言ってしまっても良いかもしれません。一方、ご飯は大盛りにしてもらっていますが、普通の茶碗で山盛りにしたくらいのボリュームなので、男性だとかなり物足りなく感じるでしょうね。
餃子の皮を破って餡を出してみると、ノーマル餃子の方は…
このように、肉より白菜とニラの配合率が高い感じ。一方のしそ餃子は…
こちらも紫蘇が餡の大部分を占めている様子です。で、実際に酢醤油につけて食べてみると…
薄皮がパリッとしていて、歯で皮を突き破る感覚が気持ちいいです。一方の餡はあっさり控えめ。肉よりも野菜がメインで、すぐ近くにある餃子歩兵の餃子のように、舌の上で餡のきめ細かさが感じられます。生ニンニクが使われていないので、食べ終えてから人に会う時にでも安心して食べることができますね。
一方のしそ餃子の方も、まず薄皮がパリッとして、皮を破るとしその香りがふわ〜っと口から鼻へ漂ってきます。餡の中のしその割合が高いので、ノーマル餃子と比べると香りのインパクトは強いです。
どちらの餃子も、僕らが普通に食べている餃子とはまるっきり別物ですね。1つ1つのサイズが小さいのももちろんですが、ご飯と一緒にお腹を満たすというよりは、お酒のつまみとしてパリパリの皮の食感(プラスしその香り)を楽しむための餃子という印象です。
なので、普通の感覚で餃子定食を食べたい…と思っているなら、このお店を選ぶのはやめておく方が良いでしょう(餃子定食を食べたいなら、近くにあるマルシン飯店の方がおすすめです)。あまりにもコスパが悪すぎるし、これで腹一杯食べようものなら、餃子だけで何千円も請求が来ることになるかもしれません。
そうではなく、先に食事を済ませておいてお酒のつまみとして餃子を食べたい時には、泉門天の2種類の餃子はおすすめできます。僕のようにランチ利用ではなく、夜の利用の方が本来のお店の使い方として合っているように思います。
テイクアウトや通販にも対応!泉門天へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・祇園四条駅から徒歩6分
そんな泉門天の2種類の餃子はテイクアウトにも対応しています。遠方の方であれば楽天通販でも購入できるので、今までと違うお酒のつまみをお探しの時には、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 京都で美味しい餃子をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
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