ふく流らーめん轍(わだち)…大阪でエスプーマ系のラーメンと言えば、必ず選択肢の1つに上がってくる人気店。オーナーは元レゲエミュージシャンで、大阪の名門・JUNK STORYで修行した後2014年に独立。その後お店は2017年にミシュランのビブグルマンに掲載され、食べログ百名店も2019年から2022年まで4連連続で受賞中という、人気だけでなくハンパない実績も兼ね備えています。。
今回ご紹介するのは、そのふく流らーめん轍の2号店である寺田町総本家。先日の朝、用事で寺田町に行く機会があって、その日のランチをここで摂ることに決めていたんですよね…
系列店全店舗で自家製麺を扱うきっかけに…ふく流らーめん轍 寺田町総本家はこんなお店
ふく流らーめん轍 寺田町総本家は2014年に本町で創業した本店に続いて、翌2015年10月にオープンした2号店。店内に製麺室を備え、このお店のオープンをきっかけに全店舗で自家製麺を扱うようになったという、系列店全店舗の中でもかなり重要な役割を担っているお店です。
ある日の午前中、開店時間の30分前にお店に到着すると、どうやら僕はその日の一番乗りだったようです。その後待つこと30分、お店の開店までに集まったお客さんは2〜3人でした。この日がたまたまそういう結果だっただけなのかもしれませんが、かなり有名なお店であることを考えるとちょっと意外というか、少し寂しい感じすらしました。まあ、本格的なランチタイムはこれからだし、その頃には多くのお客さんで賑わうんでしょうね。
店内には厨房に沿ってL字型のカウンター席が全部で10脚と、その奥に4人掛けのテーブル席が2卓ありました。スペースはややゆったりしているので、ちょっとくらい大きな荷物を抱えていても安心して利用できそうです。そのお店の奥には製麺室があるのですが…
横断幕でしっかり実績をアピールしてますね。でも、Ctripって聞いたことないぞ。「何だろう?」と思ってググってみると、どうやら中国の旅行情報サイトみたいですね。日本国内だけでなく、海外からの観光客にも十分認知されているようです。
ふく流らーめん轍 寺田町総本家のラーメンメニューは基本3種類:ランチタイムにはお得なセットメニューも…
そんなふく流らーめん轍 寺田町総本店のラーメンメニューは…
- ふく流らーめん 900円
- 煮干しらーめん 900円
- マゼニボジャンキー 1000円
の基本3種類(値段は税込)。上の標準価格に、プラス100円で味玉トッピング、プラス400円で味玉とチャーシュー3枚増量の特製バージョンにグレードアップできます。この他にも毎月期間限定メニューをやっていて、お店のTwitterで告知しているので、訪店前には要チェックです。
これらに加えて、寺田町総本家ではランチタイムにレアチャーシュー丼や唐揚げなどがセットになったお得なセットメニューもやっています。ラーメンだけでは物足りない気分の時には、これらのセットメニューを追加してガッツリいってみてはいかがでしょうか?
ふく流らーめん轍 寺田町総本家のランチセットメニュー
- まんぷくセット(レアチャーシュー丼+からあげ2個) 500円
- チョイまんぷくセット(レアチャーシュー丼(小)+からあげ1個) 330円
- からあげセット(からあげ2個+ごはん) 320円
特製ふく流らーめん:ミシュランのビブグルマンに認定された、エスプーマ系鶏白湯ラーメンのお味はいかに?
今回僕が注文したのは、ふく流らーめん轍の看板メニューであるふく流らーめん。トッピングフルバージョンの特製ふく流らーめんにグレードアップして、お値段 税込1300円なり…
目の前に着丼となった特製ふく流らーめんはこんな感じ。白濁したスープに豚の肩ロースチャーシュー3枚と分厚い鶏胸チャーシューが2枚…このチャーシューたちを見るだけでもかなりのインパクトを感じます。
早速スープをいただくと…ベースはクリーミーな鶏白湯。鶏白湯なのですが、味は意外とさっぱりしていて、僕が今まで食べてきた中でもかなり上品系の鶏白湯です。そこにほんのり煮干しの風味が効いていて、ちょっと普通の鶏白湯とは違うぞ…という印象。さらに…
柚子の香りがするエスプーマもこのスープに溶け込んできて、さらに香り高く上品なスープに昇華していきます。
これに対する麺は、蕎麦のように角が立ったストレートの細麺。泡系スープをしっかりまとって口の中に飛び込んで、鶏+煮干し+柚子の風味を口いっぱいに広げた後、ツルッと喉越しよく胃袋に収まっていきます。
そんなさっぱり上品系のラーメンの中で強烈なインパクトを放っているのが、豚と鶏の2種類のチャーシュー。特に鶏胸チャーシューは分厚い上に、側面がこんがり焦げて香ばしさを感じますね。豚・鶏ともに元々しっとりなところに、泡系スープをまとってジューシーさがさらにグレードアップ。プラス400円払ってでも「追加しておいてよかったなぁ…」という気分にさせてくれます。
後半になっても鶏白湯がしつこく感じることなく、スイスイと完食。他店の鶏白湯とは明確な区別がありますし、ミシュランのビブグルマンに認定されるのもよくわかる一杯でした。特に鶏白湯が好きな人にとっては必食でしょうね。寺田町の他に本町本店、リンクス梅田、そして東京の高田馬場にある各店舗で食べられるので、機会があればお近くの店舗で一度試してみてください。
マゼニボジャンキーと煮干しらーめんはテイクアウト可能!ふく流らーめん轍 寺田町総本家へのアクセスは、最寄り駅のJR環状線・寺田町駅から徒歩1分
そんなふく流らーめん轍 寺田町総本家では、マゼニボジャンキーと煮干しらーめんのテイクアウトにも対応しています。お値段はマゼニボジャンキー 930円、煮干しらーめん 850円と、店内で食べるより少しお得になっています(味玉付きはプラス110円)。調理も簡単そうですし、少しでも飲食代を節約したい時は、これらのお持ち帰りを利用するのもありですね。気になったら、是非一度試してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ふく流らーめん 轍 総本家 (ラーメン / 寺田町駅、河堀口駅、天王寺駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
住所:〒543-0045 大阪府大阪市天王寺区寺田町2丁目5−6
電話番号:06-6776-7875
営業時間:11:00-14:30、18:00-20:30
定休日:年末年始のみ
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(PayPayには対応)
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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