関西で二郎インスパイア系ラーメン店と言えば、真っ先に名前が上がってくるのがラーメン荘グループ。すでに関西を超えて全国に支店を拡大しているラーメン荘グループ、その総本山は京都一のラーメン激戦区・一乗寺にあります。
すでに全国的に地位が確立されているラーメン二郎に対して、今まさに勢力拡大中のラーメン荘グループ。勢いだけなら、すでに本家を凌駕したと言っても過言ではないでしょう。その勢いを生み出した大元であるラーメン荘夢を語れ、どんなお店か気になって行ってみると…
他の系列店とはちょっと違う…元祖・ラーメン荘夢を語れオリジナルの注文システムとは
ラーメン荘夢を語れがお店を構えているのは、古くから一乗寺で営業し続けてきた鶏白湯ラーメンのレジェンド・天天有本店の右隣。同じ交差点の対角には家系ラーメンの人気店・びし屋があり、ちょっと北に向かって歩けば超濃厚鶏だくスープで評判の麺屋極鶏があり、南に少し歩けば同じく二郎インスパイア系ラーメンの人気店・ラーメン池田屋があり(さらにちょっと東に歩くと、本家ラーメン二郎の直系店があり)…そこは全国的に有名なラーメン激戦区・一乗寺エリアの中でも、特に競争の厳しいエリアなわけです。
そんな強豪店に囲まれながらも店頭に行列を作ってしまうラーメン荘夢を語れ、まず店内の券売機で食券を購入してから行列に並ぶルールになっています。基本メニューはラーメン(お値段 800円 → 950円、令和5年11月現在)と汁なし(お値段 850円 → 950)の2種類。麺の量はデフォルトの300gを中心に小サイズ 200g、大サイズ 400gと3段階用意されていて、それより上の麺量は麺マシ(100円)の食券を購入することで注文可能です。チャーシューは豚マシ(150円 → 250円)の食券購入で追加可能。一方で、他店のように洗濯バサミで麺量を微調整するシステムはありません。
ラーメン荘グループが初めての方へ…「ニンニク入れますか?」に対するコールのやり方を簡単に説明します
店内に入って席に着席したら、購入した食券をカウンターの上に置いて注文します。この日の僕のオーダーは、デフォルトのラーメン(お値段 税込800円、訪店当時)に豚増し(お値段 税込150円、訪店当時)、温泉卵(お値段 税込50円、訪店当時)。注文してから20分ほど、麺が茹で上がった頃にお馴染みの「ニンニク入れますか?」の声がかかります。
ラーメン荘グループだけでなく、二郎系ラーメン全般で言えることですが、この「ニンニク入れますか?」の掛け声にスムーズに対応できるかどうかが、ある意味運命の分かれ道。スムーズに対応できないと、お店全体のオペレーションを妨げる形になってバツが悪いです。
この「ニンニク入れますか?」の掛け声に対して、自分のお好みのアレンジを店員さんに伝えるのが二郎系ラーメンに共通する「コール」というシステム。ここでニンニクと野菜、背脂(アブラ)の3種類のお好みの量を店員さんに伝えると、あなた好みの量にカスタマイズされたラーメンが出てくるというわけです(お店によっては、カラメ:スープのタレもカスタマイズできます)。
量の調節は、少ない方からなし < 少なめ < あり < マシ(増し) < マシマシの5段階が基本。店員さんの掛け声に合わせて…
ニンニクあり、野菜少なめ、アブラ増し!
野菜ニンニク少なめ、アブラあり!
というような感じでコールを返します。最初はどうしてもぎこちなくなってしまいますが、何回か経験を積むと自分好みのアレンジもわかってきて、スムーズにコールできるようになりますよ。
ラーメン豚増し:コールは野菜マシマシ、ニンニクマシ。ジロリアンの誰もが一度は憧れる「野菜マシマシ」の壮大な姿をご覧あれ!
さてさて、この日の僕のコールは「野菜マシマシ、ニンニクマシ(アブラあり)」。野菜マシマシにすると、ジロリアンの誰もが一度は憧れる壮大な丼の姿を拝むことができます。こんな感じで…
丼の高さと同じくらい、スープの表面から上に突き出たもやしの山。野菜マシマシでも値段は変わらないので(そのかわり食べ残し禁止になります)、食べ盛りの若者や胃袋強靭な大食いさんにとってはコスパ満点の夢のメニューになるわけです。
とはいえ、この状態では麺どころかスープもうまくすくえません。必然的に野菜の山から消費していくことになります。水茹で状態のこの野菜には味がついていないので、食べ進めるうちに単調さで飽きがきてしまいます。でも、意外にも醤油ダレの味がついたアブラが野菜の味付けにピッタリ!もしあなたがカロリーを気にしないというのであれば、野菜のお供に背脂の追加をおすすめします。
野菜を8割方消費したところ。最初はまったく目立たなかった分厚いチャーシューが、この辺からようやく本来の存在感をアピールし出します。
荒々しさがありながらも肉質が柔らかいラーメン荘自慢のチャーシュー。洗練されてはいませんが、肉のボリュームだけならライバル店に決して負けません。
そして、ようやく麺ともご対面!野菜を食べ切るのに結構時間がかかったはずですが、全然伸びた様子がありません。オーション麺独特のゴワゴワ感もなく、ちょうど良い茹で加減。野菜を食べた後でも食べ疲れを起こさず、最後までズルズルワシワシいけちゃいます。
最後に、ラーメン荘お馴染みの非乳化豚骨醤油スープ。ラーメン全体のビジュアルから受けるワイルドなイメージとは裏腹に、意外と旨味が調和してるんですよね。ラーメン荘の系列店と比較してもややマイルドで、普通の中華麺と合わせても美味しいラーメンが作れそうな感じ。二郎系・インスパイア系をこぞって「まずい」と言う人もいますが、見た目は似ていても味はそれぞれのお店で違うんですよ。ラーメン好きなら、たまには普段食べないものにも挑戦しtrみてはいかがですか?ただ、トッピングでつけた温泉卵は結果的にスープの味が薄まってしまい、要らなかったかな…
関西発の二郎インスパイア系総本山…ラーメン荘夢を語れへのアクセスは、最寄り駅の叡山電鉄・一乗寺駅から徒歩5分
関西発の二郎インスパイア系ラーメンの総本山とも言える、一乗寺のラーメン荘夢を語れ。あなたが二郎系ラーメン好きなら、ぜひ一度お店を訪ねてみてください。今や東京、福岡、札幌など全国に勢力を広げているラーメン荘グループ…その原点でラーメンを食べたという記憶は、きっとラーメン好き同士の会話を盛り上げる話題の1つになることでしょう。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ラーメン荘 夢を語れ (ラーメン / 一乗寺駅、修学院駅、茶山・京都芸術大学駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
住所:〒606-8112 京都府京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町48−1
電話番号:075-724-5995
営業時間:17:00-23:00、土曜のみ昼営業12:00-15:00
定休日:日〜火曜日
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:不可(食券制)
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