令和5年7月現在、全国で44店舗あるというラーメン二郎のうち(最新の店舗数はこちらで確認)、北の大地で唯一「二郎」の看板を背負って営業を許されたのが、今回ご紹介するラーメン二郎 札幌店。店主は三田本店や桜台駅前店で修行を積んだ人で、2013年3月31日に札幌駅西口で独立開業。当時「二郎」という食べ物の存在を知らなかった北海道民にその旨さを伝えるべく孤軍奮闘し、その努力が実ってお店は有名ラーメン口コミサイト「ラーメンデータベース」で北海道の通算ランキングトップ3に入るほどの人気店になりました。
そんなラーメン二郎 札幌店には「次に札幌に行くときに必ず行く!」と前から決めていて、令和5年7月のある日にお店に行ってきました。実は今回ここで、かなり想定外の体験をしたんですよ。その想定外の体験とは何だったのか?気になったらこのまま続きをお読みください…
店内ルールはかなり厳しめ…ラーメン二郎 札幌店はこんなお店
僕がラーメン二郎 札幌店に到着したのが、とある土曜日の朝10:15分頃。開店時間から45分前ということで、無事ポールポジションゲットとなりました。ただ、その1〜2分後から少しずつお客さんが集まってきて行列が長くなっていきました。開店時間でどのくらいの行列になったのかはきちんと数えられなかったのですが、軽く20人を超えるくらいの長さにはなっていたんじゃないでしょうか。そんなわけで、待ち時間を短くするためには、ある程度早めに来店して行列に並ぶ方がいいように思います。
食べログによると、ラーメン二郎 札幌店の客席数はカウンターのみで15席。店内は広く清潔感があり、カウンター席の背後にも7〜8人座れる店内待ち用のベンチがありました。二郎を象徴する真っ赤なカウンターの奥では、ちょっと厳つい雰囲気の店主と金髪の女性2人が必要最小限の会話で仕事をしていました。こんな感じのプレッシャーは二郎の「あるある」ですよね。
ただ、このラーメン二郎 札幌店、実際に店内ルールもかなり厳しめなことで知られています。店頭にはこんな注意書きが貼ってあって…
ルールを守れない場合には即退店+入店不可を言い渡されます(注:店頭の自販機で買ったドリンクのみ持ち込み可)。お店のツイッターを見ると、どうやら店頭には防犯カメラが付いていて、退店後の行動も店主にチェックされているようです。なので二郎 札幌店をご利用の際には、くれぐれもマナーを逸脱する行為をしないようにご注意ください。とは言え、基本的な接客態度が厳しいというわけではないので、普通にしていれば全然問題ありませんよ…
ラーメン二郎 札幌店で泣く泣く注文したトッピングなしの「そのまま」、でも実際に食べてみたらあまりにも想定外だった…
今回僕がラーメン二郎 札幌店でいつも通りのラーメンを注文したのですが、今回はいつもとちょっと事情が違ったんですよね。それを説明する前に、まずは画像を共有しましょうか…
普段とどう事情が違うのか?というと、今回僕はコールのときにトッピングなしの「そのまま」を選択したんです(コールのやり方についてはラーメン二郎 京都店の記事を参照)。本当はいつも通り野菜やアブラ、ニンニクを追加して豪快にいきたかったんですが、実はこの日の僕は歯を痛めていて、ランチ後に歯医者の予約を取っていたんです。なので、歯が痛くてガッツリいけないし、人様に歯を診せる前にニンニクなんか食べられないし…ということで、泣く泣く「そのまま」を選択したわけです。いつか二郎で「そのまま」をコールしてみたいとは思っていましたが、まさかこんな形で…
というわけで、実はラーメンに口をつけるまでは少し気分が落ち込んでいたんですよね。でも、この非乳化スープを一口飲んで、あまりに想定外の味に気分の落ち込みが一気に吹き飛びました。二郎 札幌店のスープは他店と比べて圧倒的にまろやかなんです。豚の脂がギトギトに浮きまくっているのに豚の暴力性は感じられず、一方の醤油のカエシも豚骨スープと調和して…まさか二郎系・二郎インスパイア系ラーメンで「調和」という言葉が真っ先に頭に浮かぶとは思いませんでしたよ。このスープ、普通に豚骨醤油ラーメンのスープと考えてもめっちゃいい出来なんです。
これに対する麺は、「これぞまさしく二郎!」という感じのゴワゴワ麺。茹で加減も今までの二郎と比較して硬めかなぁ。体調万全であれば大歓迎!のこの茹で加減、歯が痛かったので今回は食べ切るのがかなりしんどかったですね。極力麺を噛まずに、飲み込むようにして何とか麺を完食しました。麺のボリュームは今まで体験した二郎・インスパイア系の中で比較すると平均的〜ちょい少なめくらいなところでしょうか。普段から食べ慣れている人であれば、「麺少なめ」や「麺半分」などを選択しなくても問題なく食べ切れるんじゃないでしょうか。
歯が痛い時のもう1つの難関・豚(チャーシュー)は、今回たまたまかもしれませんが、二郎としては薄めにカットされていて、インパクトが弱めなのは否めません。でも今回は歯が痛かったので、これはこれで助かりました。十分柔らかくなるまで煮込まれていて、歯が痛い状態の僕でもしっかり食べ切れました。ただ、二郎で豚をガッツリいきたい気分なら、最初から豚増しでオーダーする方が良さそうですね。
さて、ある程度麺を食べすすめて天地返しをすると、丼の底から結構な量の鰹節が出てきました。もしかしたら、こいつが二郎らしからぬまろやかスープの秘訣の1つなのかもしれません。それにしても、スープがとにかく美味すぎて、二郎で禁断の「完まく」しちゃいたい気分にすらなりましたね。今回はやむを得ない事情により泣く泣く「そのまま」を選択したわけですが、結果的に「そのままにしておいて良かったなぁ…ooo」と思えました。
こんな感じのラーメン二郎 札幌店のラーメン、さすがラーメンデータベースのランキング上位に入るだけのことはあるな…という感じです。とにかくまろやか豚骨醤油スープの出来が際立っていて、僕にとってはここが二郎であることを忘れてしまいそうなくらいの衝撃でした。
その他、麺が硬めの茹で加減なのに加えて野菜のシャキシャキ感も際立っていて、天地返し後もクタクタにならずに食べられたので、歯応え重視の人には特におすすめです。今まで二郎系・二郎インスパイア系ラーメンを「まずい」と思っていた人にも、ここのデフォルトラーメンは一度試してもらいたいですね。
ラーメン二郎 札幌店のメニュー例(値段は税込)
- ラーメン 900円
- ミニ(豚1枚) 790円
- 豚増し2枚 200円
- ねぎ生姜 100円
- 生卵 100円
- タマチ(玉ねぎキムチ) 100円
- 玉葱鰹節 100円
運が良ければつけ麺や汁なしも?ラーメン二郎 札幌店へのアクセスは、最寄り駅のJR札幌駅から徒歩6分
そんなラーメン二郎 札幌店では、運が良ければ「つけ麺」や「汁なし」も注文できるようです。公式情報ではないので差し引いて聞いて欲しいのですが、ネット上では「つけ麺は昼限定」「汁なしは平日夜限定」という情報が有力です。僕がお店を訪問した時は両方とも券売機が「売り切れ」になっていて、残念ながらこれらの限定メニューにありつくことができなかったのですが…もしあなたにチャンスがあれば、ぜひこれらの限定メニューを試してみて、その感想を下のコメント欄に書いていってくれたらすっごく嬉しいです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ラーメン二郎 札幌店 (ラーメン / さっぽろ駅(札幌市営)、札幌駅(JR)、北12条駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
住所:〒060-0806 北海道札幌市北区北6条西8丁目8−11
電話番号:非公開
営業時間:11:00-14:00、17:00-20:30(土曜日は11:00-15:00)
定休日:日曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制)
P.S. 札幌で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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