2〜3ヶ月前に始めたばかりのインスタグラムに、next□(ネクストシカク)というアカウントから「いいね!」がついたんですよね。でもネットで調べてみると、そのネクストシカクは当時まだ開店準備中のラーメン屋。この世にまだ存在していないお店なわけです。
「なるほど、世の中の飲食店はこうやってインスタを使っているんだなぁ…」それを見た僕はこう思いました。それを仕掛けているのは鶏soba座銀など多くの人気ブランドを手がける(株)銀の葡萄。そしてこの新店は、鯛白湯ラーメンに定評のある新大阪のまるでさんかくの2号店という位置付け。ならば味は保証されたも同然だし、お店の誘いに乗ってみようじゃないの!という気になって、オープン熱から冷めかけた頃を見計らってお店を訪問してみたのでした…
開店ほやほやの注目店・ネクストシカク、気になる行列の待ち時間は…
難波の道具屋筋で8月1日にオープンしたネクストシカクは、まだ世の中にはあまり浸透していない牡蠣を題材にしたラーメンに挑戦するニュータイプのラーメン店。完全キャッシュレス化の導入や、ラーメン屋とは思えないお洒落な雰囲気の演出など、開店前からいろいろと評判になっていたお店です。
そのネクストシカクに、ある平日のお昼頃に到着。この日は雨で客足が鈍かったのか、予想していたより行列は短くて、僕の前に先客は5人だけ。列に加わる前に、入り口右にある券売機で食券を購入しておきましょう。現金は使えませんが、カードや電子マネーは一通り使えます。
列に戻ってから待ち時間20分くらいでしょうか、店内に案内されました。ただ、時間だけ見ればそれほど待ち時間長くないように思われますが、実際には結構待ったなぁ…という気もします。
というのは、入店前に8人くらい続いてお客さんが店から出ていく時間帯があったんですよね。そういうのを見ると、もうすぐ店に入れるんじゃないかと思うじゃないですか。でも、そこから次のお客さんの案内までに結構な時間を要して、お腹を空かせたお客さんがちょっとイライラしかねない感じがありました。
店内にはカウンター席が6脚と、巨大ディスプレイを囲うように8人分のテーブル席。その席に見合うくらいのスタッフさんも揃っているように思うので、今後の慣れとともに待ち時間が改善されると嬉しいかな…と思います。
牡蠣を題材にしたオリジナルのラーメンが3種類…あなたはどれを選びますか?
さて、それではメニューの紹介へと移りましょう。牡蠣を題材にした、ネクストシカクオリジナルのラーメンは…
- 牡蠣白湯「koeru」(こえる):牡蠣ペースト×豚×鶏のトリプルスープに、スープに負けない強さをもった低加水の平打ち麺
- 牡蠣清湯「ikasu」(いかす):100%牡蠣使用!牡蠣のえぐみをあえて主張した清湯スープに、加水率45%の手もみちぢれ麺
- 牡蠣つけ「asobu」(あそぶ):牡蠣ペーストに豚骨を加えて深さを増したスープに、遊び心のあるオリジナル麺
の3種類。どれを選ぶか大いに迷うところですが、この日の僕は純粋な牡蠣の風味を感じられる牡蠣清湯「ikasu」を選択。目の前の巨大ディスプレイに映し出されるネオジャパネスクな映像(Vegan Ramen UZU KYOTOと同じアート集団・teamLabの作品です)を眺めながら、着丼までのんびりと時間を過ごします…
牡蠣清湯「ikasu」:カキのえぐみを活かした100%牡蠣ラーメン…さて、そのお味はいかに?
着席してから待つこと約5分、注文した牡蠣清湯「ikasu」が着丼となりました…
照明を落とした店内で、ラーメンが置かれる位置に合わせてスポットライトが当たるようになっていて、目の前のラーメンがより輝かしく見えるような演出がされています。
では、スープからいただきます…メニューには「牡蠣のえぐみをあえて主張」とありますが、僕的にはえぐみには感じず「しっかり牡蠣の出汁が出てるな〜」という感じです。かえしに使っている白醤油の塩味と甘味が上品で透明感がある一方、牡蠣のオイルでコクがプラスされていて味が軽いわけでもありません。
これに対する麺は、軽く縮れのついた多加水平打ち麺。表面がつるっとしていて柔らかな食感がある一方、麺自体はそれほど重くないので上品系のスープによく合っています。
トッピングは中央に牡蠣が1粒、加えて豚チャーシューが1枚、えびワンタン2個、刻み玉ねぎ、そして木の芽と穂紫蘇というシソの花。特に穂紫蘇が牡蠣スープに芳香をプラスして、スープの上品さがさらに一段階上がるんですよね。
その上品さに感銘を受ける一方で、「ここまで上品に作るなら、チャーシューやえびワンタンは要らないかも…」とも思いました。そこを削って牡蠣を1粒2粒追加して、牡蠣度をさらに高める方が僕的には好みですね。
鯛、牡蠣と来て、次は…ネクストシカクへのアクセスは、最寄り駅の南海電鉄・なんば駅から徒歩2分
最後にちょっと気になる話を1つ。お店の壁に描かれたこのイラストをご覧ください…
過去(PAST)のまるでさんかくから現在のネクストシカクまで矢印でつながっていて、その先の未来(FUTURE)まで延びていますよね。親会社の(株)銀の葡萄では、もうすでに3番目の店舗の構想に入っているのかもしれません。
鯛、牡蠣と、今のところあまりメジャーじゃない食材をラーメンに取り入れてきたこのブランド、おそらく次も海鮮系の具材をテーマにするのではないか?と思われるのですが、一体何が来るんでしょうね?大阪のラーメンファンなら、そんなことを想像しながら日々を過ごすのも面白いかもしれません。僕の予想は…ここでは秘密ということで。
それでは、お店の詳細です…
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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