インデアンカレーと並んで大阪の甘辛カレーの代表格とされているマドラスカレー。俳優の北村一輝がこのカレーに魅了されて東京の赤坂でお店を開いたのは、カレーファンにとっては有名な話です。
そのマドラスカレー、日本橋本店のすぐ近く・裏難波と呼ばれるエリアにも暖簾分け店を出しています。こちらはその場所柄、吉本芸人御用達のカレーショップになっている模様です…
本店以上に多くのトッピングが楽しめる千日前店のマドラスカレー…吉本芸人を虜にしたカレーのお味はいかに?
なんばグランド花月の裏通りを北に向かって約2分。大型商業施設が立ち並ぶ難波駅周辺とは打って変わって、地元の人しか足を踏み入れないようなディープな雰囲気を残した路地に、マドラス 千日前店は佇むようにして営業しています。
昭和時代から続く喫茶店風の店内にはカウンター席が15脚と4人がけテーブル席が3卓。壁には吉本芸人のサイン色紙がギッシリと並びます。メニューは基本的にマドラスカレーのみ(ご飯の量を並 270g、中 370g、大 500gから選べます)なのですが、日本橋本店以上にトッピングの種類が豊富です。コロッケや唐揚げ、エビフライ…どれも値段は200円前後とお手頃価格。ココイチのカレーのように、複数のトッピングを乗せて食べる楽しみもマドラス 千日前店なら味わえます。
今回僕がオーダーしたのは、マドラスカレー並(お値段 税込650円)のハンバーグトッピング。出てきたカレー皿を見てちょっと意外だったのですが…
インデアンカレーやマドラスカレー本店のような、薄く広げて盛りつけたライス全体にルーをかけるスタイルではありません。特にインデアンカレーでは、カレーの味を一層高めるためにこのスタイルにこだわりを見せていたのですが、この千日前店はそのスタイルを捨ててより大衆的なカレーを目指したということでしょうか。やはりマドラスカレーの支店というより、暖簾分け店という表現の方がピッタリ当てはまる気がします。
30種類のスパイスと4種類のフルーツをベースにしたマドラスカレー…実際食べた感想としては、フルーティーな甘さと遅れてやってくるスパイシーな辛さが、本店の味よりもさらに一段階マイルドになった感じ。本町の人気店・白銀亭のカレーと比較してもマイルドで、大阪の甘辛カレーの中でも非常に食べやすい部類に入ります。
でもさすがにここまで来ると、スパイシーなカレーを求める人にとっては物足りなく感じるかな…もし本格的な甘辛カレーが食べたかったら、千日前店から10分ほどの距離にあるマドラスの本店か、法善寺の近くにあるインデアンカレーの方をおすすめします。
甘辛カレー初心者におすすめ!マドラス 千日前店へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ堺筋線(近鉄奈良線)・日本橋駅から徒歩4分
そんなマドラスカレー 千日前店、甘辛カレーのデビューとしては理想的なお店かもしれません。大阪のディープな雰囲気も一緒に楽しめるので、特に旅行者にとっては一石二鳥のランチスポットとなることでしょう。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
マドラス 千日前店 5点満点中
住所:大阪府大阪市中央区千日前2丁目8-4
電話番号:06-6641-1903
営業時間:11:00-23:00
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制)
大阪メトロ御堂筋線・なんば駅からも徒歩5分程度で行けます。
P.S. 大阪で美味しいカレーをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
コメントを残す