今から10年前の2009年、激辛をテーマに街おこしを始めた自治体がありました…
京都府向日市は、京都市中心部から南西に電車で約15分のところにあるベッドタウン。日本で3番目に狭い市であるこの街が、「激辛の首都」を名乗って激辛メニューを出す飲食店の参加を募りました。
2012年3月には「辛くて旨い」辛旨日本一を決めるKARA-1グランプリを開催するなど、市と飲食店が一致団結して向日市をアピール。その結果、今では市内の激辛商店街に登録されている店舗は70店舗を超え、KARA-1グランプリも毎回数万人を集めるほどのビッグイベントに成長しました。
その10年の激辛街おこしの歴史の中で、絶対に外せないお店が、今回ご紹介する麒麟園。第1回KARA-1グランプリで日本一を獲得した「激辛担々麺」を提供するお店として知られています。
麒麟園|激辛担々麺で向日市をリードする、メニュー充実の老舗中華料理店
1966年創業のこのお店…1階はカウンター5-6席と4人がけのテーブル席、2階は掘りごたつ式の円卓で、お一人様から家族連れ、少人数の宴会にも対応できます。激辛メニューいがいにもラーメンからランチセット、本格広東料理まで幅広く、中華が食べたい時には使い勝手の良いお店です。
では早速、初代KARA-1グランプリで日本一を獲得した激辛担々麺をご紹介しましょう…
特製縮れ麺に赤く染まったスープ、肉味噌にネギ、チンゲンサイ…一番上に千切りの唐辛子はありますが、見た目はいたって普通の担々麺です。辛さが1〜5まで5段階あり(3辛〜5辛は追加料金あり)、過去にはnmb48のメンバーや千鳥のノブさんも、この激辛担々麺にチャレンジしたことがあるようですね。
今回僕は、KARA-1グランプリ優勝時の2辛にチャレンジします。
この担々麺2辛…辛さへの感受性は人それぞれですが、個人的に「うまい!」と思いながら食べられる辛さの限界ギリギリです。スープを一口すすって「これくらいならいけるかな…」と感じていましたが、食べ進めるにつれて口唇はヒリヒリしだすし、涙が出てくるし…
その時点で食べるのを止めればいいのですが、なぜかスープの旨味につられて、水で一息ついてまた食べてしまうんですね。不思議な魅力を持った担々麺です。結局スープも含めて完食。食べ終わってしばらくの間気持ち悪くなり、ちょっと後悔しました。辛いものが得意でない人は、くれぐれも気をつけましょう。
とオチがついたところで…
担々麺以外にも激辛メニューが豊富な麒麟園へは、JR向日町駅から徒歩4分
それでは、お店の詳細です。
阪急京都線をご利用の方は、東向日駅で降りて南へ徒歩6分の距離です。車で行かれる場合は、JR向日町駅周辺にいくつか有料駐車場がありますので、そちらをご利用ください。
最後に、麒麟園の激辛メニューは担々麺以外にも麻婆豆腐(麻婆丼)、担々五目そば、担々鍋(火鍋?)、海老チリと数種類メニューが揃っています。辛いもの好きな方にとっては、何度でも通う理由のある中華料理屋ですね。
P.S. 真夏の暑い日に、ここで冷やし担々麺などいかがですか?
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