明治8年創業、日本で最も古い歴史を持つとされている手造り茶筒屋・開化堂が河原町七条で運営している開化堂カフェ(Kaikado Café)。茶筒屋さんがなぜコーヒーやケーキを提供するカフェを運営しているのかよくわかりませんが、このお店は京都が誇る高級カフェとして広く認知されていて、連日国内外から多くの観光客が集まってきます。
そんな開化堂カフェではどんな贅沢なカフェタイムを過ごせるのか?とある日の午後にお店を訪問して実際に試してみることにしました。高級カフェと聞いて、お店に入るまでは高級ホテルのラウンジのような場所をイメージしていたんですが、実際に店内に入ったらガラッと印象が変わりました…
重厚な建物だけど、店内は意外とカジュアルな雰囲気…開化堂カフェはこんなお店
開化堂カフェは昭和2年に建てられた元・京都市電事務所兼車庫を改装して2016年にオープン。戦前から残存する建物は見た目に年季が感じられ、パッと見ではそこがカフェだとわからない重厚な雰囲気を醸し出しています。僕も目の前を通ったにも関わらずお店の存在に気づかないで素通りしてしまいましたからね…初めてお店に行く時にはスマホに地図などの情報を入れておくといいかもしれません。
でも一旦店内に入ると、その雰囲気はガラッと変わります。昔のままの内観を一部残しつつも、明るい色の木材を多く取り入れて清潔感満点。その上、西側に窓が大きく取られているので、西陽が燦々と店内を照らしてくれます。食べログ情報によると、客席数は全部で31席。中庭にもテラス席がいくつかあって、晴れた日には屋外で清々しいカフェタイムを楽しめそうです。僕のようなぼっち客はもちろん、小さな子供連れでも全然大丈夫じゃないでしょうか。
茶筒をイメージして作られた開化堂カフェの人気メニュー・Kaikadoチーズケーキ、実際に食べてみてどうだった?
今回僕が開化堂カフェで注文したのは、このカフェの人気メニューであるKaikadoチーズケーキ。水出しアイスコーヒーとセットで注文して、気になるお値段は税込で1950円なり…
目の前に運ばれてきたKaikadoチーズケーキと水出しアイスコーヒーはこんな感じ。画像で伝わるかどうかわかりませんが、このチーズケーキ、かなり小さいです。成人男性なら、頑張れば一口で食べられちゃいそうなサイズ。一方の水出しアイスコーヒーも単品で一杯1150円するので、やっぱり値段的には高級カフェなのは間違いありません。
それはさておき、このチーズケーキ、どうやら茶筒の形をイメージして作られたようですね。確かに言われてみれば…って感じです。このチーズケーキは栃木県に本店があるチーズガーデンという人気店で作られた特注品。チーズケーキ部分は舌触りが滑らかで、バランスの取れた酸味と甘味を舌に伝えながらサーッと溶けていくような食感があります。
これに対する水出しアイスコーヒーは、かなり苦味が強いタイプ。ガツンとした苦味に少し遅れて、熟れる前の果物のような酸味がじわ〜っとやってきます。チーズケーキの味をリセットして余りあるくらいの苦味のインパクト。この一杯があるだけで、かなりの時間を過ごせそうな気がします。
以上2品で40分くらい店内でゆっくりしてお会計。確かに値段は高いですが、どちらも高級品として疑いのないクオリティはありますね。特にアイスコーヒーがかなり重厚な味なので、この一杯でかなりの時間をもたせられるのはタイパとして考えればお得です。スタバみたいにガヤガヤしていないし、このコーヒーを片手に読書…なんて使い方は意外とハマるかもしれません。
2階には伝統工芸品が展示されたギャラリーあり…開化堂カフェへのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・七条駅から徒歩6分
そんな開化堂カフェの2階には、開化堂の茶筒をはじめとした伝統工芸品が展示されているギャラリーがあります。この2階ギャラリーもレトロとモダンが融合したような空間になっていて、かなり居心地の良いスペースになっています。せっかくこのカフェに来たのなら、2階を見学せずに帰るのは本当にもったいないですよ。あえて画像は載せませんので、実際にあなた自身の目で確かめてみてくださいな。
それでは、お店の詳細です…
JR京都駅からだと徒歩10分で行けます。
P.S. 京都で居心地の良いカフェをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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