台湾由来のドリンクと言えば、日本ではお茶やタピオカドリンクが有名ですよね。でも、世界的にはコーヒーも結構有名だって知ってました?元々熱帯地方の台湾はコーヒーの栽培に適しているそうで、2012年にUSA Todayが発表した世界の10大珈琲都市に、アジアから唯一台北が選出されたという話もあります。
そんな台湾産コーヒーの中でも、希少価値の高い阿里山で生産される完全オーガニックコーヒーを楽しめるお店が2019年11月京都にオープンしました。京都近辺に住むcoffee loverは要チェックです…
Goodman Roaster Kyoto|台湾・阿里山産の超高級オーガニックコーヒーを飲んでみたら…
そのお店はGoodman Roaster Kyotoと言って、四条烏丸を少しだけ西に向かったところにあります。お店の壁が大きなガラス張りになっていて、外からも見える店内の黒くて大きな焙煎機が目印です。
入口を入って正面奥にカウンターがあり、早速台湾産・阿里山コーヒーを注文します。ただこの阿里山コーヒー、目が飛び出るほど高いです。お菓子(ヴィーガンのお菓子)付きとはいえ、一杯1600円。普通の喫茶店なら同じ値段でコーヒー3〜4杯くらい飲めちゃいます。
こんな値段のコーヒーを出して、よっぽどのコーヒー通か、ただの物好きしかお店に来ないんじゃないか?と心配になっちゃいます(もちろん僕は後者)が、阿里山コーヒー以外はスタバくらいの値段でエスプレッソやラテも売っているので、そこはご安心を(テイクアウトもOKです)。
台湾産・阿里山コーヒー:軽やかで飲みやすく後味スッキリ。ですが、それで終わりではなく…
それでは早速、Goodman Roaster Kyotoが提供する台湾産・阿里山コーヒーをご紹介しましょう…
実はこのコーヒー…通常のコーヒーカップではなくて、台湾茶器で出てくるんです。右の急須にコーヒーが入っていて、中央のお猪口サイズの小盃で飲むのですが、この小盃の奥にもう1つ小さな急須があるの、わかりますか?
この小さな急須の中には、同じく台湾・阿里山産の高山茶葉が入っています。ご主人曰く「まず茶葉の香りを嗅いで、嗅覚をリセットしてからお飲みください」とのこと。花のような質の高い芳香が、ほんのりと急須から漂ってきます。
では、コーヒーを飲んでみましょう…味は酸味が10店満点中4〜5、苦味が0〜1という感じで、ロースト感もそれほど強くなくて比較的さらっとした感じのコーヒーです。すごく軽やかで飲みやすく、後味もスッキリしていて、まさに「ハイソなコーヒー」というイメージにぴったりです。
このコーヒーが小盃で10杯近くはいけるので、量としては通常のコーヒーカップの1.5〜2杯分くらいはあるでしょうか。高級コーヒーのおかわり込みと考えれば、1600円という値段も許容範囲内になるかもしれませんが…やっぱり釈然としない、という人がいてもおかしくありませんね。
でも実は、このコーヒーはこれで終わりではありません。コーヒーを飲み終えた後、最初に香りを嗅いだ阿里山産の高山茶もいただくことができるんです。
高山茶の茶葉がお湯の中で開いて、お茶の中に溶け込んだ香り成分が口の中でぶわ〜っと…さすが台湾産。お茶の香りも半端じゃありません。むしろ、コーヒーよりこっちが本番なんじゃないの?というくらい。
はっきり言うと、僕はコーヒーよりこっちのお茶の方が好きです。こんな上質なお茶が待っているんだったら、僕にとって1600円という値段は全く問題になりませんね。
できれば高山茶も飲めるようにして欲しい…Goodman Roaster Kyotoへのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・烏丸駅から徒歩6分
というわけで、帰り際にご主人に「このお茶はコーヒーと別に提供してくれないんですか?」と聞いてみましたが、残念ながら今のところその予定はないようです。
それはさておき、台湾産の最高級コーヒーと高山茶のセットでお値段1600円…最初は高いと思いましたが、お店でゆっくり過ごす前提ならこの値段も全然ありなんじゃないでしょうか。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. Goodman Roaster Kyotoの近くにある、鶏天食べ放題ランチを提供しているお店がなかなかの人気です…
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