派手さはないけど、いい仕事をしている…そんないかにも京都らしい和食を提供することで人気の「出町ろろろ」というお店が、下鴨神社の近くにあります。数々のフードブログで予約困難な店と紹介されている、ちょっと入店難易度が高いお店なのですが、新型コロナの影響で京都が閑散としている今なら…と淡い期待を持って、とある週末のお昼に事前予約なし当日突撃を試みました…
予約困難な出町ろろろに予約なしで突撃!今回運良く入店できたけど…
開店時間の5分前にお店の前に到着すると、先客はマダム2人組のみで3番手確保。これなら入店楽勝かと思いきや、事態はそんなに甘くありませんでした。
結論を言うと、僕はラッキーにも入店できました。でも、僕の後にやってきた飛び込み客はみんな撃沈して帰る羽目になっていました。
その大きな理由は、接客から配膳、会計までをお店のご主人がほぼ1人でやっていること。お客さんの回転はすごくゆっくりです。
店内の客席はカウンター6席にテーブル席2卓。今は新型コロナ中は席数を減らしているので、maxで10人程度しか入店できません。そのうち多くの人が予約して来るとなると、予約なしで入れる可能性はグッと下がってしまうのです。
何はともあれ、無事に入店できた僕はお茶を飲んで一息ついて、飛び込み客が唯一注文できるランチメニュー「お昼のろろろ弁当」を注文するのでした…
出町ろろろのフードメニュー(値段は税込)
- お昼のろろろ弁当 1320円
- お昼のミニ会席 2100円(前日までに要予約)
- 夜の会席料理
3品の会席 1650円
5品の会席 2750円
7品の会席 3850円
9品の会席 4950円
お昼のろろろ弁当:京都・大原産の新鮮な野菜を使ったおばんざい各種…とっても身体に優しいヘルシーランチ
それでは、出町ろろろの定番ランチメニュー「お昼のろろろ弁当」をご紹介しましょう。画像はこちら…
このように、お昼のろろろ弁当は京都・大原産の新鮮な野菜を使ったおばんざい8種がのった1段目と、ご飯や味噌汁などの2段目がセットで出てくる2段構成です。
ちなみにこの日のメニューは、1段目左上から…
- 干しエビの出汁が地味に効いている「ほうれん草干し海老浸し」
- 昆布の出汁がしっかり染み込んだ「壬生菜昆布漬け」
- 煮干し風味で甘めの味付けの「大根煮干し煮」
- ほんのり醤油味の「畑菜じゃこ浸し」
- にんじんの自然な甘味が活かされた「人参海苔煮」
- 口の中でねっとり納豆を感じる「白菜絹納豆掛け」
- 口の中での胡麻の風味と梅の酸味の共演が楽しい「ゴマトーフ梅掛け」
- 生姜がピリッと効いた「九条ねぎしょうが和え」
つづいて2段目左から…
- セロリが香る「おみそ汁」
- シャキッと粒が立った「土鍋で炊いたごはん」
- 衣が香ばしくサクサク感が気持ち良い「早春のかきあげ」
- ふわっと柔らかく口の中でとろける「出し巻山椒あんかけ」
というラインナップ。薄味のものもあればしっかり目の味付けのものもあり、いろいろと味の変化を楽しめるおばんざい8種に、次々と箸先がのびていきます。一方で刺激が少なく、完全ベジタリアンではないものの野菜中心のメニューは身体への負担もなく、食べ進めても疲れたりお腹がもたれたりすることがありません。
出町ろろろの土鍋ご飯はおかわりOK。 そして嬉しいことに、1杯目からおこげがついてきます。これはおこげファンにはたまりませんね。米の1粒1粒がキリッと立って、噛むともちもち食感で、京都の老舗米専門店・八代目儀兵衛の土鍋ご飯に負けず劣らずです。炊飯器では決して出せないお米の味がここにあります。
男性にとってはボリューム的に物足りない感はありますが、女性客に大人気なのはよくわかります。平日昼に時間が取れる近隣のマダムにとっては、格好のランチ場所になること請け合いです。
新型コロナ禍でも事前予約がベター…出町ろろろへのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・出町柳駅から徒歩6分
現在新型コロナで席数を減らしての営業ということもあり、席の競争率はかなり高いので、出町ろろろで食事を考えている場合は早めに予約しておく方がいいでしょう。ただ、特に営業時間中は電話が繋がらないことも多いようなので、根気よく電話をかける必要がありそうです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
京都駅方面から市バスを利用する場合は、205番系統北大路バスターミナル行きで河原町今出川バス停下車が便利です。
P.S. 京都で美味しい和食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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