よく覚えていないのですが、雑誌か何かでパッピンスなる食べ物があることを知った僕は、そのパッピンスが食べられるお店として紹介されていた古民家カフェ・cafeことだま(カフェことだま)のことをマークしていたんです。で、先日橿原で用事があったのを機に、そこから少し足を伸ばしてお店のある明日香村まで行ってきました。
その後ネットで調べて「パッピンス=韓国風かき氷」というくらいの予備知識は仕入れたんですが、実際食べてみたら日本のかき氷とどう違うんでしょうね?楽しみにしながら明日香村行きのバスに乗り込んだのですが…
行列に並ぶ必要はないけれど…cafeことだまのカフェタイム利用ルールとおすすめの待ち時間の過ごし方
そのパッピンスをcafeことだまで食べられるのは14時からになっているので、行列を考えて1時間前の13時頃に到着するようにお店に向かいました。Googleマップを頼りに予定通りの時間にお店に着いたのですが、かなりの人気店と聞いた割に店頭に行列ができてなかったのには驚き、そしてその日の幸運に喜びましたね。
でも、その喜びはぬか喜びに終わりました。というのは、店内のレジのところに記名帳があって、14時からのカフェ利用者だけですでに20組近い先客が名前を書いていたからです…
Rettyによると、cafeことだまの客席数は1階席、2階席合わせて全部で43席あるらしいのですが、その席数がほぼ埋まるくらいの数の先客がいたわけです。しかも、開店時のように全席空席の状態からスタートではなく、その前に飲食しているお客さんとの入れ替え待ち…「こりゃ、まいったなぁ…」と思いましたね。喫茶タイムが始まってから、さらに追加で1時間くらいの待ち時間を覚悟しました(結局、この日の入店時間は14:30頃でした)。
というわけで、もしあなたが今後cafeことだまのパッピンスを狙うことがあれば、午前中にお店に来て記名帳に名前を書いておくのがいいんじゃないでしょうか。待ち時間の過ごし方については、それほど心配することはありません。店内にあるスイーツや工芸品を展示・販売しているギャラリー・TE・HI・TOを眺めたり、歴史を感じる古民家が立ち並ぶ周辺のエリアを探索したりで、結構簡単に時間を潰せます。
僕はせっかくの機会なので、お店から徒歩10分ほどのところにある日本最初の厄除け霊場・岡寺(龍蓋寺)まで行ってきました(参拝料 大人1人400円)。岡寺もしっかり廻ると1時間くらいは軽く潰せるくらいの見所があり、今回は全部廻れずにちょっと残念でした。午前中から遊びに来て、岡寺をじっくり参拝した後のパッピンス…というのもおすすめです。僕が岡寺に行ったときにはちょうど大和三大観音 あぢさゐ回廊というイベントをやっていて、至る所に咲いている紫陽花に向かって多くの参拝客がスマホやカメラを向けていましたよ…
グレープフルーツパッピンス:cafeことだまで初めて食べた韓国風かき氷、日本のものとどこが違う?
それでは、今回僕がcafeことだまで注文したグレープフルーツパッピンス(お値段 税込1400円)をご紹介しましょう。入店してから待つこと約20分、目の前に運ばれてきたパッピンスは…
こんな感じ。一面に敷き詰められた真っ赤なグレープフルーツの果肉…やっぱり赤色は写真映えがいいですね。この日はもう1つ、プレミアムメロンパッピンス(お値段 税込1650円)というのもあったんですが、映え力なら間違いなくこちらに軍配が上がります(オソラカフェのフルーツトーストの時もそうでしたが、やっぱり緑色って見ていて気持ちが昂らないんですよね)。
では早速、そのグレープフルーツからいただきましょう…普通のグレープフルーツより甘味がしっかり、かつ苦味が少ないのですが、やっぱり酸味は強いですね。これぞグレープフルーツって感じです。果肉は瑞々しくて、中から果汁がドバドバ!種がなくて薄皮もきれいに取り除いてくれているので食べやすいのですが、油断して一口でいってしまうと酸味の強さにしばらくしかめっ面になってしまいます。
このグレープフルーツの下に潜んでいるのはミルク風味のかき氷。ちょっと甘味がついているのですが、練乳をそのままかけて食べるのような強い甘みではなく、ミルクの風味に少し甘味を乗せた…というような感じ。シャリシャリの氷にシロップをかける日本のかき氷とは違って、デフォルトでかき氷全体にミルク風味が行き渡った状態で出てきます。食べる前にシロップをなじませる手間を省けるので、僕のようなせっかちな食いしん坊には向いている食べ物なのかもしれません。
このパッピンスをグレープフルーツの果肉や、頂上にトッピングされたマンゴーやバニラアイスクリームと一緒に食べ進めていきます。こんなにたっぷり果物を使ったかき氷、もしかしたら、果物の使用量だけなら同じ奈良県に本拠地のあるフルーツパーラー・堀内果実園のかき氷よりも上かもしれません。お祭りや縁日の出店でかき氷を食べていた世代にとっては異次元のお値段ですが、これだけ果物をたくさん乗っけてくれるならかき氷で1500円超えも僕は納得です。
このかき氷を中盤まで食べ進めたところで、氷の中から小豆やゼリーなどが出てきました。韓国語でパッピンスの「ピンス」がかき氷、「パッ」が小豆を意味するようなので、これで無事タイトル回収ですな。でも小豆の量はほんの少しだし、かき氷全体の中での存在感は小さめですね。氷の上に大量の果肉が乗っているので、小豆と氷をぐちゃぐちゃにかき混ぜるのも難しそうですし…
そんなわけで、韓国の人のように中身をかき混ぜることなく普通に最後まで食べ終えたのですが、食後感が日本のかき氷と大きく違うのは想定外で驚きでした。このパッピンス、結構お腹の負担になるんですよ。
後になって振り返ると、日本のかき氷は氷の隙間に空気が入ってエアリーですが、cafeことだまのパッピンスは器の中にかき氷を詰め込んだ感じで出てきたんです。なので、見た目以上に氷の量があると考える方が無難で、完食するとかなりお腹が冷えてしまいます。このパッピンスに関しては…
可能性があるので、そこは注意が必要でしょうね。
カフェことだまのその他の喫茶メニュー(値段は税込)
- いちごのシフォンケーキ 550円
- 抹茶のバスクチーズケーキ 550円
- 生チョコガトーショコラ 550円
- レインボーチーズケーキ 550円
- 珈琲屋ならまちのブレンド ホット500円、アイス550円
- 伊勢の和紅茶 ホット500円、アイス550円
- 嘉兵衛の倭紅茶 550円
ランチ利用なら事前予約がおすすめ…cafeことだまへのアクセスは、近鉄橿原線・橿原神宮前駅から奈良交通バス明日香周遊バス飛鳥駅行きバスで岡寺前バス停下車、徒歩1分
そんなcafeことだまは、開店時間から14時まではランチ営業をしています。でも、ランチで提供しているフードメニューは…
この「ことだまランチプレート」のみ(お値段 税込1700円)。2週間に一度メニューの変更があって、僕がお店を訪れた6月下旬のメニューはこんな感じでした。
ことだまランチプレートは数量限定のようなので、cafeことだまでランチすることが決定的なら事前予約がおすすめです。開店時間と11:30入店の場合に限り、席とランチを一緒に予約できるようなので、そのスケジュールで動ける時はぜひ活用してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 奈良県でおしゃれなカフェをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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