令和6年現在、東京・神奈川を中心に全部で18店舗展開している人気ラーメン店・AFURIの中で、1店舗だけ他の店とは違った個性のあるお店があります。そのお店は新宿サブナード内にあるAFURI辛紅。店名の通り、唐辛子色で染まった真っ赤なラーメンをメインに扱っていて、ラーメン好きのみならず激辛ファンの注目も集めているお店です。
そんなAFURI辛紅ではどんな尖ったラーメンを食べられるのか、実際に試してみるために東京滞在中の夜にお店のある新宿サブナードに向かいました。以前AFURI恵比寿で食べたあっさり上品系の柚子塩ラーメンとも比べてみようと、JR新宿駅東口から地下道を通ってお店に向かって歩いて行くと…
キャッシュレス推進のお店だけど、現金も使えて安心…AFURI辛紅はこんなお店
AFURI辛紅は、東西に延びる新宿サブナードの西の端、西武新宿駅からすぐの場所にお店を構えています。この日の僕がAFURI辛紅に到着したのが夜7:30時頃だったのですが、店頭では5人の先客が入店待ちをしていました。今回たまたまだったのかもしれませんが、その5人の先客はみんな外国人旅行客でしたね。店内にいるお客さんも、どちらかというと日本人より外国人の方が多い印象でした。
さて、入店待ちをしている間に、店頭に備え付けてある券売機で食券を購入しましょう。最新のタッチパネル式券売機。クレジットカードを含めてあらゆる支払い方法を受け付けてくれます。加えて、ラーメンのカスタマイズもかなり選択肢が幅広くて、好みでいろいろ調節できるのがいいですね。
まずはメインのラーメン or つけ麺・和えそばを1つ選択します。今回僕が注文したのは、お店の看板メニューである柚子辛紅らーめん。以後、この柚子辛紅らーめんを例にとって注文方法を説明していきますね。
柚子辛紅らーめんを指定したら、辛さの設定を行います。ここには全部で9段階のオプションが提示されているのですが、実はこれよりはるかに辛い「辛さ28丁目」という激辛オプションも…
辛さを設定したら、メインのトッピングであるチャーシューをぷるとろ or 鶏チャーシューのどちらかから選択できます。今回僕はおすすめの「ぷるとろ」を選択しましたが、贅沢に「どっちも」にしても良かったかもしれません。
そして麺のカスタマイズですが、柚子辛紅らーめんでは麺にも山椒が入っているんです。スープだけじゃなく、麺にも刺激成分が入っているとは…一筋縄では行かなそうですね。でも、刺激のないこんにゃく細麺も選択できるので、辛いものに自信がない時でも大丈夫。
最後にお好みでトッピングを追加してお会計。AFURI全体としてキャッシュレス推進の方針で、支店の中には完全キャッシュレス決済にしているお店もあるんですよね。ただこのAFURI辛紅の券売機は現金も受け付けてくれるので、その点はご安心を…
ただ辛いだけじゃない!AFURI辛紅の看板メニュー・柚子辛紅らーめん、実際食べてみてどうだった?
それでは、今回僕がAFURI辛紅で注文した、看板メニューの柚子辛紅らーめんをご紹介しましょう。食券を店員さんに渡してから待つこと10分超、目の前に着丼となった柚子辛紅らーめんはこんな感じで…
期待通り、スープが真っ赤っ赤です。このスープの中に相当な辛さを秘めていることが見た目からひしひしと伝わってきます。ちなみに、今回僕は全部で9段階ある辛さのちょうど中間「4丁目」でオーダーしています。つまり、このラーメンがAFURI辛紅における辛さの基準値となるわけですな…
それでは、この真っ赤に染まったスープからいってみましょうか…ちょっと予想外でした。確かに辛いのは辛いんですが、それ以上に酸味が強いです。このスープには高知県産の生搾り柚子果汁がたっぷり入っているようで、香りだけじゃなく酸味の方でも柚子まみれな感じです。その一方で辛さの方もなかなかで、数種類の唐辛子粉や香味辣油、特製辛味噌などで構成された辛さは、設定上は中辛程度とは言えあっという間に額に汗をかくほどの刺激的な辛さ。このスープのベースにはAFURI自慢の鶏清湯スープを使っているようなのですが、酸味と辛味のインパクトが強くて鶏清湯スープの旨味を味わう余裕がありません。でも、辛くて酸っぱい中にもどことなく惹きつけられて次の一口を飲みたくなるところがあるので、そこはさすがAFURIのラーメンって感じがします。
一方、これに対する麺にも山椒が練り込まれているんですよね(山椒細麺)。物理的には日本そばのような角の立ったストレートな細麺なのですが、こいつを口に入れると舌がヒリヒリと…山椒の清涼感ある香りもいいんですが、スープの辛さの上に山椒の刺激も加わったらもうお腹いっぱい!って感じ。一応辛さレベル4丁目がお店のおすすめになっているんですが、自信がない人はずっと下のレベルから試してみるほうがいいと思います。
さて、これだけ刺激物いっぱいのラーメンの中で、オアシス的な存在のぷるとろチャーシュー。名前通りプルプルとろとろなのはもちろん、中まで醤油だれがしっかり染み込んでいて、いい意味でおそらくあなたのご想像通りの味。チャーシューとして普通によくできているだけじゃなく、刺激だらけの丼の中で口の中に癒しを与えてくれます。できれば普通のラーメンでもこのチャーシューを食べてみたいなぁ…
こんな感じのAFURI辛紅の看板メニュー・柚子辛紅らーめん、想像通りめちゃくちゃ刺激的な一杯でしたが、ただ辛い酸っぱいだけじゃなくクセになって次を食べたくなるようにまとまっているのがさすがだなぁ…と感じました。僕は辛党ではないので頻繁に食べに来ることはないと思いますが、また上京してきた時に食べてもいいかなと思います。ちょっと身体に喝を入れたい時にはピッタリなラーメンだと思います。あと、寒い冬の夜に一杯食べて、身体をホカホカに温めて帰宅するのもいいかもしれませんね。
ちゃんと辛くないラーメンもメニューにあります…AFURI辛紅へのアクセスは、最寄り駅の西武新宿線・西武新宿駅から徒歩1分
こんな感じのAFURI辛紅ですが、辛くないラーメンもちゃんと用意されています。柚子辛紅らーめんから辛味要素を全て取り除き、柚子の香りが効いた鶏清湯スープを楽しめる柚子白醤油ラーメン(お値段 税込1290円)。スープだけでなく麺も山椒を抜いた全粒粉入り極細麺に変更できるので、辛いものが全然食べられない人でも安心してAFURIのラーメンを楽しむことができます。ちなみに、この柚子白醤油ラーメンはAFURI 恵比寿を含む他の店舗のメニューには載ってないんです。なので、辛いラーメン抜きにしてここでしか食べられないラーメンを食べに行く…というのも全然ありだと思います。
それでは、お店の詳細です…
AFURI辛紅 5点満点中
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目2−2 新宿サブナードビル B1F
電話番号:03-6384-2467
営業時間:10:30-22:00
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(PayPayや電子マネー、交通系ICにも対応)
JR新宿駅東口からだと徒歩3分で行けます。
P.S. 東京で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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