世の中にはまだまだ男性的なイメージのあるラーメン店が多い中、東京には特に若い女性に大人気のAFURI(あふり)というラーメン店があります。神奈川県の丹沢山系阿夫利山の麓にあるZUND-BARを総本店とし、新宿、原宿、六本木など首都圏を中心に国内16店舗、さらにアメリカやポーランド、シンガポールなど海外にも10店舗も抱える、日本が誇る国際的なラーメングループの1つです。
それらAFURIの各店舗の中で、AFURIブームの火付け役となったフラッグシップ的なお店が恵比寿にあるAFURI 恵比寿。その大人気店でどんなラーメンを食べさせてくれるのか?興味深くお店を訪問してみると…
カフェのようなお洒落な空間にカウンター席が18脚…完全キャッシュレス化のため現金払い不可
ある日曜日の開店時間を狙ってお店を訪問したところ、この日はたまたまだったのか、開店前の行列はゼロ。待ち時間なくあっさり入店となりました。緊急事態宣言も明けた週末なのに、正直ちょっと拍子抜け。まあ、恵比寿には他にも美味しい飲食店が数えきれないほどあるので、お客さんが分散してしまっているのかもしれません。
間口の狭い入り口を入ると、店内のスペースは奥に細長く、右側の調理場に沿ってカウンター席が18脚あります。ラーメン屋ではありますが、店内の雰囲気はとても明るく、「カフェのよう」と表現されるのもよくわかりますね。
そして入り口すぐ左手には券売機があり、ここで食券を購入してから奥に入ります。AFURIの券売機は全店で完全キャッシュレス化されていて、クレジットカードや各種電子マネーには一通り対応できますが、現金払いだけはできません。間違って現金だけ持って来店しないように注意が必要です。
メニューの選択肢も多いが難易度も高め…AFURI 恵比寿のラーメン注文方法を解説
さて、AFURI 恵比寿で食べられるメニューは結構たくさんあります。例えば…
- 柚子塩らーめん 1080円
- 柚子醤油らーめん 1080円
- 柚子辣湯麺 1280円
- 大葉香る梅塩そば 1080円
- 柚子露つけ麺 並1280円
- 甘露つけ麺 並1180円
- 柚子辛露つけ麺 並1480円
これ以外のラーメン・つけ麺、そしてご飯物を含めると15種類以上あるんじゃないかな…これらに加えて、麺の種類を「全粒粉入り小麦麺」「真空手揉み麺」「蒟蒻麺」の3種類から選べ、スープに加える鶏油の量も2種類のオプションがあります。ラーメンやつけ麺のカスタマイズだけで何十通りとあるわけですから、これだけでAFURIに何度でも通える理由ができてしまいますよね。
ただ、選択肢が多い分、注文もちょっと複雑です。慣れると戸惑うことはないと思いますが、初めてAFURIを訪れる人のために、簡単にですが注文方法を順番に説明していきますね。
1.タッチパネルをタップして、食べたいメニューを選ぶ
「阿夫利」と書かれたホーム画面をタップすると、ラーメンの種類を選ぶ画面が出てきます。ここで食べたいメニューを選択して、次に進みます。
2.スープの濃度を決める
続いて、スープの濃度を決定します。スープの濃度は鶏油の量で選択し、出汁感を感じたいときは「淡麗」、コクを感じたいときは鶏油増量の「まろ味」を選択します。
3.チャーシューの種類を選ぶ
AFURIでは豚チャーシューと鶏チャーシューの2種類のチャーシューを用意していて、お好みでどちらかを選択することができます。お好みの方を選択して、次へ進みます。
4.麺の種類を選ぶ
ラーメン・つけ麺に使う麺の種類を…
- 全粒粉入り小麦麺
- 真空手揉み麺
- 蒟蒻麺
の3種類から選びます。これでラーメンのカスタマイズは終了です。
5.会計方法を選ぶ
最後にお会計。クレジットカードあるいは電子マネーから、お好みの会計方法を選んで決済します。終了後に食券が発行されるので、それをカウンター越しにスタッフさんに渡して注文終了です。
柚子塩らーめん:多くの女性を虜にしたAFURIのフラッグシップメニュー、そのお味は…
今回僕が注文したのは、AFURIのフラッグシップメニューである柚子塩らーめん(お値段 税込1080円)。カスタマイズは全てデフォルトで、スープ淡麗、豚チャーシュー、全粒粉入り小麦麺です…
中央に日の丸を模したように半熟卵と、そこを中心としてY字型に配置された海苔、水菜、炙りチャーシュー…シンプルですが、ビジュアル的にもキレイなラーメンですね。
では、早速スープからいただきます…一言で表現するならば、「これぞ柚子塩ラーメン!」。とにかく柚子の香りが半端ない…よそのラーメンのように単なる香りづけではなく、ゆずがスープ全体に溶け込んでいる感じ。香りだけでなく、爽やかな酸味もスープにしっかりと表れていて、それとバランスを取るように絶妙な濃度の塩加減と上品な出汁感…こりゃあ、女性に人気なのわかりますわ。
一方、これに対する麺の方は…極細麺なのにすごいコシ。全粒粉入りなので歯切れも良く、スルスルと喉元を過ぎていき、そこでも柚子の香りを残していきます。あくまでラーメンではありますが、すだちそばを食べているような感覚に近いです。
スープや麺とは対照的に、この炙りチャーシューは丼の中で唯一ワイルドな存在。直前に炙ってくれているので香ばしく、肉厚でジューシーなので食べ応えも満点。柚子塩らーめんをただ上品なだけで終わらせないところもニクいですね。上品さとワイルドさの間でもうまくバランスが取れています。
デフォルトの状態でお値段千円超えは少し高いと思いますが、その値段を払って食べる価値はそれ以上にありますね。首都圏にお住まい、あるいは勤務先がある方にとっては、AFURIのラーメンは必食レベルだと思います。
首都圏以外にお住まいの方は通販やふるさと納税で!AFURI 恵比寿へのアクセスは、最寄り駅のJR山手線・恵比寿駅から徒歩3分
もしあなたが首都圏から離れた地域にお住まいでも、AFURIの柚子塩らーめんはAmazonや楽天の通販で購入できるのでご安心ください。口コミを見ていると、お取り寄せでも満足度は相当高いようです。さらに、ふるさと納税でもお取り寄せができるので、ラーメン好きなら試さない理由がありませんよね。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
柚子醤油らーめんの通販もありますよ…
P.S. 東京で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
P.P.S. AFURIで長年総料理長を務めた人が独立して、京都で新しくラーメン屋を始めました…
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