東京都立川市にある町中華・四つ角飯店…西東京エリアでも有数の行列店として知られているこのお店の噂を2〜3年前に聞きつけて、「チャンスがあれば…」とずっと狙っていたお店。なんでも、このお店のメニューにある豚の角煮がとんでもなくデカ盛りらしいです。豚の角煮のデカ盛り…肉食系の人なら話を聞くだけでよだれタラタラものじゃないですか?
というわけで、令和6年夏の上京の時に合わせて四つ角飯店へ行くことを心に誓ったのですが、実は6月に火事になってその後しばらく臨時休業になってしまいました。幸い、火災自体はあまり大ごとにはならなかったようですが…何はともあれ、無事営業再開できてよかったです。その噂のデカ盛り版豚の角煮がどんな感じか気になったあなた、このまま続けて記事をお読みください…
アイドルタイムでも入店30分待ちという手強さ…四つ角飯店の混雑具合や待ち時間の対策について説明します
今回ご紹介する四つ角飯店は、JR立川駅北口前の昭和記念公園通りを西に向かって少し歩いたところにお店を構えています。実はこのお店、創業は昭和2年と古く、もうすぐ創業100周年を迎えるという老舗中の老舗。かつては店名通り「四つ角」にお店を構えていたらしいのですが、2014年10月に今の場所に移転してきて今に至ります。ここまで歴史の長い町中華というのは、僕の食べ歩き歴の中でも片手で数えてお釣りが来るほどじゃないでしょうか。
さて、僕がその四つ角飯店に到着したのがとある土曜日の午後4時頃。ランチとしてもディナーとしてもめっちゃ微妙な時間帯ではありましたが、この時間帯でも5組の先客が入店待ちをしていたのには正直驚きました。この時点から入店までの待ち時間は約30分。アイドルタイムでこの状態…このお店、なかなか手強いですな。
一つ救いがあるとすれば、店内で発行してくれる整理券にはQRコードがついていて、LINEを使っている人であれば順番が近づいてきたら呼び出しの通知が届くようになっています。これがあれば、混雑時もじっと行列に並んで待つ必要はありません。待ち時間を有効活用できるようになっていいですよね。ただ、呼び出しが会ってから30分経っても戻ってこない場合にはキャンセル扱いになってしまうので、その点はご注意を。
ちなみに、四つ角飯店の店内にはテーブル席のみで客席が全部で26席ありました。週末だったせいもあると思いますが、この時のお客さんは食事だけじゃなくてお酒も一緒に楽しんでいる人が多かった印象です。特に週末はその分も待ち時間にカウントしておく方がいいかもしれません。そんなわけでお客さんの回転率はそれほど良くなさそうなので、特に遠方から訪れる時は時間にゆとりをもって訪店することを強くおすすめします。
600gを超える豚肉の塊はまさにエアーズロック級…四つ角飯店の名物・角煮定食の破壊力が凄すぎた
それでは、この日の僕が四つ角飯店で注文したお店の名物・角煮定食(お値段 税込1900円)をご紹介しましょう。豚の角煮定食でお値段1900円に驚くかもしれませんが、この角煮定食、とにかく破壊力満点との噂なんですよね。その噂が関西にまで届くくらいですから、きっと半端ないものが出てくるんでしょうな。
そんな少なからぬ期待を抱きながら待つこと約15分、目の前に運ばれてきた角煮定食はこんな感じで…
噂に偽りなしのものすごい大きさの豚肉の塊が出てきました。お皿の上にドカンと鎮座する様はまさにエアーズロック級のビジュアル。この豚の角煮、重量にして600g以上あるらしいです。普通その辺のお店の定食で豚の角煮を注文したら、出てくるのはこれの¼〜1/5くらいの大きさじゃないかなぁ…これだけ大きな豚の角煮を食べられるなら、一人前1900円という値段はむしろ神コスパと言ってもいいんじゃないでしょうか?
この巨大な肉塊ですが、箸を入れると普通に切れるくらいに柔らかく煮込まれています。なので、そのまま箸で肉を切り分けていっても全然問題ないのですが、お好みでナイフとフォークも出してくれるので必要なら店員さんにお声がけください。もう、こんなの豚の角煮というよりステーキじゃん…って感じです。
で、この角煮には黒酢ベースの甘酸っぱいタレがかかっていて、その黒酢の効果で脂身もそれほどしつこく感じずに最後までペロリと食べ切ることができます。あんかけダレと脂身が融合して口の中でとろっとろに溶けていって、タレに軽く効かせてある八角の香りがふわっと鼻に抜けていく感じ。一緒に添えられたプルプルのキクラゲや、シャキシャキの青梗菜との食感の違いも楽しみながら最後まで一気に完食。いやいや、たったの1900円でここまで食べさせてくれるのであれば、そりゃあ人気になりますよ。
最後に1つ付け加えると、仮にこの巨大な豚の角煮を食べきれなくても、別途容器代はかかりますが残りをお持ち帰りすることができます。なので、少食で自信がない方でも女性でも、四つ角飯店の角煮定食にぜひ一度チャレンジしてみてください。強いて注意点をあげるとすれば、脂身の割合が少なめの肉を使ってあるものの、全体としてそれなりの脂身の量があるので、全部食べ切るとおそらく摂取カロリーが半端ないことになってしまうくらいじゃないかなぁ…でも、そんなのは後で運動して消費すればいいし、「後でダイエット頑張ろう!」って気には確実にさせてくれると思いますよ。
【おまけ】今回のおまけは、こちらの四つ角飯店の名物の1つである餃子(お値段 税込450円)。上の画像で伝わりますかね?中に餡がぎっしり詰まっていて、皮がはち切れそうなくらいになってます。実際1つ1つのサイズは他のお店よりも大きめに作られていて、同じ価格帯の餃子歩兵の餃子と比べると倍以上のボリューム感を感じます。
中の餡は豚肉:野菜が2:1くらいの割合かな。でも豚肉のミンチが細かめになっているのと、脂身が少ない部分を使われているので、肉の旨味はしっかりありながらもあっさり目の味付けになっています。で、口の中で皮を破った瞬間から、香ばしいニンニクの香りが鼻に向かってふわり…なるほど、確かにこれはビールと一緒に食べたくなりますなぁ。
四つ角飯店のその他の定食メニュー例(値段は税込)
- 角煮黒酢酢豚定食(限定20食) 1750円
- 海老のチリソース 1300円
- 焼肉定食 1250円
- 四つ角式 回鍋肉定食 1200円
- 油淋鶏定食(限定10食) 1200円
- 麻婆豆腐定食 950円
- レバニラ炒め定食 950円
注:定食メニューはすべてライス、スープ、おしんこ付き。ご飯の大盛りはプラス180円(税込)で対応。
毎月餃子の半額デーあり!四つ角飯店へのアクセスは、最寄り駅のJR中央線・立川駅から徒歩
そんな四つ角飯店では、毎月餃子の半額デーを開催しています。餃子の半額デーは毎月5日、15日、25日の3日間、水餃子の半額デーは毎週水曜日となっていて、大人1人につき2人前まで(小学生以下は1人前まで)半額が適用されます。四つ角飯店では餃子にもかなりのボリュームがありますから、餃子2人前もあれば白ごはんをつけて十分お腹いっぱいになれますよ。餃子半額デーにお店に行けるチャンスがあれば、ぜひ訪店を狙ってみてくださいな。
それでは、お店の詳細です…
四つ角飯店 5点満点中
住所:〒190-0012 東京都立川市曙町1丁目16−5
電話番号:042-522-3668
営業時間:11:30-21:00
定休日:不定休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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