うな富士|創業25年で名店の仲間入り!激戦区・名古屋のミシュラン獲得店

By 大堀 僚介

全国的なうなぎ激戦区・名古屋。ひつまぶし発祥の地として有名なこの地には、熱田神宮近くのあつた蓬莱軒のような創業100年を超える伝統店も珍しくありません。

そんうなぎな激戦区において、たったの25年で名店の仲間入りを果たし、テレビ番組や食べ歩きブログでも紹介多数、アンジャッシュ渡部や米倉涼子も大絶賛、挙句の果てにミシュランのビブグルマンに掲載されるまでに急成長した鰻屋があります。そこは…

うな富士|創業25年で名店の仲間入り…激戦区・名古屋で際立った存在感を放つミシュラン獲得のうなぎ専門店

JR名古屋駅から少し離れた鶴舞というエリアにある炭火 うな富士というお店。創業者がうなぎの飼料メーカーで働きながら独学でうなぎのタレを研究し、1995年に満を辞して創業。メーカー時代に培ってきた養鰻場との独自のコネクションを使って全収穫量の2割程度しかない良質な青うなぎを仕入れ、絶妙の焼き加減であっという間に地元の人の心をつかみ、創業からたったの25年でミシュランのビブグルマンに掲載されるほどのお店に成長してしまいました。

気になるうな富士の待ち時間は?開店前は何時から並べばいいでしょう…

そんなうな富士さん、開店と同時に入店するには、何時くらいから並ぶのがいいでしょう?事前に並び方をネットリサーチすると、特に土日は開店の1時間以上前から並び始めるのだそうな。京都が誇るうどんの名店・山元麺蔵に匹敵するくらいの人気店。これは心してかからねば…と気を引き締めて、土曜日の朝早起きして新幹線で名古屋へ向かったのですが…

うな富士開店前

どうやらちょっと気合を入れすぎたようです。お店に着いたのは開店2時間前の午前9時。行列どころか、お店の前にはだ〜れもいません。ガラガラです。

でも大丈夫。うな富士の隣に朝7時からやっている喫茶店ボロンがあり、ここでコーヒーを飲みながらお客さん動向を探ることができます。窓際の席に陣取って一休みしつつ、お客さんが集まってきたら店を出て列に加わればいいのです。

喫茶店ボロンのコーヒー

開店30分前になって最初のお客さんが来店。この日はたまたまでしょうか、予想よりお客さんの出足はゆっくりです。さてボチボチ並ぼうか…と思ってボロンでお会計を済ませて外に出ると、お客さんが一気に増えて予想外の列後方に。さすが人気店、油断なりません。この後の15分でテント内の24席は満席となってしまいました。

店内には2人がけテーブル席が4卓、4人がけテーブル席が4卓の合計24席。外のテント内の24席は店内の客席数に対応していて、あなたが店に着いたときにテント席がお客さんで埋まっていたら、あなたはそこから最低一巡は入店できないことを意味します。

とは言え、ずっとテント前に張り付いていなければいけないわけではありません。お店の人が着いた順番に記名帳をつけてくれるので、順番待ちリストに加えてもらった後はボロンでゆっくりしたり、ちょっと散歩や買い物に出かけるのもOKです。

貴重な天然うなぎも予約すれば食べられます…うな富士の豊富なメニューはお持ち帰りも可能

さて、ここらでメニュー紹介へと参りましょう。お品書きにはご飯ものから一品料理まで結構種類がありますが、その中で注目すべきは肝入りのうなぎ丼・ひつまぶし。うな富士に来たらまずこれ!という必食メニューですが、丼やおひつ一杯で7尾分の肝が乗るので、さすがに数量限定品です。そんなわけで、「せっかくうなぎ専門店に来たからには、肝までじっくり味わいたい!」という方には、早めの時間の来店をおすすめします。

さらにメニューを眺めると、「天然うなぎ 時価(要予約)」という記載にも目を奪われます。ただでさえ高いうな富士のメニュー、一体どのくらいの金額になるのだろう?と怖ろしく感じながらも興味深々。これとは別に、新メニュー「天の青うなぎ」という天然に近い養殖うなぎが1尾12,000円とのことですので、それを超える金額になることはほぼ間違いありません…

うな富士のメニュー例(値段は税別)

  • うなぎ丼 3500円
  • 肝入りうなぎ丼(限定) 4100円
  • ひつまぶし 4400円
  • 肝入りひつまぶし(限定) 5600円
  • 長焼膳・白焼膳 4400円
  • 天然うなぎ 時価(要予約)
  • うざく 1200円
  • うまき 1200円

ちなみにこれらのメニュー、テイクアウトにも対応しています。若干値段も安くなるようですし、お持ち帰りでうなぎを楽しむのもおすすめです。

うな富士のお持ち帰り弁当(値段は税別)

  • うなぎ丼 (梅)2565円、(竹)3130円、(松)3695円
  • 肝入りうなぎ丼(限定) 3167円
  • ひつまぶし 3954円
  • 肝入りひつまぶし(限定) 5158円
  • 上ひつまぶし 5649円
  • 肝入り上ひつまぶし(限定) 6852円
  • 長焼・白焼 3500円
  • 特うなぎ長焼(限定) 5695円
  • 吸物 297円

肝入りひつまぶし:プリプリの肝とパリパリふっくらのうなぎの身…うな富士で迷ったらまずはこれ!の必食メニュー

それでは、うな富士の看板メニューの1つである「肝入りひつまぶし」をご紹介しましょう…

うな富士の肝入りひつまぶし

おひつの右下にある黒いものにご注目ください。これが肝入りひつまぶしで7尾分も使われているうなぎの肝。近くで見ると「こんなに大きかったっけ?」と思うくらい、今まで食べてきた肝より大きいです。この肝のサイズからも、うな富士で使われているうなぎの質がよく分かります。

うな富士の肝入りひつまぶしうな肝

では、実食!ひつまぶしの一般的な食べ方に従って、中身を4等分してまずはそのままの状態でいただきます。真ん中の伏せてある茶碗が温められていて、ご飯が冷めないための細かい気配りも伝わってきますね…

うな富士の肝入りひつまぶし1杯目

もう、素晴らしすぎます。うなぎの身の表面が薄くパリッと焼けていて、中はふっくら、そして皮は香ばしく脂がしっかり乗っていて…関東の蒸し焼きとは違う「地焼き」で焼かれているだけに、焼き方次第で上質なうなぎの味を台無しにしてしまうこともありますが、この焼き方は僭越ながら「完璧!」と言ってもいいのではないでしょうか。

そして、うなぎの持っている味を引き出す秘伝のタレ。甘さと辛さのバランスが絶妙で、しつこさも物足りなさも一切感じさせず次々と食欲をそそります。プリプリでほろ苦い肝をはさみながら食べると、食べ飽きるどころかいくらでも食べられそうな気になってきます。

続いて2杯目、薬味を添えて…

うな富士の肝入りひつまぶし2杯目

う〜ん、たまりません。刻みネギと大葉を加えるだけで、タレのもつ甘味がぐんと引き立ちます。大葉の香りもうなぎの香ばしさとマッチして…なんで1枚しかないの?と思ってしまいます。

そして3倍目、お茶漬け風にして…

うな富士の肝入りひつまぶし3杯目

2杯目とは一転、薄めの出汁にタレが溶け込んで、あっさりサラサラといただけるお茶漬けバージョン。出汁の中でうなぎの身がちょっとしんなりするのですが、それでも表面のパリッとした焼き上がりが取れないのが素晴らしいです。

そして最後の4杯目。今回本当に迷ったのですが…

うな富士の肝入りひつまぶし4杯目

2杯目の薬味つきがやっぱり美味い…大葉の追加はもらえませんでしたが、ネギが加わっただけでも十分甘味が引き立ちます。

通常のひつまぶしも十分魅力的ですが、せっかくうな富士に来たのならちょっと奮発して肝入りにしてはいかがでしょう。肝の持つちょっとした苦味がアクセントになって、うなぎとタレの美味さがさらに引き立ちますよ。

ちなみに、食事を終えて店の外に出た時には、テントはこんな感じになってました…

うな富士の行列

喫茶店ボロンをはさんでうな富士の2軒隣はバリアフリースペース「縁〜ゆかり〜」

そんなうな富士さんですが、喫茶ボロンをはさんで2軒隣にバリアフリースペース「縁〜ゆかり〜」もオープンしています。基本的に予約制で、車椅子の方をはじめ身体に障害をもっている方でも安心して利用できる設備が整っているとのこと。

うな富士縁

こういうお店、もっともっと増えるべきですよね。どんな人でも普通に食事を楽しめる世の中であってほしいものです。総席数15席、8名以上で貸し切りも可能みたいですので、子供連れや家族親戚の集まりなどでスペースを借り切って、個室感覚でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

このためだけに名古屋に来てもいいかも…うな富士へのアクセスは、最寄り駅のJR中央本線(名古屋市営地下鉄・鶴舞線)・鶴舞駅から徒歩11分

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

うな富士

炭焼 うな富士 [star rate=”5.0″]
住所:愛知県名古屋市昭和区白金1丁目1-4
電話番号:052-881-0067(平日昼夜のみ電話予約可)
営業時間:ランチ 11:00-14:00、ディナー 17:00-20:00
定休日:毎週水曜日、第1・第3火曜日
駐車場:あり(店から100m離れたガソリンスタンド横に21台分)
クレジットカード払い:可

地下鉄名城線・東別院駅からも徒歩12分とほぼ同距離です。

これは助かる!うな富士の味を楽しめるお店が他にも…

名古屋の食通たちの間で知らない人はいない名店・うな富士。実は、うな富士とまったく同じ味を楽しめるうなぎ屋さんが、名古屋と東京にあるのです。本店の混雑ぶりに敷居が高く感じたら、本店より通いやすいこれらの店に行くのも賢い選択でしょう。

まずは2018年1月に地下鉄東山線・伏見駅そばの御園座タワー内でオープンした、うな富士初の暖簾分け店「鰻う おか冨士」。東区の清月や三重の喜多川など、うな富士で修行したお弟子さんの店は他にもあれど、本店とまったく同じ鰻とタレを使っているのは名古屋ではここだけ。名古屋駅からも近くて、本店と比較して席数も多いので、あまり名古屋でゆっくりできない場合にはこちらがおすすめです。

そして東京近郊にお住まいの方、もう名古屋に来る必要はありません。来たる2020年6月下旬、JR高架下の有楽町-新橋間に開業する「日比谷OKUROJI」に、うな富士初の支店・炭焼 うな富士 有楽町店が出店します。開店前の今からでも凄まじい行列が予想されますね。チャンスがあったら、ぜひ一度試してみてください。

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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