つばめグリルと言えば、かの有名なホイル包みハンバーグを開発したお店として有名です。1930年に銀座で創業した老舗洋食店で、現在は品川に本店を移し、関連店舗のつばめキッチンなども合わせると、現在東京23区内や横浜、川崎など首都圏で20店舗以上も運営してます。
その原動力となった大ヒット商品・つばめ風ハンブルグステーキが開発されたのは、今から50年近く前になる1974年のことでした。その歴史あるホイル包みハンバーグを堪能すべく、とある週末のランチタイムにつばめグリルの本店である品川駅前店に向かっのですが…
週末のランチタイムはさすがの混雑ぶり…でも整理券システムで待ち時間も安心
僕がつばめグリル 品川駅前店に到着したのは午後1時頃。さすがに週末のランチタイムなので、店内は家族連れを中心に多くのお客さんでごった返しの状態でした。お店は1階から3階までで200席近くの客席を有する大型レストランなのですが、そのお店が満席の上、1階フロアから2階へ続くらせん階段に向かって「何人いるの?」というくらいのお客さんが席に案内されるのを待っています。
入店早々、待ち時間に不安を感じるような光景を見せつけられましたが、実は整理券システムでしっかりと順番を管理されているので、ずっと行列に並んで待つような無駄な時間を過ごす必要がありません。
画面によると、この時点で僕の前には15組のお客さんが待っているようですね。人数にすると優に30人を超えるくらいの人が待っているわけですが、大型店舗な分空席ができるのも比較的早いので、正味の待ち時間は15分ほどで済みました。
つばめ風ハンブルグステーキ:京都の老舗洋食店・グリルキャピタル東洋亭もマネをした大人気メニュー、その元祖のお味はいかに?
それでは早速、つばめグリルの看板メニュー・つばめ風ハンブルグステーキ(ライス等別、お値段 1650円+税)をご紹介しましょう。このように膨れたアルミホイルに包まれた状態でやってきて…
アルミホイルを破ると、このようにビーフシチューのかかったふっくらハンバーグが顔を出します。
このホイル包みハンバーグ、京都の老舗洋食店・グリルキャピタル東洋亭がつばめグリルに使用許可をもらいに来たという逸話があります。そのおかげで、京都や大阪でもホイル包みハンバーグを食べることができて、僕も何回か東洋亭のハンバーグを食べた経験があります。
というわけで、そのグリルキャピタル東洋亭のホイル包みハンバーグと比較をする形で、つばめ風ハンブルグステーキを実食レビューしていきましょう。
ハンバーグをナイフで割ってみると、断面はこんな感じ。見た目はすごく似ていますが、つばめグリルのハンバーグは目の細かいひき肉を使っていて、東洋亭のハンバーグよりきめが細かい印象があります。肉汁が溢れてくるタイプのハンバーグではなく、赤身の部分だけで作られたしっかり系のハンバーグですね。肉そのものはあっさりしていて、小さな子供や歯が弱い人でも食べやすいハンバーグになっています。
その一方で、ソースとなっているビーフシチューの量は東洋亭より明らかに少ないですね。ホイルを破った時には、すでに一部でシチューが焦げてしまってましたから…なので、残念ながらハンバーグとは別にビーフシチューも楽しむ、という食べ方はできませんでした。
ハンバーグにかかったビーフシチューソースは、本当にオーソドックスというか、子供の頃に食べた懐かしい味ですね。フォンドボーの旨味が効いていて苦味が一切ない、みんなが好きなタイプのビーフシチュー。これをスプーンにすくって、ご飯やベイクドポテトにかけて食べたかったなぁ…
こんな感じで、見た目は似ていても中身は違うつばめグリルと東洋亭のハンバーグ、僕のように食べ比べをするのも面白いと思いますよ。東京の方は関西で、京都・大阪の方は東京で、機会があれば一度お互いのハンバーグの食べ比べをしてみてください。
つばめグリル 品川駅前店のその他のハンバーグメニュー(値段は税別)
- 和風ハンブルグステーキ 1270円
- ジャーマンハンブルグステーキ 1400円
- トルネードハンブルグステーキ 1470円
サロマ産牡蠣のオーブン焼き:つばめグリルの期間限定メニューがボリュームありすぎてヤバかった
ハンバーグとは別にもう1品、つばめグリルの期間限定メニュー・サロマ産牡蠣のオーブン焼き(お値段 1000円+税)もご紹介しましょう。もう、これがめちゃめちゃお得で…
こんな感じで、殻付きの大きな牡蠣が10個も出てくるんです。これでたったの1000円(税別)って、すごくないですか?
自分で殻を開けなければいけないところは正直面倒ですが、食べる前のエンタメとしてその作業を残しておいてくれるのもある意味ありがたいですよね。テーブルには殻の開け方がメニューと一緒に置いてあるので、殻付き牡蠣が初めての人でも安心です。
殻を開けると、中には大粒の牡蠣がゴロっと…オーブン焼きなので牡蠣のジュースが少し蒸発してしまっている感じがありますが、生牡蠣に香ばしさが加わった牡蠣と貝の中のジュース、そこにお好みで加えるレモン汁の組み合わせは、もう控えめに言っても最高すぎます。
牡蠣が好きな人なら絶対にハマる牡蠣のオーブン焼き、あなたも牡蠣好きならぜひ提供期間中に行ってみてください。真っ昼間から白ワイン片手に牡蠣三昧という、夢のような時間を激安で過ごすことができますよ。
テイクアウトしたい時には品川駅構内のつばめグリルDELIで!つばめグリル 品川駅前店へのアクセスは、最寄り駅のJR山手線(京浜急行線)・品川駅から徒歩3分
そんなつばめグリルですが、JR品川駅構内でテイクアウト専門のつばめグリルDELI(デリ)という関連店舗も運営しています。お店のメニューを見ると、今回ご紹介したつばめ風ハンブルグステーキのお持ち帰り版もあるようです。
お店で食べたいけれど、混んでるからなぁ…と心配ならば、テイクアウトで人気メニューを楽しむのもありですね。また、4名以上のグループ客であればディナータイムに予約できるようなので、特に小さな子供連れの場合は予約をしてから来店するのがおすすめです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
つばめグリル 品川駅前店 (ハンバーグ / 品川駅、北品川駅、高輪台駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒108-0074 東京都港区高輪4丁目10−26
電話番号:03-3441-0121
営業時間:11:00-22:00
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可
P.S. 東京で美味しい洋食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す