詳しくは覚えていないのですが、何かのメディアで弟子屈ラーメンが特集されていたのを見て以来、ずっと気になる存在だったんですよね。でも弟子屈ラーメンの総本店があるのは、釧路から60km以上も離れた弟子屈町というところ。摩周湖や屈斜路湖といった観光名所に行こうとでも思わないと、行くこと自体にとても高いハードルがある場所なんです。
そんな弟子屈ラーメンですが、幸い今は北海道を代表するラーメン店の1つにも挙げられ、札幌市内や新千歳空港内でも食べられるようになりました。僕は割と本店巡りが好きなのですが、とりあえず札幌市内のお店で弟子屈ラーメンの味を感じてみようと思い、すすきのにある札幌ラーメン横丁店に足を運んだのでした…
さて、お店のある元祖さっぽろラーメン横丁は札幌味噌ラーメン発祥の地で、現在も味噌ラーメンにこだわりのあるお店が16店舗も出店している、札幌味噌ラーメンの聖地とも言える場所。そこにお店を構える弟子屈ラーメンももちろん味噌ラーメンを提供していますが、今回の僕のターゲットは味噌ラーメンではなく、弟子屈ラーメンのメニューの中でも一番人気の魚介しぼり醤油(お値段 税込850円)。味噌ラーメンはまた別の機会ということで…
昔ながらの飲み屋街風情のお店にはカウンター席が6脚のみ。ご主人がたった1人ですべてを賄っている、本当に小さなお店です。注文するためには入り口右手の券売機で食券を購入するのですが、後で聞いたら電子マネーにも対応しているそうな。現金持たなくてもラーメンが食べられるって、ホントにありがたいですよね…
魚介しぼり醤油:他所では味わえない味の弟子屈ラーメンの一番人気メニュー、ちょっと気になったのは…
それでは早速、弟子屈ラーメンの一番人気メニュー・魚介しぼり醤油をご紹介しましょう。画像はこちら…
黒光りしたスープに泡が立っていて、丼から独特の雰囲気を醸し出す魚介しぼり醤油。早速どんな味がするのか、スープをすすってみると…
まずは魚介の香りがふわっと来て、それにまろやかな醤油と豚骨の風味が続きます。一般のお店の3倍もの豚骨を使っているそうですが、豚骨の臭みなどは一切なく、豚骨の旨みを保ったまま魚介出汁や醤油と良いバランスを保てています。
一部では「濃厚」と表現される魚介しぼり醤油のスープですが、僕の印象としてはしょうゆ味がそれほど濃厚ということはなく、むしろスープについたとろみも含めて、全てのものを包み込むような優しさを感じますね。基本的には豚骨醤油ラーメンなのですが、一般的な豚骨醤油とは一味違いますね。例えば京都で食べる豚骨醤油ラーメンと比べると、豚骨の旨味が強化されていて、醤油はキレよりもまろやかさで勝負!という感じですかね…
これに対する麺は、100%北海道産小麦で作った中太ちぢれ麺。とろみのついたスープとしっかり絡み、コシも十分で豚骨に負けない存在感があります。
魚介しぼり醤油についてくるチャーシューは、どちらかというと豚ロースステーキに近い印象。このようなチャーシューを出すお店は、個人的には初めてです。口の中でほぐれるとろとろチャーシューとは対極的な、肉がぎゅっと締まった食べ応えのあるチャーシューになっています。
このように、他店にはない味の独創的な魚介しぼり醤油、評判になるのはわかる気がします。ラーメンファンなら、北海道で一度は食べておくほうが良い一杯でしょう。
札幌随一の繁華街すすきのにあるので行きやすい!弟子屈ラーメン札幌ラーメン横丁店へのアクセスは、最寄り駅の札幌市営地下鉄南北線・すすきの駅から徒歩1分
今回ご紹介した札幌ラーメン横丁店、北海道随一の繁華街・すすきのにあるので札幌観光中に気軽に立ち寄ることができます。新型コロナの影響がなければ夜遅くまで営業しているので、すすきので騒いだ後の〆の一杯にいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
弟子屈ラーメン 札幌ラーメン横丁店 (ラーメン / すすきの駅(市営)、すすきの駅(市電)、豊水すすきの駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西3丁目 元祖さっぽろラーメン横丁
電話番号:011-532-0007
営業時間:月〜木 10:00-26:00(金・土は27:00、日・祝は23:00まで)
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(電子マネーには対応)
札幌市営地下鉄東豊線・豊水すすきの駅からも徒歩2分の距離です。
P.S. 味噌ラーメンもありますよ…
P.P.S. 札幌で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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