大阪にあるラーメン激戦区の1つ・天神橋筋六丁目エリアにストライク軒という店名のラーメン屋があります。平成25年に創業して今年で13年目と、それほど長い歴史があるわけではないのですが、現在までに食べログのラーメンWEST百名店を7回も受賞しているというとんでもない業績をあげているお店。もはや大阪ラーメン業界におけるレジェンドの1店舗と言ってもいいかもしれません。
そんな大阪を代表するお店のラーメンを試してみたくなって、とある平日のランチタイムに天六にあるお店を訪問しました。実はこのお店、なかなか個性的なところがあって…
店名から始まって、あらゆるものが野球絡み…ストライク軒はこんなお店
僕がストライク軒に到着したのは開店時間から30分経過した11:30頃だったのですが、この時は店頭に行列なく、そのまま店内に入るとお客さんがゼロの状態でした。かなりの有名店なのに、すごく意外でしたね。まあ、この日は僕に続いてお客さんが続々と集まってきて、店内に10席ある客席はすぐに満席になってしまったので、決して人気に翳りが出てきているというわけではないと思いますが…ただ、見ているとこの時のお客さんはビジネスマンや若者ではなく、家族連れや地元の人が中心という感じでした。なので、すぐ近くにある行列店の総大醤のようなお店とはターゲットにしているお客さんの層から違うのかもしれません。
さて、このストライク軒はオーナーが野球好きならびに甲子園に強い思い入れのある方ということがあり、店内のあらゆるものが野球絡みになっています。店名のストライク軒もそうですし、メニューにつけた名前もストレートにシンカー…僕、こういうお店、好きですね。でも、どうせなら第3のメニュー「つけそば」にも何か変化球の名前をつけてくれればいいのになぁ…
狙うは直球ど真ん中?ストライク軒の看板メニュー・ストレート、実際食べてみてどうだった?
それでは、この日の僕がストライク軒で注文した、お店の看板メニュー・ストレート(お値段 税込950円)をご紹介しましょう。注文してから待つこと約5分、目の前に運ばれてきたラーメンは…
こんな感じで、見た目は正統派の中華そばって感じですね。メニュー名が「ストレート」なだけあって、狙うは直球ど真ん中!って感じでしょうか?
まずはスープを一口…煮干しの出汁がすごく良く効いたスープですね。一方で醤油のカエシは控えめになっていて、その分煮干し出汁のインパクトが強いスープになっています。でも、決して薄味なのではありません。出汁がしっかり出ているので、中華そばのスープとして全然物足りなさは感じません。こういう出汁で食べさせる中華そばって、よくありそうでなかなかないんですよね…
一方、これに対する麺は、東京にある三河屋製麺製の中細ストレート麺。表面はツルッとしていて、やや硬めの茹で加減の麺を噛むと程よい弾力を感じます。実はストライク軒では、ストレートには三河屋製麺製の麺、シンカーには麺屋棣鄂製の麺と、ラーメンによって製麺所レベルで麺を替えているらしいです。そんな豆知識をもって2つのラーメンの食べ比べをするのも面白そうですよね。
そして中華そばの花形トッピング・チャーシューは、追加トッピングなしの状態で2枚も入ってました。すごくオーソドックスなロース肉チャーシューですが、ラーメン自体が正統派中華そばって感じなので、最近の凝ったチャーシューよりもこっちの方が断然合ってます。
こんな感じのストライク軒の看板メニュー・ストレート、一言でまとめると「出汁の味でしっかり食べさせてくれる中華そば」って感じでした。もうちょっとボリューム欲しいなぁ…と思うところはありますが、それを差し引いても十分に満足感が得られるいっぱいだと思います。最近流行りのラーメンもいいですが、こういう正統派の中華そばも選択肢として残しておいてくれないと困りますよね。その意味では、天六で中華そばを食べたくなった時には、かなりの有力候補なんじゃないでしょうか。
すぐ近くにオーナーの創作料理が食べられる居酒屋もあり…ストライク軒へのアクセスは、最寄り駅のOsakaMetro堺筋線・天神橋筋六丁目駅から徒歩1分
そんな天六の人気ラーメン店・ストライク軒には、オーナーの創作料理が食べられる居酒屋・天六マッシュアップという姉妹店があります。こちらも予約必須の人気店で、芸能人も度々利用するお店になっています。午後の3時から営業しているので昼飲みも可能。ここで飲んだ後の〆でストライク軒でラーメン…なんて使い方も面白そうですね。
それでは、お店の詳細です…
ストライク軒 5点満点中
住所:〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋5丁目8−8
電話番号:06-6352-0633
営業時間:11:00-22:30
定休日:第3月曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制)
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