令和5年9月現在全国に44店舗(最新の店舗数はこちらで確認を…)あるラーメン二郎の中で、汁なしを初めて提供したお店として知られているのがラーメン二郎 横浜関内店。三田本店や鶴見店(閉店)で修行した店主が2004年にオープンしたお店で、今や全国44店舗の二郎系列店舗の中でも、常にランキング上位に名を連ねる人気店として名を馳せています。
そんな有名店が開発した元祖・二郎系汁なしはどんな味がするのか?一度試してみたくなって、とある平日のお昼過ぎにお店を訪問。長蛇の行列と相応の待ち時間を覚悟しながらお店に向かったのですが…
二郎系ラーメン初心者にも優しそう…ラーメン二郎 横浜関内店はこんなお店
僕がラーメン二郎 横浜関内店に到着したのが、ランチタイム後半に差し掛かった午後1:15頃だったのですが、僕の当初の予想に反して店頭で入店待ちをしているお客さんはたった5人しかいなかったんですよね。「おっ、ラッキー!」と心躍りましたね。僕、「下手したら神田神保町店のように1時間以上待ちになるんじゃないか…」と覚悟してましたから。しかも、この日は最後尾に並んでから入店まで待ち時間たったの5分!「今日はなんといい日なんだ…」と神様に感謝しましたね。
入り口左手にある券売機で食券を購入して店内へ入店。客席スペースはかなり手狭で、席数はカウンター席のみで12脚。食事中のお客さんの背後を通り過ぎるのも一苦労で、通常サイズのビジネスリュック1つを持ち歩くだけでも、注意を払ってないとお客さんにゴツンとぶつかってしまいます。なので、可能であれば手ぶらで訪店するのがいいですね。キャリーバッグくらいの大きさの荷物になると、小さいものでもお店に持ち込むのはかなり厳しいと思います。
さて、お店の奥側にある席に座って観察していると、この日がたまたまだったのかもしれませんが、今まであまり経験がないほどお客さんの回転が早かったんですよね。驚きました。みんな無言でラーメンをすすって、食べ終わったらすぐに備え付けの台布巾でテーブルを拭いてササッと外に出て行きます。デカ盛りの二郎系ラーメンなのに、みんな食べるの早いこと早いこと…そんなみなさんのおかげで最小限の待ち時間で二郎にありつけるわけで、ホント感謝、感謝です。
一方で、厨房の中で働いている若い店員さん3人もチャキチャキと頑張ってましたね。接客や言葉遣いも柔らかくて、二郎のイメージとして一般的な「怖さ」は全く感じません。もしかしたらこのラーメン二郎 横浜関内店、二郎系ラーメン初心者のデビューにはうってつけのお店かもしれません。まあ、訪問前に全店共通ルールの「コールのやり方」くらいは予習しておく方がいいとは思いますけどね(コールについてはラーメン二郎 京都店の記事で解説しています)…
ラーメン二郎 横浜関内店で元祖・二郎系汁なしを食す。さて、そのお味はいかに?
それでは、今回僕がラーメン二郎 横浜関内店で注文した元祖・二郎系汁なしをご紹介しましょう。画像はこちら…
今回二郎系汁なしデビューということで、コールは「そのまま」にしています。丼の手前側には厚さ1cmほどのチャーシュー「豚」が全部で5枚。奥側に野菜とフライドオニオンがトッピングされていて、中央に卵黄が1つポトリ…
今まで食べてきた二郎系・二郎インスパイア系の中で比較すると、野菜の量は結構少なめでしょうか。そのせいか、横から丼を見るとこんな感じで、パッと見のインパクトは少し弱めです。
さて、この汁なしをどうやって食べようか…と30秒ほど考えた結果、今回はチャーシューからいただくことにしました。もう、この画像を見てわかりますよね?お肉、とろっとろです。この豚の柔らかさ、過去に食べてきた二郎系の中でもダントツです。口の中でほろほろとほぐれ、タレの味と一緒になった豚の旨みが舌の上にじんわりと広がっていきます。でも、意外と脂身が少なくてペロリといけちゃうんですよね…これ。まさに「神豚」!こんなチャーシューが出てくるなら、チャーシューが8枚出てくる「小ぶたダブル」にすればよかった…と少し後悔。
続いて丼の脇から麺を引っ張り出すと、こちらは二郎系ではおなじみの平打ち麺。でも他店と比べると若干細めな印象です。どちらかというと硬めの茹で加減でワシワシ系、麺の上に黒胡椒が振られているので、そのまま麺をすすると香ばしくスパイシーです。麺量は小ラーメンで250gと二郎系の中では少なめの設定ですが、実際食べてみると意外と多かったな…食後の感覚で言えば、ラーメン二郎 八王子野猿街道2で食べたつけ麺よりも胃袋に貯まる感じがありました。
最後にこの麺と混ぜ合わせるタレは…このように軽く乳化したような色をしていて、豚の旨味はガツンとしていながら醤油のカエシともうまく調和した「これぞ二郎!」って感じの味。でもそれに加えて、今まで二郎で経験したことのないような、ふわっとした甘味もあるんですよね…その甘さの効果で、全体的には二郎らしからぬ優しさを感じるタレになってます。
こんな感じの元祖・二郎系汁なしを、途中で天地返しを発動しながらワシワシと完食。デフォルトで振られた黒胡椒でちょびっとだけワイルドになったけど、二郎の味を外さずに食べられるラーメン二郎 横浜関内店の汁なし、二郎系ラーメンがお好きなら一度は食べておく方がいいんじゃないでしょうか?ホント、おすすめです。
ちなみに、この横浜関内店で修行された店主のお店(湘南藤沢店・亀戸店)でも汁なし二郎を食べられるようです。お店の近くに立ち寄ることがあったら、ぜひ一度試してみてください。
ラーメン二郎 横浜関内店のメニュー一覧(値段は税込)
- 小ラーメン(豚2枚) 830円
- 小ぶた(豚5枚) 980円
- 小ぶたダブル(豚8枚) 1130円
- ネギ 100円
- 味つけ玉子 100円
- ニラキムチ 100円
- 粉チーズ 100円
注:大ラーメンは小ラーメンから50円増し、汁なしはラーメン代から100円増しでたべられます。
訪店前にはお店のXアカウント(旧ツイッター)やインスタグラムを要チェック!ラーメン二郎 横浜関内店へのアクセスは、最寄り駅の横浜市営地下鉄ブルーライン・伊勢佐木長者町駅から徒歩3分
そんなラーメン二郎 横浜関内店では、X(旧ツイッター)またはインスタグラムアカウント限定のトッピングも提供しているようです…
早速僕もお店のSNSをのぞいてみたのですが、今のところはあまり頻繁には更新されてないようですね…まあ、確かに限定トッピングの案内は出ていたので、お店に向かう前にインスタか旧Twitterのアカウントをチェックしておくと、お得な情報が得られるかもしれません。もしあなたも今後お店に行くことがあれば、訪問前にお店のSNSアカウントをチェックしてみてはいかがでしょうか。コールの時に「アレ」と言えば、ラーメンに限定トッピングを追加してくれますよ。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ラーメン二郎 横浜関内店 (ラーメン / 伊勢佐木長者町駅、関内駅、日ノ出町駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
住所:〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町6丁目94−94 オムニビル
電話番号:非公開
営業時間:11:00-14:30、17:00-21:00
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットーカード払い:不可(食券制)
JR根岸線・関内駅からだと徒歩7分で行けます。
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